発達特性のあるお子さまは、
叱られる経験が多くなりがちです。
「早くしなさい」
「何回言ったらわかるの」
「また忘れたの」
「ちゃんと聞いていたの」
こうした言葉を何度も受けると、
お子さまは勉強そのものを嫌いになります。
必要なのは、叱ることではなく、
動けない原因を取り除くことです。
発達特性のあるお子さまにとって、
大きな課題はそれだけで負担になります。
「数学のワークをやる」ではなく、
「まず1ページ目の大問1だけ見る」。
「英語を勉強する」ではなく、
「今日の本文を1文だけ読む」。
「国語を頑張る」ではなく、
「設問文に線を引く」。
このように、
小さく始めることで、勉強への抵抗感を下げます。
発達特性のあるお子さまの学習で、
親御さんが一番疲れるのは、
勉強そのものよりも親子喧嘩です。
本当は応援したい。
でも、見ていると口を出したくなる。
口を出すと子どもが反発する。
結局、勉強も進まず、親子関係も悪くなる。
この悪循環は、家庭だけで抱えるには重すぎます。
家庭教師が間に入ることで、
親御さんが直接言わなくてもよい部分を減らし、
お子さまも少し落ち着いて勉強に向かいやすくなります。
発達特性のあるお子さまにとって、
すべての宿題を完璧にこなすことが正解とは限りません。
もちろん、やるべきことは大切です。
ただ、量が多すぎて崩れている場合は、
優先順位をつける必要があります。
今やるべき問題。
後回しでよい問題。
解説を聞けばよい問題。
自力で解くべき問題。
テストに直結する問題。
今は捨ててもよい問題。
これを整理しないまま全部やろうとすると、
お子さまは勉強が嫌になってしまいます。
小学生のうちは、
「勉強ができるかどうか」以上に、
勉強への向き合い方が大切です。
この時期に、
毎日怒られる。
宿題で泣く。
親子喧嘩になる。
自分はできないと思い込む。
こうした経験が重なると、
中学生以降の学習に大きく影響します。
小学生の発達特性支援では、
まず次のような部分を整えます。
宿題の始め方。
漢字練習の負担の減らし方。
計算ミスの確認方法。
文章題の読み方。
学校の持ち物や提出物の確認。
親御さんの声かけの仕方。
特に田原市内の小学生の場合、
中学進学後に急に教科数が増え、
提出物・定期テスト・内申点が絡んできます。
小学生のうちから、
「自分に合った勉強の形」
を作っておくことは、とても大切です。
中学生になると、
発達特性のあるお子さまの困りごとは一気に表面化します。
定期テスト。
提出物。
授業態度。
小テスト。
ノート。
ワーク。
実技教科。
進路相談。
やることが一気に増えるからです。
特に内申点は、
テストの点数だけでは決まりません。
提出物を期限までに出せるか。
授業中に取り組めているか。
ワークが雑になっていないか。
小テストを放置していないか。
実技教科も極端に崩れていないか。
ADHD傾向のお子さまは、
「わかっているのに提出できない」
「やったのに持っていくのを忘れる」
ということが起こりやすいです。
ASD傾向のお子さまは、
先生との相性や指示の曖昧さで、
力を出しにくいことがあります。
LD傾向のお子さまは、
ワークやノートの量そのものが大きな負担になります。
だからこそ中学生は、
教科指導だけでなく、
提出物・テスト勉強・学校生活の整理が必要です。
発達特性のあるお子さまは、
学校で無理を重ねた結果、
不登校や登校しぶりにつながることがあります。
朝になると動けない。
学校の話をすると表情が暗くなる。
提出物がたまって余計に行きづらくなる。
テストが近づくと不安が強くなる。
昼夜逆転気味になる。
家では元気でも、学校には行けない。
この状態で、
「学校に行きなさい」
「勉強だけでもしなさい」
と強く言うと、かえって動けなくなることがあります。
まずは、家庭の中で
安心して学べる時間を作ることが大切です。
昼間の時間帯に、
無理のない範囲で勉強を再開する。
学校復帰だけを急がず、
学力と自信を守る。
それが、将来の選択肢を残すことにつながります。