Ver. 4.6.1で、CSV/TSVファイルやフォルダから、すぐにプロット表示・分析を始められるワンタッチな設定機能「ファイルから登録 」が追加され、Ver. 4.7.0ではワンタッチなインストール機能で簡単にインストールでき、Functionでデータ編集が出来るようになりました。
ここではソフトのインストール方法などをご紹介します。詳細は正式なセットアップマニュアルをご参照ください。 セットアップマニュアル
v4.7.0 以降
インストール用のバッチファイルをダウンロードし、ダブルクリックで、セキュリティの設定をすれば起動するようになりました。
会社内など、Proxyが有効なネットワークでは、install.iniを編集し、Proxyの設定を書き込んでからダブルクリックしてください。
GitHubで"AnalysisPlatform"と検索するか、以下のリンクから分析プラットホームのOSSサイトへ移動します。"AnalysisPlatform github"で検索してもリンクを見つけられます。
GitHub - apdn7/AnalysisPlatform
サイトのリストの中にあるAPDN7_installer.zipをダウンロードし、解凍してください。
その中にあるinstall_AP+DN7_OSS_jp.bat(日本語で起動)もしくはinstall_AP+DN7_OSS.bat(英語で起動)をダブルクリックしてください。直後に実行してよいか聞いてきた場合は、[実行](Run)で進んでください。青い画面が出て"保護されました"となったら少し下を見てください。
常時日本語で起動したい方は、こちらの設定を参照ください。→ 設定方法 日本語起動
会社等でProxyがある方は事前に設定が必要です。 → 設定方法 Proxy
起動直後の問い合わせは、[実行](Run)を押す(普通は出ません)。
この画面が出た方は、install_AP+DN7_OSS_jp.batで[右クリック]→[プロパティ]で[セキュリティ][☑許可する]にチェックを入れてから再度ダブルクリックしてください。
以下の画面が立ち上がりインストールが行われます。CPU速度やネットワークに依存しますが、5~30分ほどかかります。ダブルクリック後、ほっといておいてかまいません。
↓セキュリティの設定:Windows10の場合
Windows11の場合
[表示数を増やす]をクリックして、
チェックを確認してから[許可]を押す。
しばらくしてセキュリティの設定(ネットワークへのアクセス)を聞かれることがあります(他ウィンドウに隠れていることがありますので気を付けてください。初回インストール時には基本出ます)。
プライベートネットワークにはチェックし、パブリックネットワークのみチェックを外して、
Win10:[アクセスを許可する](Allow Access)
Win11:[許可](Allow)
を押してください。
ドメインネットワークの項目がある場合は、
☑ドメインネットワーク(社内ネットワークなど)
☑ プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークなど)
の2つにチェックして、
Win10:[アクセスを許可する](Allow Access)
Win11:[許可](Allow)
を押してください。
いずれにせよ、パブリックネットワークは選択しないでください。
最後に利用許諾画面が表示されますので、[同意する]を押すとAP+DN7が使えるようになります。
他のPCからWebアクセスする際は、相手側PCのブラウザで利用許諾画面が表示されますので、その都度[同意する]を押してもらってください。
なお、右の画面のように左下(電源ボタンの上)に黄色い帯が表示されている場合、空き容量が20%を切っている警告になります。さらに、空き容量が10%を切ると、ここが赤色の帯になりAP+DN7は動作を停止します(新規データを読み込まなくなります)ので、適宜空き容量を増やしてください。
以上でインストールは終了です。
起動は、デスクトップにできたアイコンをダブルクリックします。
終了する際は電源ボタン(UI左下隅)を押してください。コマンドプロンプトが消え、AP+DN7が終了します。
(ブラウザのタブは手で閉じてください)
下にあるタイルインターフェイスに飛んでください。
ここから下は、従来の手動インストールで、少し大変な方法ですが、Windows PCの扱いなどに慣れたい場合はこちらで。
普通の方は、ここまでのやり方でサクッとAP+DN7を導入できます。
右は、以下にある手動インストールの動画です。
PC操作などの参考にしてください。
GitHubで"AnalysisPlatform"と検索するか、以下のリンクから分析プラットホームのOSSサイトへ移動します。
GitHub - apdn7/AnalysisPlatform
サイトの[Code]→[Download ZIP]にてZipファイルをダウンロードします。ダウンロードが終わったらZipを解凍してください("AnalysisPlatform-master"が2重の入れ子になっている場合は中身のみ取り出してご使用ください)。
