出版物のご紹介

ティア・デノーラ 著『つくられた天才:ベートーヴェンの才能をめぐる社会学』(丸山瑶子訳

本会理事の丸山瑶子氏の訳本です。〈孤高の天才〉とされる作曲家の評価を、18世紀末の音楽趣味の変化や貴族からの受容など、「音楽家を取り巻く環境」から考証した著作です。ぜひお読みください。


ティア・デノーラ 著『つくられた天才:ベートーヴェンの才能をめぐる社会学』丸山瑶子訳

春秋社、2024年5月刊行、4620円(4200円+税)

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932100.html

(2024/5/28)

沼口 隆、安川 智子、齋藤 桂、白井 史人 編著『ベートーヴェンと大衆文化:受容のプリズム』

ベートーヴェンの姿はどのように表現されてきたのか。文学作品や映画などに現れる作曲家像を探り、受容史の新たな在り方を提示する、興味深い論文集です。本会の事務局長・沼口隆、副代表・土田英三郎も寄稿しております。ぜひお読みください。


沼口 隆、安川 智子、齋藤 桂、白井 史人 編著『ベートーヴェンと大衆文化:受容のプリズム』

春秋社、2024年1月刊行、3080円(2800円+税)

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932315.html

(2024/1/16)

東京藝術大学演奏藝術センター編『つながれ! ベートーヴェン:コロナ禍に向き合いながら駆け抜けた、藝大・ベートーヴェン生誕250年記念イヤーの記録

東京藝術大学演奏藝術センターが2020年に開設したウェブサイト「つながるベートーヴェン」に掲載されたエッセイ、オンライン講座のアーカイブ、書き下ろしのエッセイなど、盛りだくさんの1冊です。

本会の理事の多くも寄稿しております。ぜひご高覧ください。


東京藝術大学演奏藝術センター編『つながれ! ベートーヴェン:コロナ禍に向き合いながら駆け抜けた、藝大・ベートーヴェン生誕250年記念イヤーの記録

東京藝術大学出版会、2022年3月、本体1818円+税 

https://press.geidai.ac.jp/post/680919771307474944/071

(2022/4/15)

マーク・エヴァン・ボンズ『ベートーヴェン症候群:音楽を自伝として聴く』

ベートーヴェンをテーマとした翻訳書が出版されました。


マーク・エヴァン・ボンズ『ベートーヴェン症候群:音楽を自伝として聴く』堀 朋平西田 紘子

春秋社、2022年4月、3,850円(本体3,500円+税) 

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932223.html

(2022/4/13)

標準版ピアノ楽譜

ベートーヴェン生誕250周年記念企画として、2019年から3年間にわたって音楽之友社より「標準版ピアノ楽譜」の新しいベートーヴェンの楽譜が刊行され、2021年12月に全4巻が出そろいました。

運指を担当している迫昭嘉は本会の発起人理事、解説を執筆している越懸澤麻衣は本会の理事です。

ぜひお手に取ってみてください!


『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

解説:越懸澤麻衣、加藤真一郎、運指:迫昭嘉

音楽之友社、2021年12月出版、定価 2,750 円 (本体2,500 円) 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?id=413660

『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集2』

解説:越懸澤麻衣、加藤真一郎、運指:迫昭嘉

音楽之友社、2020年12月出版、定価 2,970 円 (本体2,700 円) 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=413650

『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集1』

解説:越懸澤麻衣、加藤真一郎 、運指:迫昭嘉

音楽之友社、2019年12月出版、定価 2,750 円 (本体2,500 円) 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=413640 

『ベートーヴェン:ピアノ作品集』

解説:越懸澤麻衣、運指:迫昭嘉

音楽之友社、2019年12月出版、定価 2,200 円 (本体2,000 円) 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=413630 

(2020/12/29、2021/12/26更新)

ボン市立博物館・展覧会図録

ボンの市立博物館では昨秋、「もじゃもじゃ頭に赤マフラー:マンガに見るベートーヴェン」展が予定されていましたが、新ウィルス禍のために中止となりました。ただ、図録は作成され、2021年3月、ベートーヴェンの命日の直前に刊行されました。話題のマンガ家、朱戸アオさんによる表紙と短編が寄稿されています。

図録の紹介動画:https://www.youtube.com/watch?v=BkfWHpQQonE

マンガ展図録は東京藝術大学の大学史史料室にも寄贈され(写真を提供した縁で)、どなたでも閲覧可能となりました。同アーカイヴのホーム・ページ「トピックス」にも簡単な紹介情報が載っています。

東京藝術大学音楽学部大学史資料室:https://archives.geidai.ac.jp/4151/ 

同図録は5月22日現在、アカデミア・ミュージック社に入荷されています。https://www.academia-music.com/


同博物館では、やはり昨秋に「ボンの黄金時代:ベートーヴェン時代の選帝侯居城都市」展があり、その図録も刊行されています。

 „Bonns goldenes Zeitalter. Die kurfürstliche Residenzstadt zur Zeit Beethovens“ (in Kooperation mit Prof. Otto Biba und Prof. Ingrid Fuchs vom Archiv, Bibliothek und Sammlungen der Gesellschaft der Musikfreunde in Wien) 


(2021/05/22)

ONTOMO MOOK 『ベートーヴェン《第九》すみからすみまで』

ベートーヴェン生誕250年記念のONTOMO MOOK第3弾は、《第九》特集です。本会の副代表・平野昭、理事・越懸澤麻衣も寄稿しております。ぜひお読みください。


〔ONTOMO MOOK〕生誕250年 ベートーヴェン《第九》すみからすみまで:演奏家が語る大いなる音楽世界遺産』

音楽の友、レコード芸術 編

【定価】 1,760 円 ( 本体1,600 円)

