Windows Updateによるスリープ解除対策

Windows 10 proでWindows Updateの自動更新を無効にしてもスリープ解除されるので対策する。

原因はUpdateOrchestratorのタスク。

録画用PCにこの対策を実施し不要なスリープ解除を阻止できた。（1903で確認）

スリープ解除タイマーの確認方法（管理者で実行）

powercfg -waketimers

１．スリープを解除するUpdateOrchestratorのタスクを無効にする（管理者で実行）

タスクは変更禁止なのでPsToolsのPsExec.exeを使用する。

PsExec.exe -s -i cmd /c taskschd.msc

２．無効にしてもSYSTEMが書き換えるタスクのファイルを書き込み、削除禁止にする。（復活するのは時刻指定のタスク）

　ファイルの場所は C:\Windows\System32\Tasks\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator

・ファイルの所有者を自分にする

　右クリック > プロパティ > セキュリティ > 詳細設定 > 所有者 変更

・すべて「拒否 - 書き込み、高度なアクセス許可 削除」にする

　タスク削除 > 新たなタスクを登録　の流れなので削除の拒否が必要

　許可では復活を阻止できない

その他の方法

復活するタスクを無効にするタスクを作成し繰り返し実行する。（管理者で）

PsExec.exe -s -i cmd /c start /min "batのパス"

batの例

schtasks /change /TN "\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator\Universal Orchestrator Start" /DISABLE

exit

Windows Updateサービス(wuauserv)とOrchestrator Service(UsoSvc)を無効、停止にすればより確実。

sc config "wuauserv" start= disabled

sc stop "wuauserv"

sc config "UsoSvc" start= disabled

sc stop "UsoSvc"

WIndows 10 homeで自動更新を止めるにはこの方法しかない。（UsoSvcのみでも可、wuauservを無効にするとストアなども使えなくなる）

コンピューターの管理から無効にする場合

PsExec.exe -s -i cmd /c compmgmt.msc