令和6年度
取組内容
5月20日(月)
講師招聘研修
放送大学の 小林祐紀 准教授をお招きし、講演会を実施しました。
(ICTを活用した授業)
・学習者が自己選択・自己決定を行う、探求的な授業
・内容知と方法知を振り返りに書く授業
(校務の情報化)
・職員会議のオンライン実施 ・データのクラウド共有
・学校説明会などのYouTube配信の実施
6月28日(金)
公開授業・講師招聘研修
4・5年生の算数科の公開授業の後、放送大学 小林祐紀 准教授の講演会、座談会を実施しました。
(公開授業)
4年 算数科「角の大きさ」
5年 算数科「わり算の世界を広げよう」(「数と計算」)
(公開授業後のご意見より抜粋)
・スプレッドシートの振り返りは誰が自分と違うのかが分かりやすくてよい。
・めあてと振り返りを同じスプレッドシートにしていたのがよかった。
・チャットのメリットは、誰がどんな思考をしているか可視化されるところ。
・チャットは対話につながっている。普段授業に参加しにくい児童も参加しやすい。
・他者参照の大切さを感じた。
・児童のタイピング能力向上を目指した取組が必要。
10月8日(火)
公開授業・講師招聘研修
2・3年生の算数科の公開授業の後、授業についての協議、放送大学 小林祐紀 准教授の講演会を実施しました。
(公開授業)
2年 算数科「さんかくやしかくの形をしらべよう」
3年 算数科「大きい数のかけ算の仕方を考えよう」
(公開授業後のご意見より抜粋)
・タブレット上に三角形の図形を配付してもよかったのでは・・・。
操作活動の重要性を伝えたかった。
・デジタルとアナログの融合の難しさがある。
・振り返りが観点別に分かれていてよかった。
・デジタルで作った物が残されていて、次時以降の他者参照にもつながっていく。
・解説カードや動画作りを普段からやっている様子が伝わった。
(放送大学 小林祐紀 准教授の講演会より抜粋)
・個別最適な学びは大事、それと同じぐらい協働的な学びも重要
・指導の個別化をどこに、どうやって取り入れるのか
どうやって介入していくのかの研究が大切
・子どもが自己選択、自己決定していける授業を展開することが大切
・自由な離席が推奨される、意味のある立ち歩きが行われている授業の実践
・研究の現在地をいつも確認しながら進めることが大事
12月3日(火)
公開授業・講師招聘研修
1、6年生算数科、4年生理科の公開授業の後、授業についての協議、放送大学 小林祐紀 准教授の講演会を実施しました。
(公開授業)
1年 算数科「どんなけいさんになるのかな?」
6年 算数科「並べ方と組み合わせ方」
4年 理科 「温度とものの変化(1) ものの温度と体積」
(公開授業後のご意見より抜粋)
・タブレットを使うための授業ではなく、ノートに書きながらできているのが良かった。
・タブレットを使うときは使って、使わないときはおいておける環境になっていた。
・振り返りからタブレットの活用力が高いことが分かった。
・1年生でタブレットを授業で活用するときに何から始めるといいのか。
→本校では、朝顔の写真を撮って、縁をなぞる活動から始めようとした。
・6年生の5つの課題が生活の場面に即しており、大変良かった。複合系の難問もあったが、答えにたどり着けている子どももいた。子ども達が黒板やホワイトボードを自由に使いながら問題に取り組む姿勢に感心した。
・理科では、友達の意見を聞いたり共有したりする場面でICTの必要性を感じた。また、自分の学校でも実験の予想や考察をする場面での活用を考えていきたい。
(放送大学 小林祐紀 准教授の講演会より抜粋)
・中学校の5教科以外の授業から学ぶことは多い。
・子ども達への単元レベルでの情報の開示が必要。
・どうやって学ぶのかを冒頭に書く。(方法知)
自分の学び方の特性を知ることが大事。
・振り返りのポイントは方法知で書く。
個別最適な学びを通じて自分が選んだ学び方はどうだったのかを振り返る。
・子どもに委ねる授業を目指す。
・探求的な授業での教師の役割は、学びを結びつけること。
