ADHD傾向のある中学生の学習では、
勉強の内容を理解することと、勉強を実行できることの両方
を考える必要があります。
数学の解き方を説明しても、次の日に宿題を始められないことがあります。
テスト計画を作っても、必要な教材を学校へ置いてきてしまうことがあります。
学校ワークを終えても、かばんへ入れられない、学校へ持っていけない、先生へ提出できないこともあります。
そのため、次の一連の流れを見ます。
課題があることを把握する
必要な教材を準備する
最初の一問を始める
分からない問題で止まりすぎない
課題を最後まで終える
学校へ持っていく
先生へ提出する
テスト後に方法を見直す
「集中力がないから仕方がない」と決めつけることもしません。
反対に、
「分かっているのだから、やる気の問題だ」
と片づけることもしません。
本人が、どの段階までは一人ででき、どの段階に支援が必要なのかを整理します。
Thinking Studyは、ADHDの診断、治療、投薬、心理療法、療育を行う機関ではありません。
家庭教師として、
学校の課題
教科書や学校ワーク
定期テストの答案
塾の教材
ノートやプリント
学習を始めるまでの動き
問題を解いている途中
提出物や期限の管理
など、学習面に現れている困り事を確認します。
医療、心理、福祉、学校による専門的な支援が必要な場合は、家庭教師だけで抱え込まず、それぞれの専門機関へ相談することも大切です。
診断を受けていることを、指導の条件にはしていません。
「診断はないが、宿題や提出物で強く困っている」
「グレーゾーンと言われたことがある」
「学校では大きな問題がないと言われるが、家庭では学習が成立しない」
という場合も、現在の状態から確認します。
ADHDだけでなく、ASD傾向、読み書きの苦手さ、不安の強さなどを含めて相談したい方は、次のページをご覧ください。
豊橋市・東三河の発達特性のあるお子さま向け家庭教師
「やらない」と「始められない」は同じではありません
保護者の方から見ると、
「やると言ったのに、またやっていない」
「提出日を知っていたのに、なぜ準備しないのか」
「ゲームなら何時間でもできるのに、ワークは始められない」
と感じると思います。
毎日同じことが続けば、腹が立つのも自然なことです。
ただ、学習を立て直すためには、最初から「怠けている」と決めるのではなく、何が起きているかを分けて見る必要があります。
学校ワークを始められない場合でも、理由は一つではありません。
必要なのは、本人を責める言葉を増やすことではありません。
「始められない」という結果の前に、どこで止まっているのかを見ることです。
「提出物が出せない」という悩みも、一つの問題ではありません。
提出が完了するまでには、いくつもの段階があります。
先生の説明を聞き落としている。
連絡プリントを確認していない。
学習用端末や連絡アプリの通知を見ていない。
課題があること自体を、正確に把握していない場合があります。
課題があることは知っている。
しかし、ワークやプリントを学校へ置いてきてしまう。
この段階で止まっていれば、家庭で何度声をかけても進みません。
教材は家にある。
期限も知っている。
それでも、どこから始めるかが決まらず、時間だけが過ぎることがあります。
「学校ワークをやる」という大きな課題を、
「数学のワークを出す」
「未記入ページを確認する」
「最初の一問だけ解く」
という小さな行動へ分けることがあります。
最初は始められても、分からない問題で止まる。
別の課題へ移り、元の課題へ戻れなくなる。
途中まで終えたことで、本人の中では「ほぼ終わった」状態になる。
ここでは、残っている部分を見えるようにします。
宿題は終わっている。
しかし、机の上や自分の部屋に置いたまま登校する。
「やったのに評価されない」という状態です。
終わった課題の置き場所、かばんへ入れる時刻、朝の確認方法などを考えます。
学校まで持っていったが、かばんから出していない。
提出場所が分からない。
授業中に出し忘れる。
期限を過ぎたことで、先生へ渡しにくくなっている。
この場合は、持っていったかではなく、提出が完了したかまで確認する必要があります。
どの段階で止まっているかによって、支援方法は変わります。
全部を保護者が代わりに行うのではなく、本人ができる段階は本人へ返し、必要な部分だけを支えます。
勉強時間を増やす前に、開始までの手順が複雑になっていないかを確認します。
机を片づける。
ワークを探す。
