令和2年3月

市議会報告

これで良いの?瑞穂市議会! (R2/3月議会,一般質問・委員会審議なし)

R2年度の予算審議の為に3月議会が開催されていますが、「新型コロナウィルス対策の感染防止に必要な時間を市職員に確保する」為として、 総括質疑、一般質問、委員会審議を行わない事を反対意見を押し切って決定しました。

◉決定に至る経緯・・・・・複数議員に聞きました。
* 3/2の議員運営委員会(松野藤四郎委員長、今木副委員長、松野貴志、小川、杉原議員で構成)で 小川議員は中止せず全部やるべきだと発言。今木、松野貴志議員は、中止もやむ負え無しとした。(杉原議員は葬儀で議運を欠席。出席なら違う結論だったかも知れないが)。 議運で「一般質問と常任委員会は中止する」と決め、3/3の全員協議会(全議員で構成)にはかられた。
*3/3の全協の冒頭、市長挨拶は新型コロナウィルスの話が主で、続いて対策副本部長の山本企画部長が市の対策等の話にかなり時間をとった。次に平塚健康福祉部長が報告「大垣で感染者が出た、穂積駅を通過すると言う事で、非常に危機意識を持っており、やがて当市でも出る可能性があるとの前提で動いている」等危機意識をあおる内容で、議会も市職員が動き易い環境をつくってくださいと言わんばかりの報告であった

*事務局からの提案

●従来通り、全部(総括・一般・委員会)をやる。 (傍聴者にはマスクと消毒実施)等のウィルス対策を実施)。

● 総括質疑は止め、一般質問と常任委員会はやる。

●常任委員会のみとする。

●一般質問のみ行う。 等々、傍聴の有無を含め8通リ提案された。

提案に対し、

(鳥居議員)ウィルス対策を行い、予算審議等大事な議会なので通常通りやるべきだ。
*(小川議員)既に一般質問は通告もしてあり、他市も通常通り議会をやっている。中止は議員の質問権を奪うものだ。傍聴無しでもやるべきではないか。(議会の映像配信の必要性が証明された)
*(杉原議員)予算審議は、市民生活に直結する大切なものだ。予算審議だけでもやるべきだ。
*(松野藤四郎議員)「杉原議員は、議運を欠席して、そのような事を言うのは」と皮肉り、議運で決まった事だからと主張。(杉原議員は反発)。*(松野貴志・馬渕議員)、新型コロナウィルス対策に、必要な時間を市職員に確保してもらい、市民の安全を優先すべきだと拝見を述べた。 * 色々な意見が出た後、藤橋議長に対し、
*(鳥居議員)・議会をどの様な形にするか?採決で決めたらどうか議長が判断して欲しい。・議長 自身の議会の持ち方の考えは如何か?
(議長答えず!)
* (広瀬武雄議員)「最後は藤橋議長が決裁をしてはどうか」と議長に迫った。 議長は自分の考えを言わず(判断が出来ない為か)庄田副議長に意見を述べさせた。
*広瀬武雄、堀武議員が、議長に判断を任せたのに何故、副議長の庄田議員が発言するのか?おかしいと発言。 (議長は、指名する議員名を複数回間 違 えるなど衰えがありあり)。
◉ 休憩(30分)があり、新生会(若園五朗)、創生クラブ(若園正博・今木)、瑞清クラブ(清水・松野貴志・北倉・馬渕)、公明党(若井)は、一緒の部屋に集ま中止の方向をまとめた様子。藤橋議長、庄田副議長も元新生会の仲間であり、中止の方向で賛成に回った模様。
生に大きな影響を持つ新年度の予算審議をしなければならないのに最終日の1日だけの審議とは問題です。他市では感染対策(傍聴者にはマスクと消毒実施)を行って普段通りに議会を運営しています。また、コロナウィルス対策については、行政の対策(学校休業等)が充分か、も含め市民の代表である議員の意見を反映する議論(特別に)を行うのが、本来あるべき姿ではないでしょか!


