2024/09/06 17:57:30(金)●●
2024/06/10 09:15:17(月)●●
資本主義経済では、「成長論」に対しての、こだわりが大きい、ともすると、何かの「劣等感==コンプレックス」のようだ。何故、このような、こだわりが有るのか?市場規模、売り上げ、利益、いずれにも「成長」が期待され、それが止まると「終わりなのか?」「潰れるのか?」「投資が無駄になる?」「資本の引き上げ」「撤退」「経営者はクビ」と、毎度、お決まりの評価となる。何かの基礎理論に基づく、形骸化した論理でもあるようだ。あるいは「過去の苦々しい経験」とか?いずれにせよ、企業は、成長が止まったからといって、直ちに潰れる訳では無い。一定の売り上げと利益があるうちは、大丈夫だ。しかし、やっと貯めた貯金を、はたいて買った株がどうなるのか?素人の蓄財家や、不労所得が欲しい人生引退組には、気になる状況だ。何が、いけないのか?結論としては「企業の成長が止まるというのは、その市場と需要の飽和を表している」という考えだ。次に来るのは「熾烈な競争と利益の低下」で、やがては「経済不況」「人員整理」「競争に負け倒産」の憂き目であろう。自由性が強い、資本主義経済では、需要=市場規模が膨らむうちは、超一流製品でなくても「売れる、儲かる」のだ。しかし、それが飽和すると、今度は「製品やサービスの選別の時代」となる。コストーパフォーマンスが厳しく吟味され、低品質ー高価格の商品は、次々と消えていく、たとえ、高品質であっても消費者が理解出来無い売り方だと、運命は同じである。このことに気付くと、少なくとも太平洋戦争後の日本の企業の盛衰は、ほとんど、このパタンではないか?まずは、乗り切るためには、この状況をよく理解し、企業規模に応じた対策が必要だ。
「強気の需要予測で、次々投資、次々採用で、当てが外れる」
このパタンは、余りにも多い。こうなると、その会社は「投資が回収できない」「高額の人件費が利益を圧迫」と、よくある状況だ。最悪「経営者は夜逃げ倒産」「残った社員が催促に追われる」「記者会見で、揃って頭を下げてオシマイ」となる訳である。昨今では、やられた投資家は「金返せ!」「AIの方がマシ」「提灯NEWSが悪い!」となるであろう。このような事態にならないためには、次のような検討となる。
需要予測は正しいか?リスクを勘案し、投資を控えるべきではないか?「正確な需要予測」これが出来れば「誰も苦労しない」となるのであるが、経営者としての見通しは、それぞれであろう。自分や会社の能力で、予測を保障しなければならない。強気の者は過剰投資となり、弱気なら「儲けを逃がす」ことになる。「やはり強気と学歴」「いや経験」「やはりAI」と、お決まり対応で済むだろうか?著者の考えでは「勤勉と経験」である。学歴より、実務能力と経験 が尊いのである。いくら最新の理論と頭の良さでも、業界や製品ごとのローカルでマイナーな「常識?」は、よく知らない人が多い。これは厳然としたもので、よほど親身な上役ぐらいしか教えてくれない。このローカルな常識に、すぐに気が付く才能があるとすれば、大変な事だ。そのような者が恵まれた経営環境に居れば、スグにでも儲かるであろう。しかし、現実は厳しい、熾烈な競争の中で、利害敵対社に、そのような至極の経験を、惜しみなく伝える、という人物は、ほとんどいない。失敗する経営者の周りには、業界NEWSとか経験本でも「無い」であろう。ほとんどの賢い経営者は、1年以内には気が付く、しかし「それでは遅い」という事は、よくあるのだ。大企業で「業界の一部しか見ていない」人では、当然、危うい。その企業の中では、エリートでも、その外に出て小会社の経営者となれば「常識が違う」のだ。今まで、学歴も無い者が、だまって、してくれていた事が出来無いのだ。このことは、強烈である。何故、大会社を、やめる前に気が付かないのか?それは、現在の企業社会では、仕方が無い事なのだ。このような状況を熟知している政府筋やコンサルタントは、皆、自分が経験してもいない「業界の常識やノウハウ」を、何とか、かき集めて、自分たちが応援する新米経営者へ、伝授しようとする。その涙ぐましい努力は、まさしく涙が出るほどだ。大きな書店で経営本を見てみると、何と!多いことか!成功者はもちろん、失敗者まで、その自伝を書いている。どれを読めば、成功への最短経路なのか?それが、やはり迷路となるジレンマ。仕方が無いのだ。
では、どうすれば良いのか?
