生まれつきの脳の機能障がいで、発達に凹凸(おうとつ)があります。
対人関係・社会性・想像力に困難があり、幼少期や小学生時代から生きにくさを感じる方や、 感覚過敏・視野の狭さ・不器用さなどの身体症状がある方もいます。
会話だけで適切な情報を汲み取れない、冗談を真に受けてしまうなどのコミュニケーション障がいが、学校や職場での生きづらさにつながっています。
上記のように凹凸は千差万別ですが、凹凸が原因で仲間外れにされたり、コミュニティに属すことが難しかったりもします。コミュニティに属すことが出来た場合でも、過剰適応や擬態(カモフラージュ)で本来の自分を隠して過ごし、不安障害や鬱などの二次障害を発症する場合もあります。
一見すると定型発達者と同じように見えるため、困難さが伝わりづらく、生きづらさを抱えながら生活しています。社会に馴染める人もいれば、日常生活を送ることがやっとの人、入院を繰り返す人もおり、精神や体調が安定しない人も多く存在します。
また発達障がいについて十把一絡げに括ってしまったり、ギフテッドと呼ばれる突出した才能を持っている人がほとんどであると思っている人もおり、未だ凹凸について誤解している人も多いようです。
空色のアトリエは、そんな仲間たちがほんの少しの間だけでも、分け隔てなく自分らしく過ごせる居場所として設立しました。