※ トラブルの原因になりますので、One Driveの同期は設定されていないフォルダ(One Drive利用者でMy DocumentsやDesktopなどのOne Drive同期対象の場所に分析プラットホーム Analysis Platformのファイルを保持することは避けてください)へ事前に移動願います。分析プラットホームでは内部にバッファ用のデータベースを作成し高速にアクセスするため、One Drive同期対象のフォルダに入れてしまうと動作が極端に遅くなったり、ネットワークに負荷がかかったりします。システム管理者に叱られることになると思われますので、止めましょう。
※ 大量のプロセスデータを読み込む場合、分析プラットホーム Analysis Platformの内部データベースは数十GBに達することがあります。少量のCSV等を読み取るようなケースでは心配はありませんが、年間の製造データ等大規模データを読み込む際は、十分な空き容量のあるパソコンでご使用ください。
(PCの空き容量が一定量を下回ると、Analysis Platformは警告後に自動的にデータロードを停止しますが、その時点で他の場所への移植が困難になることがあります)。
Zip展開したフォルダの設置先は任意で大丈夫(One Drive共有部はダメ)ですが、こだわりがなくトラブルを避けたい場合は、右の様なフォルダ構造をお勧めします。(既に導入済みの方は現在お使いいただいているフォルダ構成のままでも問題ありません。コピーしてインターネットがない環境でご使用になる際は極力この構成をお勧めいたします)
解凍したフォルダ名は"AnalysisPlatform-master"となりますので、バージョン名等を付けたフォルダ名等、例えば"AnalysisPlatformOSS431"に変更すると複数のバージョンを共存できるようになります。その際は、なるべく次のステップの起動前に変更を行いましょう(一度インストールが正常終了したフォルダは自由に名前を変えていただいて構いませんが、ネットワークがない環境で使用される際にはコピー後の名称変更を避けてください)。
C:\
├─Analysis ← 手動で作成ください
│ ├─ap ← 手動で作成ください
│ │ ├─AnalysisPlatform-master 以前のバージョン(4.0.1とか)
│ │ ├─AnalysisPlatformOSS431 以前のバージョン
│ │ ├─AnalysisPlatformOSS460 展開フォルダ(フォルダ名を変更)
│ │ │ ├─AnalysisPlatform.bat
│ │ │ ├─startup.ini AP+DN7の初期設定ファイルです
│ │ │ └─start_ap.bat AP+DN7の起動ファイルです
│ │ ├─Oracle-Portable ← 初回起動時に自動で生成されます
│ │ ├─python_embedded ← 初回起動時に自動で生成されます
│ │ ├─python_embedded39 v4.5.0 以降
│ │ ├─env ← 初回起動時に自動で生成されます v4.6.0 以降
│ │ └─get-pip.py ← 初回起動時に自動でDLされます
│ └─data ← 手動で作成ください
│ ├─Titanic_Main ← 手動で作成ください(チュートリアル用)
│ ├─Taitanic_Result ← 手動で作成ください(チュートリアル用)
│ └─MySample ← データ毎に手動で作成ください
v4.1.1 以降
Zip解凍したフォルダ内にある"start_ap.bat"ファイルをダブルクリックすると アプリが起動します。
コマンドプロンプト(黒い画面:AP+DN7の本体)が開き、同時にブラウザ(操作画面)も起動するようになりました。ブラウザの画面は最初は「このサイトにアクセスできません」などの表示が出てアプリが表示されませんがしばらくほっておくと(アプリのインストールが終わって起動した後)AP+DN7の利用許諾画面が自動的に表示されます。
初回のみ必要な周辺ライブラリなどのダウンロードをするため数分から30分程度(ネットワーク環境に依存します)時間を要します。
v4.6.0 以降
起動中に起動画面が表示されます。起動時のエラー発生時はエラー発生状況が表示されます。
一度正常起動すると、デスクトップにAP+DN7起動用のショートカットが生成されますので、それ以降はデスクトップのショートカットから起動しましょう。
またブラウザ起動用のショートカットも3つ生成されます。ショートカット名にあるアクセスポート番号の後の符号で中身が異なります。
7770 localhost:7770 自分のPC起動用(AP+DN7実行PC内で使用する用)
7770ip 192.168.0.567:7770 IPアドレスによるアクセス :外部PCから参照可能