著者の経験では、成功する経営者は「好きな事をしている」「意欲を持ち、続く経営」「努力が継続する経営」である。よく「好き好き、より、家業を継ぐ事や、生まれながらの才能」こそ重要、との意見も、よく聞く、ただ何故か、残念ながら「違う」のだ。教育や、成り行きのせいだろうか?運命の道というのは「特に理論が無い」、それぞれ、仕方が無いのだが、できれば、家業において、恵まれた才能があり、それが一番好きだ!となれば幸せである、しかし、そうならないのなら「好きな事」「一生涯、努力できる事」で生きていくのが良い。その方が良い結果が出る!と、著者は考える。その為には、業界の基礎と基本を学び、独自のノウハウ本を読解し、また「その道の経験者に学ぶ」のである。そうすれば「気が付くのが早い」「アイツは要領が良い」「学び上手」となるのである。・・・で、そうでは無いって?「需要の飽和とやら」に、どう対応すれば?よいか?うーん、これから考える。
「市場における需要の飽和を回避する」
そんな事が、中卒や高卒の中小企業経営者に出来るだろうか?国の経済施策を動かす事は大変だろう、日本国憲法前文にもあるように「国会議員を通して行動し・・・」となるのであるが、そうでなく、中小企業経営者として、どう回避するか?乗り切るのか?それは、次、となる。
「新製品」を発売する。
消費者の意見を、よく聞き、今まで見過ごされていた何かを、探し当てる。
新しい、他の商売を考える。
経費を節減して、利益減を堪え忍ぶ。
一旦、会社を休社し、大会社へ務める。
他の企業との「安売り競争」で勝ち残る。
と、考えられる対応は、様々あるが、著者としては「新製品」「新たな発見」「他の商売」などを推奨したい。「経費の節減」は、人に例えるなら「食べるのガマンしてのダイエット」のようなもので、限度がある。会社として、お金が出ていくばかりで、入らないなら、死んでしまう、であろう。そうなるぐいらいなら「休社休業」の方がマシである。厳しいのは「安売り競争で勝つ」である。これは、危ない。・・・続く
2024/06/10 09:15:17(月)●●
資本主義経済では、「成長論」に対しての、こだわりが大きい、ともすると、何かの「劣等感==コンプレックス」のようだ。何故、このような、こだわりが有るのか?市場規模、売り上げ、利益、いずれにも「成長」が期待され、それが止まると「終わりなのか?」「潰れるのか?」「投資が無駄になる?」「資本の引き上げ」「撤退」「経営者はクビ」と、毎度、お決まりの評価となる。何かの基礎理論に基づく、形骸化した論理でもあるようだ。あるいは「過去の苦々しい経験」とか?いずれにせよ、企業は、成長が止まったからといって、直ちに潰れる訳では無い。一定の売り上げと利益があるうちは、大丈夫だ。しかし、やっと貯めた貯金を、はたいて買った株がどうなるのか?素人の蓄財家や、不労所得が欲しい人生引退組には、気になる状況だ。何が、いけないのか?結論としては「企業の成長が止まるというのは、その市場と需要の飽和を表している」という考えだ。次に来るのは「熾烈な競争と利益の低下」で、やがては「経済不況」「人員整理」「競争に負け倒産」の憂き目であろう。自由性が強い、資本主義経済では、需要=市場規模が膨らむうちは、超一流製品でなくても「売れる、儲かる」のだ。しかし、それが飽和すると、今度は「製品やサービスの選別の時代」となる。コストーパフォーマンスが厳しく吟味され、低品質ー高価格の商品は、次々と消えていく、たとえ、高品質であっても消費者が理解出来無い売り方だと、運命は同じである。このことに気付くと、少なくとも太平洋戦争後の日本の企業の盛衰は、ほとんど、このパタンではないか?まずは、乗り切るためには、この状況をよく理解し、企業規模に応じた対策が必要だ。
「強気の需要予測で、次々投資、次々採用で、当てが外れる」
このパタンは、余りにも多い。こうなると、その会社は「投資が回収できない」「高額の人件費が利益を圧迫」と、よくある状況だ。最悪「経営者は夜逃げ倒産」「残った社員が催促に追われる」「記者会見で、揃って頭を下げてオシマイ」となる訳である。昨今では、やられた投資家は「金返せ!」「AIの方がマシ」「提灯NEWSが悪い!」となるであろう。このような事態にならないためには、次のような検討となる。