令和2年3月議会(3/17,18)

(コロナウィルスで、最終日のみ開催予定が伸びで1日半に)

(コロナ関連と予算・財政全体、3大事業中の下水道関係、穂積ふれあい公園等に絞って)

コロナ関係の質疑・・・(H31年度一般会計補正予算

(松野藤四郎議員)コロナの影響で客が減り中小の企業は大変な状況になっている。国や県では小口融資制度が あるが、更にコロナ対策での融資も検討すると言う、現在の融資は商工会に入っていないと受けられないのか?

(鹿野都市整備部長)県の小口融資は、今まで全て商工会を通じてきた。商工会員を増やすと言う事も考えて商工 会の中でやって行きたい。

(松野議員)商工会未加入の業者も多い。再度聞くが商工会員でなければ対象になら な いのか。 (鹿野部長)県の融資は県の保証協会の保証を付けた上で、10年以内1.4%の金利で借りられる。規定には商 工会加入かどうかは触れていない。

(松野議員)この度の事で、市は利子補給をすると言っているが、新たに創るのか?(鹿野部長)利子補給制度の要綱を作った上で対応していきたい。 (小川理議員)中小企業は、大変に深刻な状況に置かれている。市はどの様に認識しているのか?(鹿野部長)報道で「公共料金も払えない」等の厳しい声もあると聞いている。また市内の飲食店の状況は、色々 と聞いてはいる(小川議員)市内の中小企業の状況を調査する事は考えているのか?(鹿野部長)市の商工会の声を聞いて行きたい。(小川議員)商工会に加入していない業者も多い。それらの業者の処へ行く考えは無いのか?(鹿野部長)まだ、そこまでは決まっていない。検討していきたい。(小川議員)スピード感が必要だし、財政処置も必要だ。新たな融資制度は何時できるのか?(鹿野部長)今回のコロナに拘わらず、令和2年度予算で利子補給として300万円計上しているが、コロナ対策 として嵩上げする事も考えてはいます。

(鳥居佳史議員)国の支援策が出ては来るだろうが、国、県を通してだと時間が掛かる。時間は中小業者にとっては死活問題だ。タイムリーにな支援が求められているが、市長の考えは如何か?

(森 市長)職員にも、不要な外出は控える様にとの指示も出していますが、自分個人としては、喫茶店での客の減少状況やある飲食店では、予約が400万程キャンセルになったとも聞いています。令和2年度からの新たな融資制度での利子補給の上限が5万円となっていますが、コロナ対策としてかさ上げし、無利子で対応する様に要綱の改定の中で取り込んで対応出来る様にします。

(鳥居議員)公共料金の支払い期限の延長などもやる必要がある。迅速な対応をお願い致します。

(杉原克己議員)コロナ対策で国・県更に他市町でも3月議会で追加補正予算で対応していく動きもある。緊急事態なのだから当市も当然補正予算での対応策が出て来ると思ったが出ていない。必要ではないか?また、令和2年度の予備費が3000万円程ある。迅速な対応と言う意味からも有効に使っていく考えはあるのか?

(森 市長)県では、3~4億円の補正予算で、日常生活で苦しんでおられる方への県の社協等からの貸付資金や中小企業への融資条件緩和等を行うと報道されていた。また、飛騨市のプレミアム付き食事券等の発行も聞いている。それらも県の補正予算の内容を見ながら対応していきたい。各部局から考えている対応を話をさせます。

(総務・久野部長)予備費は現在2,600万円程になっている。学校休校での放課後児童クラブの期間繰り上げに対応する職員の賃金支払い等に使っていきます。

(企画部・山本部長)部としての予備費はありませんが、「ふるさと納税」の事業主を助ける取組として全国で当市にゆかりある方に呼びかけをしている。現在、状況を課長が調査しています。

(健康福祉部、平塚部長)生活福祉資金(緊急小口資金)の貸付限度額10万円を20万円に増額。返済開始の据置き2カ月以内を1年以内に、返済期間1年以内を2年以内にする計画です。また、コロナウィルスで失業された方にも緊急資金として貸し付けを(県の対策活用)3/25から受付ける。

(都市整備部・鹿野部長)市の予算に直接には関わらないが、県の対策活用で従来の枠とは別に経営安定の資金融資として、上限1億円の利子補給を行う。(借りても返す必要がある。借り換えが出来るのか?)