7770pc pc_name:7770 PC名称によるアクセス :外部PCから参照可能
※上の事例は適当なipアドレスやPC名称です。実際はご自身のPCの情報が使用されます。
工程で使用する際は、外のPCからPC名称によるアクセスが可能な場合はそれがベストです(動作確認は別のPCから試してください)。
DHCP環境で使用されている場合、IPアドレスでのアクセス方法は避けてください。
個人で利用される方はlocalhostでのアクセスで問題ありません。
普段使われるショートカット以外のショートカットは消去いただいても問題ありません。
v4.0.0 Zip解凍したフォルダ内にある"oss_start_app.bat"ファイルをダブルクリックすると アプリが起動します。
その際Windowsのセキュリティ機能による青色の警告(通常は日本語で出ます「WindowsによってPCが保護されました」)が出た場合は右のインストラクションに従ってプロパティを変更してください。
"start_ap.bat"ファイルで右クリックし、[プロパティ](Propaties)をクリックします
v4.0.0 "oss_start_app.bat"ファイルで右クリックし、[プロパティ]をクリックします
下の方のセキュリティ(Security)の項目の"☑許可する(K)"(Unlock)にチェックします
ソフトウェアの起動時はコマンドプロンプト(黒い画面)が立ち上がります。この黒い画面は分析プラットホームの本体ですので、ソフトウェアの使用が終わるまではこのウィンドウを閉じないでください(最小化は問題ありません)。閉じる場合(終了時)は、AP+DN7の電源ボタンを押してください。
v4.1.1 以降
コマンドプロンプト内に
Running on http://0.0.0.0:7770/
と表示されたらソフトウェアを使用できます。それ以降は、先ほど「このサイトにアクセスできません」と表示されていたブラウザの画面が自動的にAP+DN7に移行します。
v4.0.0
コマンドプロンプト内に
Running on http://0.0.0.0:6868/
と表示されたらソフトウェアを使用できます。
先にWeb画面を立ち上げておいて、初期画面がWebに表示されるのを待ってもかまいません。その場合起動後にWeb画面が自動的に表示されます。
(引き続き読み込み動作などが始まってしまうとメッセージが流れて確認できなくなってしまう場合がありますので、その際はWeb画面にて起動を確認してください)
初めてアプリを起動する場合に, Windows Defenderのファイアウォールのセキュリティ警告が出る場合がありますので、少なくとも (ドメインの項目がない場合は不要です)
☑ドメインネットワーク(社内ネットワークなど)
☑ プライベートネットワーク(ホームネットワークや社内ネットワークなど)
はチェックして、[アクセスを許可する](Allow Access)ボタンを押してください。パブリックネットワークは選択しないでください。
v4.1.1 以降
Analysis Platformの起動時にWebブラウザも自動起動されますので、そのままお使いいただけます。別途、デスクトップにできたショートカットをクリックしても起動します。
v4.0.0
フォルダ内のAnalysis Platform(xXX)のショートカットをダブルクリックすると、 ⾃動で Chrome上で アプリが起動できます 。
※各PCによって、Chromeがx64(64bit版)かx86(32bit版)かが異なります。どちらか起動する方をご使用ください。
環境にChromeがない場合は、下記のアドレスの直接入力を行ってください。
(ブラウザのアドレス部をデスクトップなどにドラッグ&ドロップするとショートカットが作れます)
ショートカットを使わなくても、ブラウザで
http://localhost:7770/ もしくは http://127.0.0.1:7770/
http://localhost:6868/ もしくは http://127.0.0.1:6868/ v4.0.0
と直接入力しても接続できます。
ソフトウェアをインストールしたPCのIPアドレスが12.345.67.89でPC名がmy_pcの場合は、外部のPCから
http://my_pc:7070/ もしくは http://12.345.67.89:7070/
にアクセスすれば、外部から同じ分析プラットホームに接続できます。
※ネットワークの制限が厳しい場合は、使用できないこともあります。
接続した際にこのような表示になった場合は、起動中の可能性があるので、しばらくそのままでお待ちください。AP+DN7が立ち上がると自動で起動画面が出ます。
利用規約に合意していただくと、初期画面が出てきます。
ここからデータ分析を行っていただけます。
基本的には、[データソース設定]→[工程設定]の順に設定を行えばデータの描画が可能になります。
データ設定は少し難しいので、最初はBookmark[☆]機能を使って、デモデータを見ていただくとよいかと思います。