筆記用具を準備する。
範囲を確認する。
どこから始めるか決める。
本人にとっては、この準備だけで大きな負担になっていることがあります。
分からない問題に印をつけて後で質問する、という切り替えができず、一問の前で長く止まることがあります。
反対に、分からない問題をすべて飛ばし、答えを写して終えることもあります。
に分けます。
説明を聞いて分かったことと、一人で再現できることは同じではありません。
何も見ずにもう一度解く
数字や聞かれ方を変えて解く
なぜその方法を使うのか説明する
数日空けて確認する
ことで、本人の力になっているかを確かめます。
理科や数学には集中するが、英単語や漢字は後回しになる。
好きな分野を深く学ぶ力は、大切にしたい長所です。
ただし、学校の定期テストや高校受験では、興味の薄い教科も避けられません。
得意教科を入り口として使いながら、苦手教科を始められる大きさへ分けます。
「まだ間に合う」と考えていたが、提出日の前日になっても終わっていない。
ワーク一ページに必要な時間を短く見積もっている。
分からない問題にかかる時間を予定へ入れていない。
感覚だけで判断せず、実際にかかった時間を確認し、次の計画へ反映します。
「もっと注意しよう」という声かけだけでは、何を確認すればよいか分かりません。
途中式を省きすぎている
問題文の条件を読み飛ばしている
符号や単位の確認場所が決まっていない
時間が足りず、後半で急いでいる
など、ミスが起きる場所を具体的にします。
「今日は五ページ」という決め方が合う子もいます。
しかし、同じ五ページでも、
すでに理解できている問題
少し考えれば解ける問題
解説を読んでも理解しにくい問題
前の学年へ戻る必要がある問題
が混ざっています。
ページ数だけで管理すると、簡単な問題だけが進み、苦手な問題が最後まで残ることがあります。
必要に応じて、問題を次のように分けます。
本人に任せます。
すでにできる部分まで、家庭教師が細かく管理する必要はありません。
数日後に、何も見ずに解けるかを確認します。
丸がついていても、まだ安定していない問題です。
どこまで本人が考えられているかを見ます。
すぐに解答手順をすべて教えるのではなく、次に一人で使える考え方を残します。
今の単元を繰り返すだけでは進みにくい場合、必要なところまで戻ります。
中学二年生や三年生でも、原因が中学一年生や小学校内容にあれば、そこからつなぎ直します。
学校ワークやテスト前の進め方については、次のページで詳しく説明しています。
豊橋の中学生の定期テスト対策|学校ワーク・内申点を高校受験につなげる家庭教師
テスト前になると、立派な予定表を作る中学生がいます。
しかし、初日から予定が崩れ、その後は計画表を見なくなる。
このような場合、本人の意志が弱いとは限りません。
計画が、
本人が使える時間より多い
理解度を考えず、ページ数だけで決められている
分からない問題にかかる時間が入っていない
部活動や通塾後の疲れを考慮していない
遅れたときの修正方法がない
可能性があります。
完璧な予定表を守らせることより、
予定が崩れたときに、何を残し、何を後へ回すかを判断できること
を大切にします。
テスト前には、
必ず取る基本問題
次に取る標準問題
余裕があれば取り組む問題
今回は深追いしない問題
を分けることもあります。
現在の学力、目標点、内申点、志望校、残り時間から優先順位を決めます。
内申点は、提出物だけを整えればよいわけではありません
「テストの点数ほど通知表が高くない」
「実力はあるのに、提出物や忘れ物で損をしている」
というご相談があります。
学校ワークや課題を期限までに提出することは大切です。
ただし、内申点対策を、
答えを写して空欄を埋める
ノートを必要以上に飾る
提出日前に一気に終わらせる
保護者がほとんど管理する
ことにしてしまうと、本人の学ぶ力にはつながりません。
提出物は、学校へ出すためだけのものではありません。
何を理解できているか。
どこで間違えたか。
どこを学び直す必要があるか。
を確認する学習材料でもあります。
空欄を埋めることと、テストで自力で解けることを分けて考えます。
内申点だけを追うのではなく、高校入学後にも使える学び方を残します。
宿題や提出物を放っておけない。
けれど、声をかけると親子喧嘩になる。
この板挟みで疲れている保護者の方は少なくありません。
家庭教師が入る目的は、保護者の代わりに、すべてを管理し続けることではありません。