(小川理議員)学校一斉休校で、学童保育を前倒し(普通は春休中)実施しているが、利用者数は?また、預かり希望者で断った人数は?

(児玉教育次長)学童保育の登録人数は293名で、今回の騒動での新たな利用者数は50名程で、預かり希望者で断った子供さんはいません。

(小川議員)学童保育での感染予防の対策は?

(児玉次長)マスク、手洗いと人数を分けての運営です。

(小川議員)市の指示での休校だが、朝から預かった場合の利用料は?また昼食は?

(児玉次長)家から弁当持参です。利用料金は日数に応じて(夏休みと同様)頂いている。利用者の負担は仕方がない。利用料金の援助は検討するが、今は利用者に個人負担でお願いしている。

(小川議員)利用料の援助は当然の事だ。学校給食への納入業者への援助は?

(加納教育長)キャンセルについては、給食センターにて対応している。業者からは、他の事業所へ廻しているので、大丈夫との答えを貰っている。

H31年度補正予算に対する賛否討論後採決

(小川議員・・・反対意見)①コロナ対策で、相談窓口が無く、また作ろうと言う考えが無い、更にコロナ対策の予算が計上されていない。②学童保育で、感染対策が不十分だ。一斉休校で新たに保育する子供が増えているのに対応していない。 賛成討論は無く。採決では、反対者少数で原案のまま可決された。

財政状況全般について・・・(令和2年度一般会計予算

(広瀬武雄議員) この議会に提案された令和2年度の予算(案)は、市長が新しく森市長になって初めての予算です。市長が選挙で公約した内容が、予算にどう反映されているのかをお聞きします。

① 持続可能な都市経営については?
② 大型事業の大月、下水道、新庁舎、JR穂積駅周辺整備への想い
③ 健幸都市みずほ、子育て、高齢者福祉についての想いは?一括の質問として質問席からの質問は無しとしますので、お願い致します。

(森和之市長)私の選挙公約は、7分野41項目と多方面に渡っています。 議員の皆様に配布しました令和2年度の予算概要の冒頭目次欄に〇内にマの字で印を付けているものが10項目あります。また国民保険他特別会計での〇マは、8項目です。その他に予算が必要ないものが2項目の計20項目を反映させています。予算編成でまず考えた事は、厳しい財政の中で、国・県の補助金を如何に優先的に活用するかの観点から特定財源を有効にと考えました。起債を発行するにも後で交付税での補填があるもの、どうしても一般財源で不足するものは「ふるさと応援基金」の活用やその他の基金を充当し、将来にツケを残す額を少なくする事を一番に考えて予算編成をしています。今から5年後の2025年には団塊の世代が75才のピークになる。また2040年には、人口減少で65歳以上の人口が一番増える年と言う事ですが、当市の20年後2040年がどんな街になるのかを逆算想定して、今から20年掛けて遣らねばならない事を今回の2020年度予算に組み入れています。その1つが公共下水道事業であります。また、駅周辺整備では、昨年末に研究会からの提案に基づいて、3月末までに市の案を地元自治会を主体とした検討会で「どこまでを区画整理エリアとするのか」をR2年度中に決めて頂くように進めています。道路の維持補修工事としては昨年度予算の倍を組んでいます。福祉の分野では、認知症のサポート支援保険、1人親家庭の子供の学習支援、子供食堂援助や生活困窮者自立支援として社協への予算配分。高齢者対策としての高齢者福祉タクシーや放課後児童クラブは民間で児童クラブに替わる様な団体に補助金を出し運営を依頼する事も含め支援強化の予算処置をしています。これらを通して、私の選挙公約「健幸都市みずほ」の第1歩として取り組んでいく所存です。