v4.3.1 以降 タブの制限がなくなりました。単独のブラウザでいくらでもタブを展開いただけます。
v4.2.0
使用しているWeb機能の制限から、AP+DN7のタブは6個以上開くと動作しなくなります(タブを閉じて数を減らせば動作するようになります)。どうしてもより多くのタブを同時に開きたい場合はGoocle Chromeで4タブ、Microsoft Edgeで4タブといったように複数のブラウザを使用してください(アドレスをコピーしあえば、相互運用できます)。
GUIであるWeb画面はいつ閉じていただいてもかまいません。再度同じアドレスにアクセスすれば分析プラットホームを使用できます。なお、Web画面を閉じた際はその時の設定は失われますので、必要に応じて設定を保存してからWeb画面を閉じてください。
AP+DN7には、各プロットを行うためのタイルインターフェイスが備わっています。タイルを押すと各プロットのページに移行します。
以下にあるように2種類(DN7とAnalysis Platform)のタイルインターフェイスがありますが、ページ左上のボタンで切り替えることができます。
多くのプロットが実装されていますが、タイルインターフェイスによって見た感じでどの機能かがすぐ分かり、選びやすくなっています。
マウスカーソルを各タイルに合わせると(ちょっと待ってみてください)、それらの機能の説明がホーバー表示されます。
DN7のタイルインターフェイス。
Analysis Platformのタイルインターフェイス。
Analysis Platformの全てのプロットが機能別に並んでいます。
分析プラットホームには、あらかじめ各機能のデモデータが設定されています。
(デモデータのCSVは起動フォルダにある"sample_data"フォルダの中に格納されています。どのようなCSVがあればいいか、どのような設定をすればよいかなどの参考になります)
Web画面右上のBookmark[☆]ボタンを押してください。
v4.0.0 Web画面右上の[読込]ボタンを押してください。
参照したいグラフの[開く]の列にある緑色のボタンを押すと設定データが読み出され、データが表示されます。
v4.0.0
Tips:右上にある検索Boxで例えば"pc"と入力するとその文字列を含む項目のみがハイライトされます。その状態で[Enter]を押すと該当項目のみが表示されます。先ほどの"pc"を消去すれば元に戻ります。
Tips:各列のフィルタBoxに文字列を入力するだけで項目の絞り込みを行えます。
GUI画面左下にある電源ボタン(マウスカーソルを近づけると赤くなります。外部のPCなどからのアクセスではこのボタンは表示されません。停止処理はソフトウェアを起動しているPCでのみ表示されます)を押して、ソフトウェアを終了してください。その後Web画面を閉じてください。
v4.1.1 以降
起動時に使用したstart_ap.batと同じフォルダ(Zip展開フォルダ)にstartup.iniファイルがあります。ユーザ設定は全てこちらに集約されました。
基本いつでも設定を切り替えられますが、一部初回起動時のみ有効になるものもありますので、極力初回起動前に変更してください。
startup.iniファイルはVS Codeなどで開いていただけますと編集しやすいですが(以下はVS Codeの画面ですのでメモ帳などと見た目がだいぶ違いますが内容は同じです)、メモ帳(NotePad)等でも編集は可能です。
同じ設定項目が複数行ある場合は、一番下の設定が利用されます。
言語設定、Proxy設定、BrowserLaunch(Chromeをインストールしていない方)は重要ですので、必ずご確認・設定願います。
v4.0.0
言語設定は“basic_config.yml”の編集、Proxy設定は"oss_start_app.bat"の編集です。※v4.1.0以降ではstartup.iniファイルに移行したため、どちらも使用しません。
[StartUpSetting]
port=ポート設定(14行目)
複数のAP+DN7を同時に起動する際は、ポート番号をずらして使用してください。
7750~7770の範囲でご使用いただけると比較的安全に使用できます。
他の通信の障害になる可能性がありますのでむやみに適当な数値を使うのは避けましょう。
(6000~7999のポート番号しか設定できないように制限されています)
lang=言語設定(18行目)
Defaultのen:英語からlang=ja:日本語に変更してください。
subt=サブタイトル(26行目)
AP+DN7の各部に表示されます。複数の製品毎にAP+DN7を使用する際、どの画面がどの製品なのかなど分かり難くなります。その際はsubt=DN7とかsubt=AP7など、製品型番などにしていただくことで、各ページがどの製品のものであるかを識別しやすくなります。ASCII文字のみ(半角英数文字のみ有効、日本語は使用禁止)、12文字以下が推奨です。
prxy=プロキシ設定:http(32行目)