【判型・頁数】 B5・160頁

【発行年月】 2020年9月

詳細はこちら→https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=963130

(2020/09/19)

小山実稚恵・平野昭『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』

本会の副代表、平野昭による『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』が刊行されました。

ぜひお買い求めの上、お読みください。

小山実稚恵、平野昭 著/長井進之介 編集協力『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ 【人名事典付き】』

2,090 円 ( 本体1,900 円)、160頁

音楽之友社、 2020年6月

傑作を次々と生み出した創作期「傑作の森」から、ピアノの飛躍的発達とともに進化し辿り着いた創造の高みへ――。独奏曲、室内楽、協奏曲……ピアノ関連曲を網羅したベートーヴェン作品“検証本”『ベートーヴェンとピアノ 「傑作の森」への道のり』の続編。本書では《ワルトシュタイン》《熱情》《皇帝》など30代の作品から、晩年に書かれた後期ソナタや《ディアベッリ変奏曲》まで約40曲を取り扱う。

小山実稚恵×平野昭という人気・実力ともに日本を代表するピアニストと研究者だからこそ実現できた特別企画。前編同様、双方の視点で作曲年代順に1曲ずつ検証し(対談構成・文:長井進之介)、立体的なベートーヴェン像を浮き彫りにする。ベートーヴェン作品と呼応しながら進んだピアノ改良の歴史や、対談では取り上げなかった小品や連弾曲などもコラムで詳説。巻末の「人物相関図」に対応したベートーヴェンの周辺人物195名の【人名事典】も圧巻! 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=130580 

越懸澤麻衣 『ベートーヴェンとバロック音楽-「楽聖」は先人から何を学んだか』

本会の理事、越懸澤麻衣『ベートーヴェンとバロック音楽――「楽聖」は先人から何を学んだか』が刊行されました。

ぜひお買い求めの上、お読みください!

越懸澤麻衣『ベートーヴェンとバロック音楽――「楽聖」は先人から何を学んだか』(オルフェ・ライブラリー)

2,530 円 ( 本体2,300 円)、 248頁

音楽之友社、2020年6月

ベートーヴェンは数々の「独創的な」作品を生み出した。だがベートーヴェンであっても、すべてをゼロから創り上げたわけではない――彼も多くの先人に学んでいた。

「真の天才はドイツのヘンデルとバッハだけです」(ベートーヴェンの手紙より)。当時、すでに古臭く感じられるようになっていたヘンデルやバッハの作品に、ベートーヴェンは並々ならぬ関心を示した。本書では、先人二人の音楽に対峙する楽聖の姿を追う。

その際に重要な観点として、ベートーヴェンが抱いていた、現代とは異なる「ヘンデル像」「バッハ像」を、演奏・楽譜出版から見てゆく(第1~3章)。続いてベートーヴェンが両巨匠の作品をスケッチ帳に書き写し、積極的に学んだ様子(第4章)、さらに両巨匠と関連の深いベートーヴェン作品(第5~9章)、未完のオマージュ(終章)を取り上げる。ベートーヴェンのバロック音楽研究に重要な功績を果たしたパトロンたちのコラムも。 

https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=371130 

かげはら史帆『ベートーヴェンの愛弟子:フェルディナント・リースの数奇なる運命』

ベートーヴェンの弟子だったフェルディナント・リース(1784~1838) の評伝が刊行されました。

かげはら史帆『ベートーヴェンの愛弟子:フェルディナント・リースの数奇なる運命』

春秋社、2020年4月

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932209.html 

平野昭『ベートーヴェン 革新の舞台裏:創作現場へのタイムトラベル』

本会の副代表・平野昭の新刊が刊行になりました。ぜひお買い求めのうえ、お読みください。

平野昭『ベートーヴェン革新の舞台裏:創作現場へのタイムトラベル』

音楽之友社、2020年3月

詳細はこちら

藤田俊之『ベートーヴェンが読んだ本』

ベートーヴェンについての新刊が発売になりました! 著者の藤田氏は本会の会員です。ぜひお買い求めのうえ、お読みください。

藤田俊之『ベートーヴェンが読んだ本』

幻冬舎、2020年2月

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%81%8C%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E6%9C%AC-%E8%97%A4%E7%94%B0-%E4%BF%8A%E4%B9%8B/dp/434492715X/ref=sr_1_11?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3+%E6%9C%AC&qid=1584786275&sr=8-11 

ベートーヴェン展の目録

2020年のベートーヴェン生誕250年を記念し、世界各地でベートーヴェン展が開催されています。

そのうち、ボンとウィーンの展示会の充実した目録は、インターネットでも購入できます。


ボン、連邦共和国美術展示館 Bundeskunsthalle

目録:Beethoven, Welt Bürger Musik

展示会:https://www.bundeskunsthalle.de/beethoven.html 


ウィーン、オーストリア国立図書館、プルンクザール  Österreichische Nationalbibliothek, Prunksaal

目録:Beethoven: Menschenwelt und Goetterfunken

展示会:https://www.onb.ac.at/museen/prunksaal/sonderausstellungen/beethoven-menschenwelt-und-goetterfunken 

野平一郎『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタの探求』

本会の代表、野平一郎の著作のご案内です。 ぜひお買い求めのうえ、お読みください。

野平一郎『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタの探求』

春秋社、2017年7月

https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393932070.html