(鳥居議員)令和2年度の一般会計予算総額は184.9億円で過去最大で前年より8.4億円増。財源は基金の取り崩しが8.86億円であり、市長以下幹部の方が財政は厳しいと言う事が理解できる。昨年9月議会で総務部長が経常収支の説明で、市が自由に使える額は平成30年度収支では16億円だと言わた。調べると16億円の内6億円は市債(臨時財政対策債)であり、純粋に使える額は10億円しかない。この様な財政状況において、監査からも、今後大きな収入増が見込めない中、高齢化での扶助費の増大が見込まれ、財政は更に厳しくなるので、大型事業については財政見通しをしっかり行い計画的に取り組むことが大事だと指摘されている。市の3大事業(駅前開発、下水道、新庁舎)と公共施設の維持・更新(40年で845億円)で、市の財政は大丈夫かと問わざるを得ない。

(久野総務部長)臨時財政対策債は、市が事業を行う上で本来なら国の負担額ですが、不足する分を翌年には国で交付金として補填するという事で市債発行しています。

(鳥居議員)臨時財政対策債の制度は2001年度からだが、本来国が出すべき費用を地方が肩代わ りして借りる(国に金がないので)内容で、部長が言われるように毎年補填されるならば、瑞穂市の債 権残115億円中、80億円がこの市債残という事にはならない。国の空手形であり、市が借りている訳で、実質的には、市の赤字公債ではないのか?

(杉原議員)関連質問だが、合併特例債残見込額はR2年度末で19.8億円だが、償還の計画は?

(久野部長)合併特例債残の主なものは、牛牧小の改築や空調設備等建設公債が大半で、地方交付税で償還される臨時財政対策債でないので、一般会計からの償還となる。(返済計画は答えず)

(杉原議員)5年程前から臨時財政対策債の残高が80億円程で推移している。公債には、建設公債(橋や道路等の様に将来世代が使用する物で建設時に発行し、資金調達する債権)と赤字公債があるが、臨時財政対策債は赤字公債と言う捉え方は違うのか?(建設・赤字公債との借金)

(久野部長)臨時財政対策債は翌年国より交付税として算入されるもので、本来は国から現金でよこすべきものを地方で借り入れてくれと言う事で、市の名義で借りて,後々国より補填されるので、交付税と言う捉え方をしている。

*一般会計での市の債権残は115億円(内臨時財政対策債80億円)。下水道等の特別会計での債権残高が 16億円で合計131億円がR2年度末の借金の見込額.

(馬渕ひろし議員)市長は、1月年頭に今年は、大規模事業元年だと職員に挨拶した。3大事業と公共設備予算には 3大事業関連予算の一部も入っており、全体の長期財政計画を示してもらわないと我々議員が責任を持って判断をする事は困難だと考える。 昨年12月議会で久野部長は財政の長期計画はないと言われたが、市長は長期財政計画の必要性についてどの様に考えているのか?

(椙浦副市長)下水道事業では、長期的な展望にたった財政計画に基づいて、財政負担を少なくする為に積み立て(R元年度末23億円)を行っています。また、駅前開発についても今後エリアを決めて取り組んでいきます。更に新庁舎についても、毎年2億円を積み立てており、今後位置を含め財政負担を少なくするPFI手法(民間活力導入)等を検討して取り組んでいきます。(質問の答えになっていない)。20~30年度後を考えるとこれらの3事業は、人口減少対策としても必要だと考えます。また、公共施設の維持更新には、重複する施設のスクラップという事も考えています。

(馬渕議員)それぞれの事業の財政計画はある(駅前はない)が、全体財政計画が明確ではない。総合的に考えて出来ると考えたのか?長期の財政計画についての市長の考えは?

(久野部長)長期財政計画を作る事は、その時々の状況や国の政策等もあり大変に難しい。下水道は、一般財政からの繰り出し金が年平均2.35億円なら出来ると考えています。1期工事以降は、その時々の財政指標を検討しながら進めて行きたい。庁舎は、今後手法も考慮しながら、毎年2億円を積み立て対応していきたい。また駅周辺開発については、地元住民代表の方々を含む検討委員会の意見を反映させて、どのエリアを対象にするかを詰める中で、財政についても国、県の補助金を有効活用出来る様にしながら進めて行きたい。 (答えになっていない)

*下水道関連質疑(R2年、下水道特別会計予算について)

(鳥居議員)下水道事業特別会計のR2年度の支出で、1.25億円計上されているが、内容は?

