東洋大学大学院では、学内外の奨学金制度や研究に対する支援制度による経済的支援を通して、大学院生の学びを多面的に支えています。また、留学生に対しては経済的な支援に加え日本語の支援体制も整えており、意欲ある留学生の学びを修了するまで支援しています。
制度の利用例
学術の奨励と経済援助を行うことにより、有為な人材育成に資することを目的とした、東洋大学大学院での基盤的奨学金制度です。給付型の奨学金なので、返還の必要はありません。
【種類】
第1種奨学生:学業成績、人物とも特に優秀で、本奨学生としてふさわしい者
第2種奨学生:就学中に主たる家計支持者の死亡又は失業により、修学を継続するための経済的援助が必要となった者
【奨学金額】
第1種奨学生:年額30万円
第2種奨学生:奨学生が、当該年度に納入すべき授業料の半額に相当する額
https://sites.google.com/toyo.jp/daigakuinjoho/gs-index1/scholarship
創立125周年を迎えたことを契機に、「常に地域社会への貢献や連携を考え、開かれた学校づくりを行う」との学校法人としての行動規範に基づき、国や地方自治体との間でいっそう積極的に連携することとし、一定の要件を満たす連携機関の職員で本学大学院に入学する方に対する給付型の奨学金制度(パブリック・コラボレーション制度)です。対象機関は、地方自治体・国及び公益法人であり、本学と機関の間で研究面での連携協定を締結することを条件に、最短修業年限内在籍中、当該年度に支払うべき授業料の半額を、奨学金として給付します。
https://sites.google.com/toyo.jp/daigakuinjoho/gs-index1/scholarship02-35886
東洋大学大学院に在学し独立行政法人日本学術振興会が定める特別研究員(DC)に採用された大学院生の研究活動推進と経済的負担を軽減することを目的として、授業料相当額の全額を減免する制度です。
https://sites.google.com/toyo.jp/daigakuinjoho/kenkyuhappyou/tokubetsukenkyuin
日本学生支援機構(JASSO)が運営する奨学金制度です。大学院生は「貸与」のみ応募可能です。
本奨学金奨学生を対象とした、在学中の学会発表や論文掲載などの業績により、全額ないし半額が免除となる「特に優れた業績による返還免除制度」には、毎年十数名が採用となっています。
https://sites.google.com/toyo.jp/daigakuinjoho/gs-index1/JASSO
民間団体や地方公共団体で運営している奨学金制度の紹介や大学からの推薦を行っています。
https://sites.google.com/toyo.jp/gakubu-scholarship/sc/index/minkan
大学院生を対象とした奨学金は以下のWebサイトもあわせてご参照ください。
国内外の学会の開催する学術研究集会で発表を行った場合や、学術雑誌等に論文を投稿・掲載された場合に奨励金を給付する制度です。博士前期・修士課程在学者には、年間2回まで、博士後期課程には年間3回まで奨励金を給付します。
学会発表は距離やエリアに応じて2~20万円、論文発表は5万円または10万円の給付を行います。(参考:Scopus収録誌への掲載の場合は10万円。投稿論文が学会賞受賞の場合は追加で10万円を給付)
https://sites.google.com/toyo.jp/daigakuinjoho/gs-index1/kenkyuhappyou-hakusan-hoka?authuser=0
2021年12月、 国立研究開発法人 科学技術振興機構(以下、JST)が公募した「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に本学の「人間の安全保障分野における研究成果の社会実装支援プロジェクト」が採択されました。「次世代研究者挑戦的研究プログラム」は、我が国の科学技術の発展に寄与する卓越した博士人材の育成や輩出を目指す事業で、JSTが優秀な博士後期課程学生の選抜等を行う事業統括者を選定し、そのリーダーシップのもとに選抜された博士後期課程学生に実施する取組を国として支援するものです。
採択された本学の提案は「人間の安全保障分野における研究成果の社会実装支援プロジェクト」(事業統括者:国際学部教授 北脇秀敏)です。このプロジェクトでは、本事業を触媒として既存の学問分野を融合し、人間の安全保障に関する新しい学問分野を創造することを目指します。東洋大学重点研究推進プログラムの研究成果を反映させ、SDG3(すべての人に健康と福祉を)をはじめとする SDGsの各ゴールの実現に貢献する、社会問題の解決に挑戦する人材の育成を行います。
現在、11名の選抜された博士後期課程学生に対して研究奨励費と研究費の支給に加え、大学院修了後の多様なキャリアパスの形成に資する育成コンテンツの提供を行っています。
●「次世代研究者挑戦的研究プログラム」B日程における新規プロジェクトの決定について 【国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)】
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1542/index.html
●「次世代研究者挑戦的研究プログラム」 【国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)】
https://www.jst.go.jp/jisedai/index.html
●東洋大学重点研究推進プログラム特設サイト
https://www.toyo.ac.jp/contents/research/tprp/
創立者井上円了を記念した学内の研究助成です。建学の精神に基づき本学の研究の振興に寄与し、本学の研究機関としての活動を活性化することを目的としています。学術的価値が高く、本学の個性形成に資するような特色ある研究に対する助成と、研究成果公開のための書籍の刊行に対して助成を行います。
本学の元総長・故 塩川正十郎氏が、東洋大学の国際交流の振興を図り、外国人留学生の育成に資することを目的として2002年4月に創設した奨学金制度です。学業成績・人物ともに優秀、健康な者で、卒業後、その母国の発展に寄与する意志を有する私費外国人留学生に対して奨学金を給付する制度です。
https://www.toyo.ac.jp/campuslife/student_support/award/award_ssa/#anc01
東洋大学では学部及び大学院に在学する私費による外国人留学生の教育推進と経済的負担を軽減することを目的として、授業料相当額の30%を減免する制度です。
https://www.toyo.ac.jp/campuslife/student_support/award/award_ssa/#anc00
東洋大学では、在籍する外国籍学生のための日本語講座を開講しています。日本語を初めて学ぶような初級者から上級者まで幅広いレベルのコースを用意しています。また、1対1のマンツーマンレッスンや1クラス10名以下の少人数クラスで、自分の日本語力や学習目的に応じて日本語力の向上を図ることができます。
https://www.toyo.ac.jp/academics/international-exchange/enroll/japanese_program/
東洋大学大学院では外国籍学生を対象に、教育、研究、学生生活等の支援を行い、留学生が日本の風土、社会慣習等に親しみ、大学院における教育研究活動を円滑に進めることを目的として、大学院生や大学院修了生による日本語のサポートを行うチューター制度を設けています。日本語にハンデがあることにより生じる専門的な内容の理解の遅れのフォローや、外国籍学生の研究・学位論文執筆の際の専門的な内容に関わる日本語の指導を行います。