最初は一緒に確認する必要があっても、少しずつ役割を分けます。
何が残っているか
どこで止まっているか
何を優先するか
次回までに何を行うか
どの方法がうまくいったか
教材を準備する
最初の課題を選ぶ
分からない問題へ印をつける
終わった課題を決めた場所へ置く
自分から質問する
予定が崩れたことを伝える
ご家庭の状況によって異なりますが、何度も声をかけるより、確認する時刻や内容を絞る方が合う場合があります。
保護者がすべてを背負わず、本人も突然すべてを任されない。
その間の形を探します。
スマートフォンやゲームの時間が長く、勉強が後回しになるご相談もあります。
ただし、端末を取り上げれば、学習上の問題がすべて解決するとは限りません。
学校ワークの内容が分からない。
何から始めるか決められない。
失敗への不安がある。
学習環境が整っていない。
こうした問題が残ったままなら、スマートフォンがなくても別のことへ流れる可能性があります。
必要に応じて、
学習開始前の手順を短くする
最初に行う課題を一つに絞る
端末を置く場所を決める
使用を再開する条件を具体的にする
睡眠を崩さない範囲を考える
など、ご家庭で実行できる形を探します。
塾に通っていても、家庭学習が成立していないことがあります
ADHD傾向があっても、塾が合う中学生はいます。
授業の時間と場所が決まっていることで、学習を始めやすくなる子もいます。
一方で、
塾では説明を聞いて終わる
塾の宿題を家で始められない
学校ワークと塾教材の両方が中途半端になる
分からない問題を質問できない
教材やプリントが増え、管理できない
通塾日以外は勉強が止まる
という状態もあります。
この場合、すぐに塾を辞める必要はありません。
現在の塾が担っている役割と、家庭で止まっている部分を分けます。
塾を活かしながら、
宿題を整理する
学校ワークとの優先順位を決める
塾で聞けなかった問題を確認する
一人で再現できるか確かめる
テスト前の進み具合を見る
という併用も可能です。
豊橋市で塾に通っているのに成績が上がらない中学生へ
中学三年生になると、
学校ワーク
提出物
定期テスト
内申点
実力テスト
模試
過去問
志望校選び
を並行して考える必要があります。
長期間の受験計画を、本人だけで管理することが難しい場合があります。
ただし、保護者や家庭教師が全部決めてしまうと、本人が自分の受験として考えなくなることもあります。
現在の内申点。
入試当日点で必要な得点。
得点源にする教科。
優先して戻る単元。
学校課題と受験勉強の配分。
これらを整理します。
現在の成績だけで上限を決めません。
一方で、根拠なく「必ず逆転できる」とも言いません。
答案、内申点、模試、学習状態、残された期間から、変えられる部分を考えます。
豊橋市の高校受験対策|公立高校・私立高校に対応する家庭教師
ADHD傾向のあるお子さまの中には、
学校で注意されることが多い。
提出物や忘れ物で叱られる。
授業のペースへ合わせることに疲れる。
人間関係や教室環境でも消耗する。
といった状態が重なり、登校が不安定になることがあります。
この場合、学校へ戻すことだけを急いで目標にするとは限りません。
今の本人が、
どの時間帯なら動けるか
どの教科なら学習へ入れるか
どこまで学習が抜けているか
進路を考えるために何を残す必要があるか
を確認します。
豊橋市・東三河の不登校・五月雨登校向け家庭教師
学校の時間帯に家庭で学びたい場合は、昼間の訪問指導も行っています。
豊橋で昼間の家庭教師をお探しの方へ
最初から特別な教材や支援用の道具をそろえていただくとは限りません。
まず、現在使っているものを確認します。
最近の定期テストや実力テスト
学校ワーク
教科書
授業プリント
小テスト
塾の教材
宿題
通知表や成績表
学校からの連絡
学習用端末の課題
現在使っている予定表やチェック表
可能であれば、実際に問題へ取り組む様子も見ます。
ワークを開くまでに何をするか。
問題文をどこまで読むか。
どの時点で手が止まるか。
分からないとき、どのように動くか。
途中式やメモをどう使うか。
答え合わせの後、何を残すか。
次の問題へどう切り替えるか。
完成したノートや点数だけでは分からない部分を確認します。
ADHD傾向のある中学生には、この方法。
提出物が出せない子には、このチェック表。
そのように、一つの方法を全員へ当てはめることはしません。
チェック表が合う子もいます。
細かな表を見るほど負担が増える子もいます。
