第8回 有名企業の課題図書

ページ作成日:2022年2月24日(2023年7月28日サイト移行に伴い一部修正)

第8回のWeb展示は「有名企業の課題図書」です。有名企業が社員に読むことを推奨している「課題図書」を業種別にご紹介します。

就職活動の情報収集は、現在Webなしでは始まらないのは確かです。就職活動では、企業が求めている「ニーズ」(性格・能力・マインドなど)と、「自分」をマッチさせ、企業の求める人材像に近づくように「志望動機」などを練っていきますよね。

しかし企業の公式サイトやオンライン説明会での情報は、どの就活生も得ることが出来るものです。そこからの情報のみで「志望動機」を練ると、どうしても他の就活生と似たり寄ったりの内容になりがちです。またコロナ禍のように、会社を直接訪問するなど、対面で情報を得るのが難しい状況になることもあります。

図書館は就職活動で使う「言葉」を増やすことをお手伝いできるのでは?と考えました。 

有名企業の課題図書のタイトルには、業種ごとに企業が社員に求めているコト(人物像や能力)、業界の雰囲気、業界の抱えている課題などがよく表れています。この企業側の求めている「コト」は、すなわち企業が就活生に求める「ニーズ」にも重なるのではないでしょうか。

そしてこれらの課題図書は、読みやすく、伝わりやすい優れた言葉で記されています。例えば「住宅・不動産業」で課題図書となっている『営業の基本』では、どの職種にもある「営業」について体系的に書かれています。また本では、よく耳にする「お客様視点」が「営業」ではどのような意味合いを持つのか、何が求められるのか…など、就職活動に役立ちそうな言葉や表現に溢れています。

これらの課題図書の中にある「言葉」を自分で吸収することで、志望動機・自己PR・面接の場で使える「言葉」を増やすことが出来るはずです。企業に自分の熱意がよく伝えられるように、豊かな「言葉」が武器となれば幸いです。有名企業の課題図書は、もちろん1冊全て読んでも良いですし、必要な個所を拾い読みするだけでも参考になります。

2021年夏に丸善日本橋店で実施していた展示「有名企業の課題図書」で紹介されていたタイトルのリストを丸善雄松堂様からご提供いただいたので紹介します。気になる業種やタイトルがありましたら、是非手に取ってみてください。

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最後に「もし就職活動に行き詰まったら大学に来て!」というお話を。

「果たして自分は就職できるのだろうか?」と不安に感じている方も多いかと思います。そしていざ就職活動がはじまると、就職活動の膨大な事前準備に心身ともに疲弊します。そうすると「Webの時代に手書きのエントリーシートを作ることに何の意味があるのか?」とか「もう自分が何をしたいのか分からない」など、マイナスな思いが込み上げてきて、行き詰まることがあるかもしれません。

行き詰った時は「とりあえず大学に行ってみる」という選択肢があることを思い出してください。

外に出て誰かと話をして、相談することで、悩んでいたことが軽くなる事があります。また何かしら「動く」ことで、悩みが思考から外れて、悩みの解決への糸口が見てきたりします。就職活動の強力なサポーターである「就職・キャリア支援室」は、求人情報の提供や専門相談員による個別面談など、蓄積された豊富な経験と情報をもとに、皆さんの就職活動をバックアップします。設備面でも、安心してオンライン面接やグループディスカッション、インターンシップ、座談会・説明会など、オンラインで行われる就職活動イベントにも参加できるように、白山キャンパス就職・キャリア支援室では、駅構内に設置されているような「個室防音ブース」を2台設置しています。(※全学年、全キャンパス学生の方が利用可能。事前予約制(ToyoNet-Gより予約))

就職活動に関する書籍も各種取り揃えてあり、支援室内での閲覧が可能です。支援室内にはスタッフが常駐しておりますので、気軽に相談に乗ってもらえます。

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