(広瀬環境水道部長)6,006万円は穂積区の管渠設計の為の地質調査と基本設計代金です。また 4.493万円は処理場測量と民間導入調査費です。

(鳥居議員)昨日、部長は当市の下水道事業計画に対し、県から許認可を受けたとの答えであったが、県に許認可権はない。計画書に書類上の間違いはない。としたものであり、承認とは違うと考えるがどうなのか?

(広瀬部長)下水道事業計画書に対し3/3に良いとの答えを貰ったので、この回答で3/3以降、都市計画法にもとずいて、県知事に事業認可申請書を提出しました。今月中には認可が下りるのではと思う。

(事業認可申請書提出の前提として、地元の了解が得られたらとの今までの議会での答だった。地元の了解を得ずしての提出はおかしい?)この認可は、都市計画事業として定められた事業において、「土地、建物の所有者に対し、事業推進の為に都市計画法に基づく効果を発生する」事になる。

(鳥居議員)既に事業認可申請書を提出したが、許可はまだ降りてはいないと言う事ですが、県で認可されると形の上では、いよいよ事業がスタートするという事ですね。

*昨日の「臨時財政対策債」の質問で、久野部長は「国が不足するものを地方で借りる。翌年には交付金で補填される」。と言われましたが、この制度が2001年頃から始まり当市のこの債権の残高が現在80億円(全債権残131億円)になっている。建設公債は孫子の代まで使えるものの為の発行であり、赤字公債は今の赤字の穴埋めで、恩恵は今の世代のみです。現在が下水をそのまま進めるかどうかのターニングポイントになっている。人口減少予測の元、借金をしてまで下水道をやる事が良いのか?再度考える時ではないのか?

(広瀬部長)将来の事は判らない。今現状判断出来る範囲で色々なシュミレーションや積立金の積増し市一般会計からの繰り入れ額2.1億円(額が都度多少変わる)程ならやれると考えて進めています。

(鳥居議員)再三指摘しているが、下水道使用料金が年間6億円もあり、黒字となる計画書はおかしい。その計画で、一般会計への繰り入れ額、年平均の2.35億円は全くおかしい。

(馬渕ひろし議員)国連のSDGs(エスディジーズ)では、持続可能な開発目標での事業展開という事で「自分だけ良ければいいをやめよう」との理念で呼びかけている。下水道計画案での事業計画ではどの様な取り組みを行うのか、持続可能な事業なのか?

(広瀬部長)事業計画では、施設の設置、機能維持に関する方針等を記載しています。これは経営健全化を目的としたものでは無く、管路施設や処理場の経年劣化による道路陥没や施設の運転停止等が起こらない様にする為に修繕や改築を行う事を目的とし、管渠施設で15~20年、処理施設で約15年での保守修繕を行い、施設の長寿命化をしていくものです。また財政面については、5~7年毎に見直しをします。また社会情勢の変化にも対応しての見直しもします。

(馬渕議員)下水道を持続可能にするには接続率の向上だと考えるが、現在の3施設の状況は?また、接続率アップの為に取り組んだことは何か? 率UPには何が重要だと考えているか?

(広瀬部長)平成30年度末の接続率は、西地区特定環境施設で71,7%。呂久地区(農業排水事業)は 99,2%。別府コミプラで56,3%です。供用開始順で言うと呂久農排水事業では、平成6年に全戸から同意 書を貰うと共に4月には呂久地区農業集落排水事業管理組合を設立し、区域内全世帯に加入頂き、他地区の視察 や供用開始に合せての受益者分担金積立等の意識高揚を行ってきた。西地区(巣南)では、区毎に推進委員を選出 して下水道推進協議会を立上げ、他市への視察や完成後の受益者分担金についての積立の実施やその他下水道に関 する意識高揚を行ってきた。