タイマーが役立つ子もいれば、残り時間が気になって集中できなくなる子もいます。
静かな環境が合う子もいれば、少し動きながら考える方が話しやすい子もいます。
最初から方法を固定しません。
試してみる。
本人の反応を見る。
続けられるか確認する。
合わなければ変える。
決められた型へ子どもを合わせるのではなく、目の前のその子に合う学び方を一緒に作ります。
学習内容が分からないのか。
開始や切り替えで止まるのか。
教材や期限の管理で止まるのか。
複数の理由が重なっているのか。
実際の様子から考えます。
「テスト勉強をする」ではなく、
「数学ワークの未記入ページを確認する」
「英単語を十語だけ、何も見ずに書く」
「理科プリントの分からない問題へ印をつける」
という形へ分けます。
ただし、いつまでも細かな指示が必要な状態にはしません。
慣れてきた部分は、少しずつ本人へ返します。
答えが合っていても、偶然かもしれません。
間違えていても、途中までは正しく考えられているかもしれません。
正誤だけでなく、読み方、途中式、迷い方、見直し方を確認します。
学校教材、塾教材、プリント、問題集が増えすぎると、何をすればよいか分からなくなることがあります。
何を続けるか。
何を一度止めるか。
どの教材を中心にするか。
今ある教材の役割を整理します。
家庭教師がいなければ何も進まない状態を作ることが目的ではありません。
自分で教材を準備する。
自分で最初の課題を決める。
自分で質問する。
予定が崩れたことを伝える。
少しずつ、自分の学習を自分で扱えるようにします。
Thinking Studyの指導方針・指導内容
ADHDと診断されている
ADHD傾向やグレーゾーンと言われたことがある
診断はないが、宿題や提出物で強く困っている
学校ワークを始められない
宿題を終えても提出できない
プリントや教材をなくしやすい
提出期限を把握できない
テスト前になっても動き出せない
学習計画を立てても続かない
定期テストの点数が安定しない
ケアレスミスが多い
得意教科と苦手教科の差が大きい
内申点が実力より低いように感じる
塾へ通っているが家庭学習が進まない
保護者が声をかけると親子喧嘩になる
スマートフォンやゲームとの切り替えが難しい
高校受験に向けて学習管理を整えたい
不登校や五月雨登校が重なっている
集団授業や学校のペースが合いにくい
発達特性を理解している家庭教師を探している
当てはまる項目が一つだけでも構いません。
ADHDかどうかをご家庭で判断してから相談していただく必要もありません。
はい。
診断の有無だけで判断しません。
宿題を始められない、提出物を出せない、教材をなくす、定期テスト前に動けないなど、現在困っていることをお知らせください。
可能です。
塾で授業を受け、家庭教師では学校ワーク、塾の宿題、提出物、テスト計画、苦手単元を整理する形があります。
指導時に進み具合や期限を確認できます。
ただし、毎日の全課題を家庭教師が常時把握し、代わりに管理するサービスではありません。
本人、ご家庭、学校と役割を分けながら、本人ができる部分を増やします。
どの課題なら始められるか、どの段階で注意が外れるか、休憩後に戻れるかを確認します。
短く区切る方がよい子もいれば、細かく区切られるとかえって集中が切れる子もいます。
本人の様子に合わせます。
内申点の上昇を保証することはできません。
テスト答案、観点別評価、提出物、小テスト、授業での取り組みなどを確認し、学習面から変えられる部分を考えます。
継続指導を前提としない学習相談もあります。
現在の教材、答案、学校や塾の状況を一度整理したい場合は、次のページをご覧ください。
学習相談・学習セカンドオピニオン
分かる範囲で、次の内容をお知らせください。
お住まいの地域
お子さまの学年
診断の有無
現在通っている学校や塾
学習で最も困っていること
宿題や提出物の状態
最近のテスト結果
不登校や五月雨登校の有無
希望する曜日と時間帯
診断名や詳しい経緯を、最初からすべて説明していただく必要はありません。
「中学二年生で、提出物が出せず困っている」
「塾へ通っているが、家では宿題を始められない」
「ADHD傾向があり、親が管理すると喧嘩になる」
という段階からで構いません。
継続指導が適しているのか。
今の塾や学校との調整で改善できるのか。
一度の学習相談がよいのか。
別の専門機関へ相談した方がよいのか。
現在の状態を見ながら、家庭教師としてできることを正直にお伝えします。