なぜ、わたしたちは仏壇を祀るのか?
目には見えないものや、カタチがなくなってしまったものと、心でつながっていたいから。
朝、カーテンを開けるとき、私はお仏壇に向かって「 おはよう 」と声をかけます。
出かけるときには「 いってきます 」、帰宅すれば「 ただいま 」、旅に出る前にも「 少しの間、出ますね 」
とつぶやきます。返事はないのにそこに、あの人が側にいてくれるような気がするのです。
日々の暮らしのなかで、同じ空気を吸いながら、そっと寄り添っていてほしい…..
そんなふうに願ってしまうのです。
たとえ信仰のかたちがなくても、人はきっと亡くなった方と心を通わせながら生きていたいものなのでしょう。
「 大切な人は、今どこにいるのか? 」
その問いは今を進行形で歩み続け生きている私たちにとって、いつまでも心に残る大切なテーマなのだと思います。
だからこそ、お手を合わせて心を込め通じ祈る場所が「 お仏壇 」なのです。
そんなふうに厚木 蓮華堂は考え、これからもその想いを大切にしてまいります。
日本書紀によると、西暦685年3月27日、
「 諸國の家毎に佛舎を作り、即ち佛像と経とを置きて礼拝供養せよ 」
との勅令が天武天皇のもとに発布され、以来仏壇を拝むようになったのが由来とされております。
仏壇は、仏教の祖であるお釈迦さまのお住まい(お家)であり、仏さまの世界に旅立った
故人さまや、ご先祖さまのお家でもあると考えられています。
仏壇の中では故人さまはお釈迦さまのお弟子さまとして、ともにお祀りされています。
仏壇の中央にはご本尊さまと呼ばれる仏像や掛け軸があり、そのお姿は宗派によって少しずつ異なります。
従来型 お仏壇
昔から代々受け継がれてきた普遍的で格式ある伝統のかたちです。
黒檀や紫檀などの銘木を使いの木目の美しさが際立つ仏壇です。欄間・彫刻や組障子など品格ある装飾が随所施されています。故人さまへの敬意がより一層感じられる仕上がりとなります。
現代型 家具調お仏壇
現代の生活空間にも調和する、シンプルで洗練されたデザインのお仏壇です。すっきりとした形の中にも、やさしく上品な印象を与えてくれます。やわらかな雰囲気を持ったお仏壇として、多くの方にご好評をいただいています。
【 幻の逸品 】
現在は素材が枯渇しており新規製作が困難なお品です
極上黒檀三方開き・白檀造り
(欄間・障子・宮殿・内部彫刻は本白檀を使用)
高 175 × 巾 101 × 奥 78 cm
価格:応談(参考価格:55,000,000円)
※最終仕上げの仕様により変動いたします。)
※ 運搬設置費用別