(馬渕議員)呂久や西地区では、供用開始前から地元の理解のもと貯金等をしてきたとの事だがこの度は遣っていくのか?(広瀬部長)事業推進に合わせて地区の区長、自治会長等と相談しながらやって行きたい。(馬渕議員)別府コミプラの接続率は56,3%と低いが、その理由は?(広瀬部長)コミプラと下水道では法律が違う、コミプラは接続義務が無いのでと考えている。(馬渕議員)西地区71,7%の裏には、高齢単身者等の高齢化の問題があるのではないか?高齢化が原因の1ッ だと考えると1期工事対象の本田団地、牛牧地区(市民協働安全課の資料)では,

2017年(高齢化率) 2025年(同率) 2035年(同率)

本田 団地 2,319人/ 42.4% 46,3% 54,1%
牛牧地区(含む団地) 1,310人/ 38.3% 41,7% 48,8%

*(堀議員・不規則発言)高齢化と本田団地の接続率とは関係ない。 (くまがい議員)発言、意見が違うからと言って、他の議員の発言を止めるのはおかしい。 (堀)認識が違うので、言っている。議事録からカットしてもらいたい。(他?議員)おかしいなら後から発言許可を得て間違いを言うべきだ。・・・議長休憩を取ってはどうか。 藤橋議長・右往左往の後、休憩宣言! 議事ストップ・約30分

(馬渕議員)接続について、行政は住民の意向調査をする必要がある。特に1期工事対象地区はやる必要がある。工事は1期のみで終了か?(広瀬部長)1期のみではない。緊急性、希望により第2期以降を決めていきたい。(馬渕議員)国の補助金は、何時までか不明だと市長発言だったが、交付金が不明なのに事業は継続して遣っていくのか?(広瀬部長)交付金等将来の事は判らない。 (馬渕議員)民間導入(PFI)のメリット・デメリットは?また、市と連携する民間業者の見込みは?(広瀬部長)PFIは民間の資金と設計・施行・維持管理のノウハウを活用するもので、業者見込みは、 現在は不明 だが、R2年度の官民連携調査の中で業者も探していきたい。

(馬渕議員)令和8年に供用開始するには、地権者の同意と地元の了解が必要だが、地権者の同意が取れない場合は、強制執行するのか?

(広瀬部長)現時点では、強制執行適用の考えは無い。理解を得られるように話を進めて行きたい。

(馬渕議員)何年も同じ手法で進めているが進まない。場所を変えた方が早いのではないか?

(広瀬部長)場所は計画決定している。地権者が反対しているからは、場所変更の理由にならない。誠意をもっ て、話を進めて行きたい。

(馬渕議員)強制執行等同じ市民にするべきではない。是非、地権者や自治会の方々の合意了解を取って欲しい。次に公正公平な公の場の設置についてお聞きします。平成28年2/17の「下水道推進特別委員会」の休憩時間に下畑の自治会長から公の場の設置を求められ、再開後、議事録を見て貰えれば判るが、前副市長が「公正公平な場の設置を検討して委員会に図る」と回答した、とされているが、事実なのか?また、その後どの様に検討され、どの様に対応されたのか?

(広瀬部長)H27,12/28に下畑自治会長から、「公正公平な話し合いの場を設けて意見交換の場を設けて欲しい」との文章が議長と下水道推進特別委員長に出ています。これを受けてH28,2/5付けで、今はその時期では無いとの回答文書が議長名で出されている。(2/5回答日以降の2/17の委員会で、副市長が議論の場の設営を検討すると発言。)処理場予定地の自治会や地権者の方々の意見を聞く事や情報を発信していく事は大切だと認識しています。既に地権者の意見交換会の開催や下畑自治会の方々を対象とした説明会等も実施していますし、欠席の方のご自宅にお伺いして、説明の上、ご意見を聞いたりしています。今後も同様の説明会や意見交換の場を開く予定です。

(馬渕議員)地元の方々は勿論ですが、市民全体の税金を使っての事業であり、市民の理解、特に市街化区域の方々の理解が、接続率の向上にもつながる訳ですので、説明会等を地域ごとに実施して頂く事をお願いします。

