C. Antonetta Mahan ‘Unebi’
C. Antonetta Mahan ‘Unebi’
於:翠香園さん(宝塚)、2007年4月下旬、花径約15cm、※リップの色は実際はもっと濃色です。
カトレヤ アントネッタ・マハン‘ウネビ’
(C. Marcia Foster x C. J. A. Carbone (01/01/1977))
旧属名表記 Lc. Antonetta Mahan、Sc. Antonetta Mahan
銘花 C. Irene Finney(アイリーン(アイレン)・フィニー)と春~初夏咲きラベンダー系有名銘花の双璧を成す存在といっても過言ではない素晴らしい品種だと思います。着花輪数や花着き、花保ちでは C. Irene Finney の方に軍配が揚がるようですが花型では C. Antonetta Mahan が優勢のように思います。
親の C. Marcia Foster(マルシア・フォスター)の面影を色濃く残す、濃色のリップが非常に印象的な極美個体だと思います。ただし、この個体をこの画像のように美しく咲かせるためには、やや技術が必要なようで株がしっかり出来ていないと通常、花径は12~13cm程度でペタルの展開が悪くリップの小さい花となる傾向があるようです。ちなみに、私もこの画像のように大きく美しく咲いたこの個体を見たのは初めてで感動しましたが、1981年の PC/JOS 入賞時の花径は16.5cm にも及んでいます。