❖ 日本ベートーヴェンクライスについて ❖
目的
この会は、発起人諸井誠の遺志を受け継ぎ、ベートーヴェンとその音楽を深く研究し、遍く普及させ、ベートーヴェン受容史に新たな一頁を加えることを目的とします。
事業
前記の目的を達成するため、次の事業を行います。
コンサートの開催
講演会及びシンポジウム等の開催
会報等の発行
その他、目的を達成するために必要な事業
「日本ベートーヴェンクライス」発足にあたって(初代代表理事 諸井誠)
音楽文化の民族と国境を越えた中心的存在として、真先に挙げられるべき作曲家の名前は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンでありましょう。
ハイドン・モーツァルトに次いで、ウィーン古典派音楽の3番目の、そして最大の巨人となったベートーヴェンは、大バッハとその息子たちに始まり19世紀浪漫主義音楽から新古典主義へと展開して行く西欧音楽の発展期に至るまで包括する調性音楽に歴史的結節点において不滅の栄光をもたらし、盤石の礎を築くと同時に、不落の城塞を打ち建て、豊かな芸術的稔りと、目覚しい技法的発展性と、無類に多彩な感情表現の多様性と、圧倒的な生命力の開陳による音楽表現のひろがりと深まりとを示して見せたのでした。
21世紀に入ってから地球環境の悪化は一挙に進行し始め、紛争は各地で乱発激化、大小さまざまな規模の紛争惹起は増大するばかりとなり、経済・社会・政治・教育等々の乱れはとどまるところを知りません。今こそベートーヴェンを中核とする音楽芸術の真価が問われるところであるとわたしたちは確信しています。
全人的な立場から、誰もがベートーヴェンの音楽によって勇気づけられ、生きる希望を持ち、人類の連帯関係を回復し、相互理解を深めることを考え、善意を持って日々の生活を営む力を得ることができるように願うものであります。聴衆の立場から、演奏者の立場から、作曲家+学者・研究者の立場から、ベートーヴェンとその音楽にアプローチし、より理解を深め、社会的には情報交換を行い、研究発表を行ったり、検討したり、論文やエッセイを発表する場を持ったりできる機会とところを作りたいと願うものです。
設立
2010年12月17日
所在地
東京都台東区上野公園 12-8 東京藝術大学音楽学部楽理科 沼口隆研究室内
連絡先
Fax : 03-5685-7797
E-Mail: beethovenkreis@gmail.com
役員
初代代表理事 故・諸井誠 ( 作曲家・ベートーヴェン学者 )
第2代代表理事 野平一郎 ( 東京藝術大学名誉教授・東京音楽大学学長・ピアニスト・作曲家 )
現・代表理事 平野昭 (元慶應義塾大学教授・静岡文化芸術大学名誉教授・沖縄県立芸術大学客員教授・音楽学)
副代表 土田英三郎 (東京藝術大学名誉教授・音楽学)
副代表 鈴木秀美(チェリスト、指揮者、東京音楽大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師)
理事(2023~2024年度)
秋山和慶
尾高忠明
金山茂人
神田明
越懸澤麻衣 https://researchmap.jp/mai.koshikakezawa
迫昭嘉 https://www.kajimotomusic.com/artists-projects/akiyoshi-sako/
沢田千秋 http://west.wramp.jp/SawadaChiaki/index.html
鈴木秀美 http://www.artedellarco.com/
土田英三郎
中沢十志幸
沼口隆 https://researchmap.jp/numaguchi.takashi
野平一郎 https://ichironodaira.jp/
野平多美
平野昭
堀内久美雄
丸山瑶子 https://researchmap.jp/yoko_maruyama_music
(五十音順、敬称略)