*令和2年度下水道会計予算案に対する賛否討論。

(鳥居議員…反対意見)
①下水道計画書では2060年使用料収入として6.8億円、工事完了予定の 2061年には6.95億円の収入計上で、下水道事業は黒字になると言ういい加減な財政計画です。
②地元の了解を得られていない。(地権者、自治会が反対である)。

水の浄化は現計画にこだわらず、コミプラと合併浄化槽で解決出来るし、本田団地問題も早く解決出来る。

(賛成意見無く)・・・議案は採決で賛成多数で可決された。

*穂積ふれあい公園関係。(令和2年度一般会計予算)

(馬渕ひろし議員)穂積ふれあい公園事業は、昨日も他の議員から問題点が指摘されていますが、

市の整備理由と指摘された問題点、 *市民交流の場や避難所として使える。(同地区には既に大小3箇所の公園がある。避難場所としては、野口公園と朝日大学もある)。*整備予定地は中切と下穂積の中間(穂積地域でも公園の無い21号線沿いならばまだしも、市内の他地区とのバランスもとれない。)*地権者からの要望書が数回出ている。(6回は市の元部長・・・個人的なつながりも問題だが、口頭での要望で、地元自治会長は住環境の向上になるからと提出した模様で住民の声を聞いていない、地元住民は公民館やコミュ二テイセンターを要望)*公園等緑地等基本計画に基づいての整備(基本計画は見直し中であり、公園用地買い入れのための後付け理由)

私は昨年10月の産業建設委員会でこの問題を初めて聞きましたので、概要から教えてください。

(鹿野都市整備部長)同公園の設計図はまだ出来ていません。おおもとは瑞穂市公園緑地基本計画で広さ約2,500㎡をイメージ図で示しています。広場、緑地、遊具の整備で、環境保全、防災、景観、地域交流等を目的に整備を進めて行こうと言うものです。

(馬渕議員)予算計上9,437万円の内訳は?

(鹿野部長)用地費8,954万円、調査費129.8万円、一部土地登記補償325万円、他登記費用等28万円強で計9,437万円で,造成費用は入っていません。

(馬渕議員)市内には幾つかの公園がある。全てを調査した訳でなく、時期によっても違うだろうが、私が見た公園では、遊んでいる人は少人数でした。現都市公園24ヶ所の小学校区別は?

(鹿野部長)小学校区別には集計していないので、今ここでは言えませんが、生津校区は区画整理事業として整備したので、前畑公園他9カ所の配置はバランス良い位置にあります。

(馬渕議員)私が、ネットで調べた校区別を言いますと、生津小校区は河川敷公園も含め10カ所、穂積3、牛牧9、本田1、南1、中と西はゼロです。南、西、中は調整区域が多い事も有る為だとは考えますが、大変にバランスが悪い。

(鹿野部長)生津小校区以外は都市計画決定の公園ではない。中と西地区には、大月広場を整備中であり、小さな公園が無いので、今後の課題と考えています。今後はバランスを良くと考えています。

(馬渕議員)公園の配置は地区で片よりが目立つ。この穂積ふれあい公園の用地はH26/3月議会のH26度予算で通過したが、納税猶予があり購入出来ず無くなった。とは聞いていたが、なぜ昨年10月の産建設委に急に復活したのか?

(鹿野部長)納税猶予が解除されたとの事をH30/1,31の要望書で出されたので、市としては元々購入をする予定でしたので、今回予算計上したと言う経過です。穂積小校区は当市の1/4の人口があり、公園の位置がエリア的に穂積の南の地区に偏っていると言う認識はありません。

(松野貴志議員)穂積ふれあい公園については、既に他の議員から問題点が指摘されているが、昨年10月の産業建設委員会資料では、2年間約2億円弱で設置するとしていたが、今年度は用地買収他の費用として9,437万円(広さは3,731㎡)である。私からは坪単価を聞きたい。