ご自宅などプロキシがない環境ではデフォルトのprxy=nullのままお使いください。
社内LANなどプロキシがある場合はプロキシの設定をポートも含めてお願いします。
(プロキシ名やIPアドレスは実際の環境の情報をご使用ください)
prxs=プロキシ設定:https(40行目)
通常はhttpと同じプロキシが使われますのでデフォルトのprxs=httpのままお使いください。
httpと異なる場合のみ、実際の設定をお願いします。
[BrowserLaunch]
デフォルト起動がEdgeに変更されました。
Chromeをで使いたい方→以下の設定に変更ください。
launch_chrome=1
launch_edge=0
[StartUpMode]
設定を変えた際にデスクトップに自動生成されているショートカットが動かなくなったりすることがあります。その際はonly_install=0(79行目)をonly_install=1として実行してください。Web画面は立ち上がりませんが、コマンドプロンプト画面が立ち上がりデスクトップにショートカットが生成されます。ショートカットができたことを確認後、"only_install=0"に戻してご使用ください。
新しいバージョンへのデータの移行方法の詳細は、Upgrade Manualを参考にしてください。こちらのインストラクションは、簡易手順になっています。
同じ方法で、複数のAP+DN7を同じ設定で展開(複製)していくことも可能です。
旧バージョンのAP+DN7展開フォルダは、新バージョンがある程度実績ができるまでは削除しないでください。
異なるポート番号(例えば7770と7760)を使うことで両方のバージョンを同時に起動することができます。何らかのトラブルが発生した場合、すぐに旧バージョンを使えるようにしておくことで、より安全に移行が行えます。特に工程での使用においては、新バージョンを試しながら、問題が発生したら旧バージョンを使うといった試行期間を設けることをお勧めします。
このWebインストラクションで冒頭に紹介した通りの名称を付けていると仮定します。
旧AP+DN7展開フォルダ:AnalysisPlatform-master
新AP+DN7展開フォルダ:AnalysisPlatformOSS411
AP+DN7のZip展開フォルダにはinstanceというフォルダがあります。ここの中の設定用データベースapp.sqlite3をコピーします。
新AP+DN7展開フォルダのinstanceフォルダをinstance_default と名称変更します。このインストラクション通りに設定された方の場合はAnalysisPlatformOSS411¥instance_default というフォルダがある状態になるはずです。
新AP+DN7展開フォルダに新たなinstanceフォルダ(綴り注意)を手動で作成します。AnalysisPlatformOSS411¥instanceが新たに作成された状態にしてください。
旧AP+DN7展開フォルダのinstanceフォルダにある"app.sqlite3"ファイル(AnalysisPlatform-master¥instance¥app.sqlite3)をコピー(切り取り厳禁)し、2手順目で新しく作成したinstanceフォルダの中に張り付けてください。
念のため、旧AP+DN7展開フォルダのinstanceフォルダに"app.sqlite3"ファイルが残っていることを確認してください。タイムスタンプを確認しておいて、
新AP+DN7展開フォルダに作成した新しいinstanceフォルダに、同じタイムスタンプの"app.sqlite3"ファイルがコピーされたことを確認してください。
この状態で新しいAP+DN7を起動すると、同じ設定でデータ読込・構築が始まります(元のデータソースが削除・移動されておらず、ネットワーク上などで参照できる必要があります)。
同じバージョン間で複製する場合は、トランザクションデータ(実際の工程等のデータ)も移行できます。その場合は同じinstanceフォルダにある"universal.sqlite3"ファイルも一緒にコピーしてください。1GBを超えるようなサイズの場合は、このファイルのコピーは推奨しません。読込設定のみ移行し、再読み込み・再構築してください。
v4.0.x → v4.1.x の移行
データベースの互換性がないため、トランザクションデータは移行できません。読込設定のみ移行してデータを再読み込み・再構築します。
※ 大量のプロセスデータを読み込む場合、分析プラットホーム Analysis Platformの内部データベースは数十GBに達することがあります。少量のCSV等を読み取るようなケースでは心配はありませんが、年間の製造データ等大規模データを読み込む際は、十分な空き容量のあるパソコンでご使用ください。
(PCの空き容量が一定量を下回ると、Analysis Platformは警告後に自動的にデータロードを停止しますが、その時点で他の場所への移植が困難になることがあります)。