海外の大学に進学をしたい
高校生の皆さんが海外の大学を進学するには、どのように準備をしたらよいのか?留学国によっては教育システムも違えば準備や対策も変わってきます。大学進学情報をアメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア&ニュージーランドの国別に見ていきましょう。あなたにあった留学先を探してみてください。
Point1:国ごとに違う教育システム・費用
①特徴:
約2,500校以上の大学があり、150以上のさまざまな専攻を学べる。1~2年次では、一般教養科目を幅広く履修し、3~4年次で専門科目を履修するため、入学時に専攻を確定する必要はない。
②教育システム:
直接4年制大学へ進学するケース、または日本と違い編入制度が発達しているため、まず2年制大学へ進学し希望の4年制大学に編入する方法がある。
③入学英語力基準:
●TOEFL iBT Test 61点以上
④年間費用:
●200万~500万円(授業料+滞在費)
⑤こんな人におススメ!:
●日本で学べない専攻を学びたい。
●幅広く学びながら自分の専攻を決めたい。
①特徴:
数校を除き大半が州立の大学のため、教育水準が高く、大学間の教育の格差がないのが特徴。州ごとに教育システムが違うので注意が必要。
②教育システム:
直接4年制大学へ進学するケース、または編入制度を利用して、まず2年制大学へ進学し希望の4年制大学に編入する方法がある。
③入学英語力基準:
●TOEFL iBT Test 80点以上
④年間費用:
●250万~350万円(授業料+滞在費)
⑤こんな人におススメ!:
●治安がいい国で、質の高い教育を受けたい。
●なるべく留学費用をおさえたい。
①特徴:
110校の大学があり、1校だけある私立を除いてすべてが公立の大学。専門分野の教育・研究に主眼がおかれている。入学時に専攻を決定している必要がある。
②教育システム:
学部課程は約3年間。すぐに専門課程の勉強を始めるため、日本を高校卒業後留学する場合は、大学準備コース(ファウンデーションコース)を経て入学する。トップ大学への進学希望の場合はAレベル取得が必要。
③入学英語力基準:
●IELTS 6.0以上
④年間費用:
●350万~500万円(授業料+滞在費)
⑤こんな人におススメ!:
●学びたい専門分野がはっきり決まっている。
●ヨーロッパやイギリス文化に興味がある。
①特徴:
オーストラリアは39校中37校、ニュージーランドは8校すべてが国公立大学であり、どこも教育水準が高く、大学間のレベルに差がないのが特徴。
②教育システム:
学部課程は通常約3年間。入学後すぐに専門科目を履修するため、日本の高校卒業後留学をする場合は、大学準備コース(ファウンデーションコース(約9カ月間))を経て進学するのが一般的。
③入学英語力基準:
●TOEFL iBT Test 80点以上
●IELTS 6.0以上
④年間費用:
●250万~350万円(授業料+滞在費)
⑤こんな人におススメ!:
●環境学・観光学・動物学などの勉強がしたい。
●おおらかな人柄や自然の中で勉強したい。
Point2:自分にあった留学パターンをみつけよう
●進路:
高校3年生・高校卒業生>>>4年制大学(総合大学・リベラルアーツカレッジ・専門大学)
●メリット:
充実した施設や環境の整った大学で学べる。
●デメリット:
高校の成績が悪いとトップレベルの4年制大学への直接進学は難しい。
●進路:
高校3年生・高校卒業生>>>ファウンデーションコース(約9カ月間)>>>大学学部(3年間)
●メリット:
学びたい専門科目を中心に専攻できる。
●デメリット:
求められる入学基準が高い。
●進路:
高校3年生・高校卒業生>>>Aレベルコース(約2年間)>>>イギリストップ6大学進学(約3年間)
●メリット:
世界でもステータスの高い6大学で学べる。
●デメリット:
Aレベル取得まで現地での成績維持が必須条件。
●進路:
高校3年生・高校卒業生>>>2年制大学>>>⦅編入⦆ 4年制大学(3年次編入)
●メリット:
現時点で4年制大学への入学基準に満たなくてもトップ校への編入チャンスがある。
●デメリット:
編入のために2年間成績を維持し続けなければならない。
Point3:海外留学までのスケジュール(高3生)
高1生/高2生:
英語資格試験対策(英検からスタートし、TOEFLIBT/ IELTS/SAT対策へ)
高3生:
4-7月:留学情報収集
8月:出願校決定
9月:出願準備開始(願書・英文エッセイ・推薦状他)
10月:TOEFL/IELTS最終(11月-翌3月)※出願校により異なる。
11月:出願開始(11月~翌3月)
翌2月:大学入学に向けて英語力アップ・入学/渡航手続き(語学学校・ビザ申請)
翌2月~5月:合否結果通知
翌9月:海外の大学入学・Foundation Course入学 ※開始入学時期は国により異なる。
Point4:海外留学に必要な英語資格は?
基本的には海外の大学ではTOEFL、IELTSが採用されております。イギリスへの留学を志望されている方はIELTSのみですが、その他、全世界ではTOEFLまたはIELTSを条件として求める大学が大半です。アメリカのトップレベルへの進学を志望される場合は、さらに上級レベルとなるSATが必要となります。その他、IB(国際バカロレア)、Duolingoや英検などでの留学手段も一部の大学でございますが、詳細は校舎の専門スタッフまでご相談ください。
Point5:国内大学と海外留学の併願は?
日本国内の主に英語を主体に授業をされる国際系大学の入学条件にはTOEFL、IELTSが多く採用されております。英検準1級よりも難易度の高いそれらの資格や、最上位校ではSATも必要となります。海外留学と併願して検討したい学生様には両方の進路でTOEFLやIELTSのハイスコアを取得するメリットがあります。
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