(鹿野都市整備部長)1㎡の単価は、2,4万円なので、坪単価は3.3倍の約8万円です。

(松野貴志議員)土地代,坪約8万円は相場から言って高くないのか?それは別問題として、現在、各自治体では新型コロナウィルス対策を第一に感染者数だけでなく、経済疲弊等も考慮して、一般会計や補正予算の組立てや増減を検討されています。この様な中この時期に坪単価8万円の土地購入で2億円弱(2年間)の公園整備は問題があると考えます。事業概要の中で、緑地化基本計画だと思うが、同計画には地域交流(憩いの場づくり)を推進するとある。同計画が出来たH21年以降で、防災訓練以外で地域交流、憩いの場の実績を教えてください。

(鹿野部長)上牛牧公園では夏まつり等での交流に使われている事は承知しているが、地域交流や憩いの場についての調査をした事はない。

(松野議員)地域交流の場つくりを前提として、緑地化基本計画があるのであり、実績も調査していない事には、驚きを禁じ得ません。色々問題のある「穂積ふれあい公園」については、一般会計予算から削除するように修正(案)を提出したいので、休憩を願います。

(夜の19時~休憩、再開は20時過ぎ~、終了は21時過ぎ。他の議案は翌18日に議会を開催し審議する事になった。)

*再開後、修正(案)が提出されて採決に入った。

令 和 2 年 度一般会計予算(案)の修正(案)に (敬称・略)

賛成の議員 ・ 松野貴志、馬渕ひろし、鳥居佳史、小川さとし、くまがいさちこ、 5名

棄権の議員 ・ 松野藤四郎、広瀬武雄、今木啓一郎、堀 武、 4 名

の議員 ・ 庄田昭人、若井千尋、清水治、北倉利治、若園五朗、若園正博、杉原克己 7名

藤橋礼治 議長は採決不参加 1名 、 計17名

前日までの予想では、瑞清会(松野貴志・馬渕・清水・北倉)の2名が提案し他の2名は修正案賛成の予定が、地権者の働き掛け(市の元部 長)で瑞清会が割れ、若井、五朗は修正案反対に同調した模様。・・・(ある議員談 )

結果・市の原案(令和2年度に約1億円弱で土地購入、R3年度に設計・造成費用や遊具等で約1億円)は可決。(2億はコロナ緊急対策に使うべきではないか)

JR穂積駅周辺整備・新庁舎について

(若園五朗議員)昨秋に有識者の研究会から「駅周辺整備計画」の提言がなされ、昨年9月の議会の 答弁では、地域の区長、自治会長や地権者等でつくる「駅周辺整備委員会」を立上げて地元の意見をまめるとの事であったが、どの様になったのか?

(巣の内企画官)2月にアンケートを実施した。現在集約中で、まとまり次第方向性をだす。(若園議員)令和2年度予算で、8,153万円が計上されているが内容は?(巣の内企画官)研究会の計画図を参考にして、現地測量のもと原案の作成をしたい。先行投資で進めて行きたい。 令和3年度の都市計画決定を目指している。(若園議員)庁舎候補地はまだ決定ではないが、駅周辺も候補に上がっているとの事であり、もし周辺であったらどう考えるのか?

(久野総務部長)新庁舎の土地は、まだ候補地を絞る段階までは行っていない。現庁舎の問題は、2庁舎体制、老朽化、バリァーが不十分、狭い等だが場所や規模など市民のコンセンサスが必要です。

高齢者福祉タクシーについて

(鳥居議員)高齢者福祉タクシーで402万円の計上があるが、条件緩和の内容は?

(平塚健康福祉部長)①同一世帯でも夫婦のどちらも免許がない(従来は、同居の誰かが免許があると対象外だった)、②住民税が非課税でなければ駄目だったが、この要件を外します。(R2/10から適用)

*(傍聴者の感想) 新型コロナウィルス対策として、総括質疑、一般質疑、各常任3委員会での質疑を全部(7日分)を全て省略して、採決を含め1日で済まそうという議会に問題がある(他市は、R2年度予算とコロナ対策として補正予算等の審議の為、通常以上に議論を深めた)。当市は1日予定の為、結局2日になったが議論は深まらず、コロナ対策補正予算は組まれず、他の議論も中途半端終わった。・・・(可視化されていれば、コロナ対策で傍聴者無しでも可能だが、それも出来ず。)