※2016年11月27日内容更新
※2016年11月27日内容更新
※花径約13cm、フラッシュ撮影。実際の花色はもっと濃色。(2008年12月下旬)
リンコレリオカトレヤ キャロル・アン・ラティマー ‘カーディナル’
(C. Memoria Albert Heinecke x Rlc. Vibrant Beauty (01/01/1969))
花色=オレンジ(サンセットカラー)系~赤(開花時の環境により変化する傾向あり)
花径=13cmくらいの中大輪系
花型=整型
弁質=極厚弁
花着き=やや悪い
着花輪数=1~2輪くらい
花期=主に晩秋~冬咲き
株姿=普通
香り=良い
※以下、箇条書きにて
・現在では殆ど見かけることの出来ない往年の美花。
・赤花と黄花の優秀な親品種 C. Memoria Albert Heinecke(メモリア・アルバート・ハイネック)の子供。
・個体名カーディナル(緋色(ひいろ)=ややオレンジ色がかった濃い赤色)の名のごとく、濃厚なオレンジのペタル&セパルと、吸い込まれるような、まったりとした赤色のリップが非常に美しいです。
・カトレヤ交配種の花色中でも最も改良の遅れている花色とも言えるオレンジ(サンセットカラー)系花創出のために、是非ともこの花を使った交配を試みたいと思います。
・この品種の親の Rlc. Vibrant Beauty(ビブラント・ビューティー)の交配を少し紐解くと、
Rlc. Red Friar = Rlc. The Friar x C. Vulcan (01/01/1942)
Rlc. The Friar = Rlc. Alfred Mollet x C. H. T. Pitt (01/01/1929)
C. Vulcan = C. Anzac x C. Dominiana (01/01/1925)
上記のように、本種がかつてソフロレッド系と言われた系統の偉大なる祖先 C. Anzac(アンザック)の末裔でもあることが判ります。
・C. Memoria Albert Heinecke = C. Grandee x C. S. J. Bracey (01/01/1949)
・Rlc. Vibrant Beauty = Rlc. Red Friar x C. Tortola (01/01/1956)
・Christmas Beauty(クリスマス・ビューティー)HCC/AOS (77P, NS120mm, F=2, 1969年)
・Rlc. Chang's Exciting (Rlc. Carol Ann Latimer x Rlc. Edward Tranggono (01/01/1989))
・Rlc. Shining Tomorrow (Rlc. Chia Lin x Rlc. Carol Ann Latimer (11/01/2016))
於:我が家、2016年11月24日の状態、花径約14cm、1花茎1輪咲き、初花、室内LED照明下撮影
リンコレリオカトレヤ シャイニング・トゥモロー ‘スカーレット’
(Rlc. Chia Lin x Rlc. Carol Ann Latimer (11/01/2016))
※Rlc. Carol Ann Latimer の子供(花径約12cm 自然光撮影、2007年12月上旬)
リンコレリオカトレヤ チャンズ・エキサイティング
(Rlc. Carol Ann Latimer x Rlc. Edward Tranggono (01/01/1989))
リンコレリオカトレヤ キャロル・アン・ラティマー ‘カーディナル’
株姿。株元から葉先まで約48センチと花径に比してやや大きめ。
ちなみに、この株、7本のバルブにシースの痕跡1つで今まで開花していなかった様子。かなり手強い品種と思われますので、もちろん、この機会に、ある品種の花粉を着けました。
※花径約13cm、自然光撮影。実際の花色はもっと濃色。(2008年12月下旬)
リンコレリオカトレヤ キャロル・アン・ラティマー ‘カーディナル’
※花径約13cm、フラッシュ撮影。実際の花色はもっと濃いです。(2008年12月下旬)
リンコレリオカトレヤ キャロル・アン・ラティマー ‘カーディナル’