スペシャルティコーヒー展示会出店
Aini珈琲農園は中国雲南省の南西部メコン川流域に位置しプーアル茶で有名なプーアル(Puer) 市にあります。
プーアル市でコーヒーの木を植えた大昔約7世紀の唐の時代にはお茶の名産地及び交易場として盛んでした。
更に地元のお茶を人と馬でチベットへ運んだことで「茶馬古道」と名付けられ、南(西南)シルクロードとも呼ばれています。
標高は317~3370メートル、北緯22°53′〜24°35′ 赤道と平行して北回帰線を通る標識的な場所です。特独の地理的環境と気候関係で東南アジア北部にあるプーアル市は熱帯地域に所属しています。
プーアル市の緯度は「コーヒーベルト」にあたり霜降が少なく、 日照、降雨量、昼夜寒暖差のある熱帯雨林の特有の天候条件が揃い、良質なアラビカコーヒーには適した栽培地です。
ゲイシャコーヒーチェリー
アイニー珈琲農園は中国初めてのゲイシャコーヒー農園として2012年スターバックスの提供でパナマから 1キロのゲイシャコーヒー種子を園内に植え始め今年は 3代目になり園内で絶好調に成長しています。
2016年にはパートナーのスターバックスを通じて世界の珈琲業界で有名な生珈琲加工エコンサルタント兼品質管理アドバイザーのジェレミー・ウェイクフォード氏を農園に招聘し、「Aini農園珈琲遺伝子デーダーバンク」から何種類かの珈琲豆を選び農園のスタッフと共にブレンド、焙煎、テストを繰り返し二種類のブレンドコーヒーを作りました。
ジェレミー・ウェイクフォード先生はアイニー珈琲農園が生産した色々な珈琲豆にたいしてカッピングした 結果、MANZHONGTIAN160番のコーヒーに大変な高い評価をし、81.5点の高点数をつけられました。
先生は「香ばしく心地よい香り、爽やかな酸味、こくが深い、風味が柑橘の様に爽やか、 後味が甘くて長く続く印象に残る」と評価しました。現在商品名は「愛伲え花」と名付しています。
ジェレミー先生の来園を記念するために、
コーヒーに
「Jeremy Wakeford匠の選び:イタリアンロスター」
「Jeremy Wakeford匠の選び:イタリアンドリップ」
と先生の名前を名付させて頂きました。
このローストコーヒー豆のイタリアンブレンドは、ジェレミー・ウェイクフォード氏が雲南コーヒーに捧げた最後の作品となりました。
自動化された珈琲焙煎および加工プラントを通じ、 企業として高品質珈琲の商品化プロセスを完了できるまでになりました。
アイニー珈琲農園は種子からカップまでの理念を持ち、良質な珈琲品種の選別、植栽過程、加工、品質管理等を徹底させ風味の素晴らしい珈琲をお客様に提供して参ります。
AINI(アイニー)珈琲農園
会社の歩み
1988年
創業者の劉明輝氏が国連開発計画「貧困を削減」という プロジェクトに選ばれて ドイツに「珈琲の品質管理」について の専門知識を得るために派遣された
1993年
AINI農園を設立
1996年
雲南珈琲を国際市場に進めるため、ニューヨークでサンライト珈琲カンパニーを設立
2012年
スターバックスと合弁で スターバックスアイニー珈琲(雲南)有限会社を設立
2012年
珈琲交易市場「雲南国際珈琲貿易センター」の設立に参加及び出資
2022年
アイニーの珈琲農園で中国良質な珈琲品種遺伝子バンクを設立
2023年
アイニー珈琲 日本総代理店 認定:株式会社 JC. Blooming
2023年 11月
劉明輝氏 雲南プ一アルコ一ヒ一協会 会長 就任
2024年5月
雲南プーアルコーヒー協会東京事務所設立
株式会社 JC Blooming TeiSei氏が所長として就任
左:劉明輝 氏 / 中央:Ted Lingle 氏
Ted Lingle氏:アメリカスペシャルティコーヒー協会前主席 (2014年から2021年までが雲南コーヒー国際交易センターの総顧問として務めた)
テッド・リングル:Ted Lingle
アメリカスペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of America, SCAA)の創設メンバーであり、コーヒー業界における著名な専門家です。彼はコーヒーの品質評価、テイスティング(カッピング)、およびスペシャルティコーヒーの普及に大きく貢献しました。
リングル氏は、コーヒーの風味特性を科学的に分析し、標準化するためのツールや手法を開発しました。特に「カッピング」というテイスティング方法の普及において重要な役割を果たしました。この手法は、コーヒーの品質を評価し、その風味プロファイルを理解するための標準的な方法とされています。
また、彼の著書『The Coffee Cuppers Handbook』は、コーヒー業界の専門家や愛好者にとって重要な参考書となっています。この本では、コーヒーの風味分析や評価基準について詳細に解説されています。
リングルの業績は、スペシャルティコーヒー業界の発展と品質向上に大きな影響を与え、彼の功績は今もなお多くのコーヒープロフェッショナルに支持されています。
園内には、常に約 40頭の野生の象が生息しています