現地協力者のムシャウィルさんから動画が沢山届いております。全部一度にアップできないため少しずつこちらにアップしております。お時間のある時にどうぞご覧ください。
全体の配布状況 用意した50パッケージのうち、おかげさまで本日47パッケージを配布できました。内訳は、マタン・プデン村(Desa Matang Pudeng)に40、パンテ・ビダリ郡パヤ・デマム・サ村(Desa Paya Demam Sa, Kec. Pante Bidari)に7です。インシャアッラー(神の御心のままに)、明日はシパン・ウリム郡のアル・ブロ・サ村(Desa Alue Buloh Sa, Kec. Simpang Ulim)への配布を予定しています。
村長(Keuchiek)の紹介 支援物資の配布にあたり、マタン・プデン村の村長ムハンマド・ユスフ先生(Tgk M Yusuf)の協力を得ました。
不在世帯への配慮(重要) マタン・プデン村では約15パッケージを村長や地区長に預けてあります。受取人が不在だったり、家が崩壊してしまっていたり、隣村の親戚の家に避難したりしているためです。
アル・ブロ・サ村での活動 アル・ブロ・サ村(東アチェ県シパン・ウリム郡)にて42個の食料パッケージの配布を完了しました。本日40パッケージを新しく購入し、昨日の残りの3個のうち2個を合わせて配布しました。
トラブルと現場の助け合い ムシャウィルさんたちの車が水道局(PDAM)のパイプ掘削跡の穴に落ちてしまいました。ニチャ地区(Dusun Nicah)へ向けて移動を続けます。ここはアル・ブロ・サ村の中でも、洪水で最も深刻な被害を受けた地区です。車が泥沼にハマって動けなくなった際、助けてくれたアル・ブロ・サ村の被災者の方々へパッケージを配布しました。
配布の現状
第1段階: 15パッケージ。そのうち3つは約20万ルピア相当の少し大きめのもの。最初の買い出しで約60万ルピア、2回目で約98万ルピア強を費やしました。(清水注:約20万ルピアの3つは我が家から出した分で購入していただいたため今回の皆様から頂いた支援金の中には含まれません)
第2段階: 20パッケージ。まだ在庫が残っています。
配布の優先順位と戦略
昨日は内容(中身)を統一するために『第3段階』の配布を優先しました。第2段階のパッケージには卵が入っていないためです。残りの第2段階分は、今日可能であれば、シパン・ウリム郡プチョ・アル・サ村(Desa Pucok Alue Sa)のトゥング・ハサンの集落へ届ける予定です。
被災地全体の現状と「支援の空白地帯」(重要)
(支援が届いた)割合で言えば、まだほんのわずかです。今回の洪水は東アチェ州西部の3つの郡、ほぼすべての村を襲いました。私たちが選んだ村の中でも、全員に配ることはできていません。
物資には限りがあるため『優先順位』を設けています。最も被害が深刻な人、家族構成が多い世帯、社会的弱者(高齢者や未亡人)、そして『他からの支援から漏れてしまっている村』に注目しています。
通常、SNSなどで被害がひどいと有名になった場所には支援が集中しますが、被害が中程度に見える場所には支援が届きにくいのです。しかし、実際にそこで苦しんでいる人々の痛みは、深刻な場所の人々と何ら変わりありません。
ムシャウィルさんから届いた動画は膨大な数があるため、一度にアップするのは困難です。Youtubeに少しずつアップしておりますのでお時間のある時にぜひこちらからご覧ください。
泥にまみれて遊ぶ子供たちにお菓子を配る
子供たち用にお菓子を購入
インスタント麺、砂糖、米、卵、紅茶を購入