評価は違いのわかりやすいボーカルのクリアさを重視して実施。 (低ビットレートで破綻している所を見つけて確認)
判定にはカットオフの特性からの推測を活用している。(試聴だけで判断するより確度が高い)
○と◎は判定が難しいが低いビットレートの結果から推測可能。(△は簡単にわかる)
カットオフの上昇よりビットレートの上昇の方が大きければ音質は良くなる、同程度なら音質はあまり良くならない。
qaac, NeroAAC, fdk-aac の 128kbpsは何れも良い音質である。192kbpsなら原音との違いがわからない。
ffmpeg は libfaac から native aac になってカットオフは上がっているが音質は悪く、高域成分が多い時に音が濁る。
native aac 96kbps でも子音を強く発声した時に音の濁りが目立つ。(変な残響のような音が発生)
音の濁りはビットレートを上げても完全には解消されない。
ffmpeg aacのエンコードコマンド
ffmpeg -i test.wav -y -c:a aac -b:a 128k aac128k.m4a
ffmpeg fdk-aacのエンコードコマンド
ffmpeg -i test.wav -y -c:a libfdk_aac -b:a 128k fdk128k.m4a
fdk-aac は配布禁止なのでコンパイルが必要。 やり方は こちら
ffmpeg aac と fdk-aac は -cutoff でカットオフ周波数の変更が可能。
NeroAACのエンコードコマンド
neroAacEnc -if test.wav -ignorelength -lc -br 128000 -of nero128k.m4a
カットオフの確認は Audacity と ffmpegライブラリ を使用。