スペシャルティコーヒー展示会出店
コーヒーの味は、品種だけでなく、産地によっても異なります。
コーヒー豆はコーヒーの木から栽培され、産地によって土壌の質や気候、天気などが変わるため、育つ環境が変わってきます。
コーヒーの味を決める要素には、コーヒー豆の品質(産地・品質・焙煎度合・鮮度など)と、コーヒー豆の持つ味わいを液体に移す工程の「抽出」があります。抽出方法によって、甘み・酸味・苦味・コク・香りの出方が変わり、味わいも変わります。
コーヒー豆を焙煎すると、コーヒー豆に含まれる水分が減少し、コーヒー独特の風味が引き出されます。
焙煎時間によって色や味わい、香りが変化し、焙煎度は浅炒りから深炒りまで8段階に分類されます。
焙煎度が浅いと酸味を強く感じ、深いと苦味とコクが増します。
また、お湯の温度が違うと、コーヒー豆から抽出される成分の量が変わるため、味が変化します。例えば、苦味や渋味成分は高温でより効率的に抽出できます。一方、低温だと酸味の成分がより抽出されやすくなります。
コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸の仲間は、体の中でフェルラ酸という成分に代謝されます。このフェルラ酸は血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれるため、血管が詰まりにくく脳梗塞や心筋梗塞を防いでくれると考えられています。
コーヒーにはリラックス効果もあり、コーヒーを飲むとなんだかほっこりとした気分になったり、落ち着いた気分になったことは誰もがあるのではないでしょうか。
コーヒーには血液の流れを良くする作用があり、冷え性や低血圧の人に良いと言われています。コーヒーに含まれるカフェインには、心臓の働きを活発にさせ、血液循環を良くする効果があります。
また、コーヒーに含まれるポリフェノールは、血液をドロドロにする血栓の形成を抑制し、血管を滑らかに保つことにも役立ちます。
コーヒー1杯には、2時間程の血流を良くする作用があります。特に朝弱い低血圧の人には活動的な効果があります。また、コーヒーは毛細血管の拡張作用で末端の血管を開かせ、やはり血流をよくして高血圧の人には血圧を下げる働きをするのです。
ホットコーヒーを飲むと体の内部が温まり、血行が促進されやすくなります。血行が促進されると代謝がアップするため、疲労回復や眠りにつきやすいといったメリットが期待できるでしょう。
効能
・ 脳を活性化させる
・ ダイエットに役立つ
・ 胃の働きを活発にする
・ 眠気覚まし
・ 抗酸化作用
・ 生活習慣病予防
・ 平滑筋を弛緩させることによって気管支喘息や狭心症の改善に作用する
・ 中枢神経に作用し、呼吸機能や運動機能を高める
・ 心臓の収縮力を高めることによる強心作用
・ 血管の酸化を防ぐ成分が、コーヒーの代表的な栄養成分のカフェインとクロロゲン酸(ポルフェノールの一種)なんです
・ クロロゲン酸は、血管を掃除してくれる成分で、強力な抗酸化作用で動脈硬化を防いでくれます。
注意点
・ 飲み過ぎるとカフェインの影響で不眠や吐き気、めまいなどの体調不良を引き起こします。
・ 大量に摂取すると、不眠症や神経症、心拍数の増加、高血圧、不整脈が引き起こされるおそれがあります。
・ 神経を過度に興奮させたり、栄養素の吸収を阻害したりするおそれもあります
・ カフェインは消化器官も刺激するため、吐き気や下痢などの胃腸障害を引き起こすこともあります。
欧州食品安全機関(EFSA)は、成人が摂取しても体に影響がないとみられる1日当たりのカフェインの最大摂取量を、1日400mg、1回200mg以下としています。コーヒーに換算すると1日660ml(5杯程度)となります。