需要予測は正しいか?リスクを勘案し、投資を控えるべきではないか?「正確な需要予測」これが出来れば「誰も苦労しない」となるのであるが、経営者としての見通しは、それぞれであろう。自分や会社の能力で、予測を保障しなければならない。強気の者は過剰投資となり、弱気なら「儲けを逃がす」ことになる。「やはり強気と学歴」「いや経験」「やはりAI」と、お決まり対応で済むだろうか?著者の考えでは「勤勉と経験」である。学歴より、実務能力と経験 が尊いのである。いくら最新の理論と頭の良さでも、業界や製品ごとのローカルでマイナーな「常識?」は、よく知らない人が多い。これは厳然としたもので、よほど親身な上役ぐらいしか教えてくれない。このローカルな常識に、すぐに気が付く才能があるとすれば、大変な事だ。そのような者が恵まれた経営環境に居れば、スグにでも儲かるであろう。しかし、現実は厳しい、熾烈な競争の中で、利害敵対社に、そのような至極の経験を、惜しみなく伝える、という人物は、ほとんどいない。失敗する経営者の周りには、業界NEWSとか経験本でも「無い」であろう。ほとんどの賢い経営者は、1年以内には気が付く、しかし「それでは遅い」という事は、よくあるのだ。大企業で「業界の一部しか見ていない」人では、当然、危うい。その企業の中では、エリートでも、その外に出て小会社の経営者となれば「常識が違う」のだ。今まで、学歴も無い者が、だまって、してくれていた事が出来無いのだ。このことは、強烈である。何故、大会社を、やめる前に気が付かないのか?それは、現在の企業社会では、仕方が無い事なのだ。このような状況を熟知している政府筋やコンサルタントは、皆、自分が経験してもいない「業界の常識やノウハウ」を、何とか、かき集めて、自分たちが応援する新米経営者へ、伝授しようとする。その涙ぐましい努力は、まさしく涙が出るほどだ。大きな書店で経営本を見てみると、何と!多いことか!成功者はもちろん、失敗者まで、その自伝を書いている。どれを読めば、成功への最短経路なのか?それが、やはり迷路となるジレンマ。仕方が無いのだ。
では、どうすれば良いのか?
著者の経験では、成功する経営者は「好きな事をしている」「意欲を持ち、続く経営」「努力が継続する経営」である。よく「好き好き、より、家業を継ぐ事や、生まれながらの才能」こそ重要、との意見も、よく聞く、ただ何故か、残念ながら「違う」のだ。教育や、成り行きのせいだろうか?運命の道というのは「特に理論が無い」、それぞれ、仕方が無いのだが、できれば、家業において、恵まれた才能があり、それが一番好きだ!となれば幸せである、しかし、そうならないのなら「好きな事」「一生涯、努力できる事」で生きていくのが良い。その方が良い結果が出る!と、著者は考える。その為には、業界の基礎と基本を学び、独自のノウハウ本を読解し、また「その道の経験者に学ぶ」のである。そうすれば「気が付くのが早い」「アイツは要領が良い」「学び上手」となるのである。・・・で、そうでは無いって?「需要の飽和とやら」に、どう対応すれば?よいか?うーん、これから考える。
「市場における需要の飽和を回避する」
そんな事が、中卒や高卒の中小企業経営者に出来るだろうか?国の経済施策を動かす事は大変だろう、日本国憲法前文にもあるように「国会議員を通して行動し・・・」となるのであるが、そうでなく、中小企業経営者として、どう回避するか?乗り切るのか?それは、次、となる。
「新製品」を発売する。
消費者の意見を、よく聞き、今まで見過ごされていた何かを、探し当てる。
新しい、他の商売を考える。
経費を節減して、利益減を堪え忍ぶ。
一旦、会社を休社し、大会社へ務める。
他の企業との「安売り競争」で勝ち残る。
と、考えられる対応は、様々あるが、著者としては「新製品」「新たな発見」「他の商売」などを推奨したい。「経費の節減」は、人に例えるなら「食べるのガマンしてのダイエット」のようなもので、限度がある。会社として、お金が出ていくばかりで、入らないなら、死んでしまう、であろう。そうなるぐいらいなら「休社休業」の方がマシである。厳しいのは「安売り競争で勝つ」である。これは、危ない。・・・続く