コーディネートの役割をすることが大切。
・子ども達が問題を解いている場面では、意図的にオウム返しを繰り返したり、学びのグループの流動性を促すために、お散歩タイムを取り入れたりすることも効果的。
・個として学んでいる子が少ない、いない場合は、学びを価値づけ、自立した学習者を育もうとする声かけや取組が必要。
・タイピングの速さを向上させる取組は常に意識しておく。
2月21日(金)
公開授業・取組報告・講師招聘研修
6学級の公開授業の後、取組の報告、授業についての協議、放送大学 小林祐紀 准教授の講演会を実施しました。
(公開授業)
あすなろ1組 生活単元学習「おかいものごっこをしよう」
あすなろ2組 特別活動「学校をたんけんしよう」
あすなろ4組 国語「ものの名まえ」
※あすなろ4組の公開授業は中止となりました。
2年 音楽「いろいろながっきの音をさがそう」
3年 算数「倍の計算」
4年 国語「スワンレイクのほとりで」
5年 算数「多角形と円をくわしく調べよう」
(公開授業後のご意見・ご感想より抜粋)
・校長先生も言われていましたが、1年目、2年目、3年目の先生が授業公開していたのが、学校としての取組の充実ぶりを感じました。
・ポータルサイトを活用した情報共有の方法が面白いと思いました。グーグルクラスルームで運用していましたが、より柔軟なレイアウトが可能になると感じました。
・今後、子供たちにどのような力が必要になってくるのか良くわかりました。
・スプレッドシートを活用し、他者の意見を参照した活動がとても有効的に感じました。
・子どもたちも使い慣れており、すごいなと思いました。
・本日の参観させて頂いた授業では、課題を解決するためにICTを活用するのではなく、単元やその時間の見通し、ゴール地点の共有のために活用されていたことに驚きました。これを毎回提示することで児童も一人ひとりがどのように学習するのかが分かりやすく、授業者もその単元や1時間事の終わりの児童の姿が想像しやすのだろうなと感じました。ゴールをきちんと設定するとこで教材研究もより、明確にできると思われるので、大変勉強になりました。本校でも出来るところから少しずつ取り組んで行きたいと思います。ありがとうございました。
・提案性のある授業ばかりで、大変勉強になりました。ふだんの自分の授業と比べて違う部分も多々あり、取り入れられるところから実践に活かしていきたいと思います。
・特別支援学級の授業を参観させていただきました。効果的なICTの活用について、勉強させていただきました。授業でGoogleチャットを活用したことがなかったので、児童同士の共有等メリットが多いことがわかりました。
・支援学級では、子どもそれぞれに合った支援や対応がなされていたからこそ、子どもたちも生き生きと学習できているのだと思いました。生活単元や自立活動の学習をする時にどんな学習をすべきか悩むことが多いので、参考になるところが多かったです。ありがとうございました。
・これまで単元や本時の流れまでは提示することはあったが、評価を開示するまで広げることでより児童の学習の見通しが深まる話を聞き、本校でも研究してみたいと感じた。
・一歩踏み出すことの大切さを考えさせられました。今まで通りの仕方では通用しなくなることを痛感させられました。今回研修したことをもう一度自分自身で咀嚼し、取り組みを始めていく必要があると考えました。まずは、振り返りを意識してアップデートしていきたいです。
・研修会では自分の中の授業感を改めて見直す良い機会となりました。ICTの活用方法の新しい側面が見られ、大変勉強になりました。ありがとうございました。
・研究を学校全体で進めていることに羨ましさを感じた。リーダーシップを取る人、フォローする人など、いいチームワークなんだと思いました。
・何より、探求の学びを教師陣自身で体験、体感しているのがいいと感じた。
・自分で考えて自分で動かことができている子どもが多いと授業を見ていて感じました。子ども同士の対話や、他者参照をもっと意識した授業を考えていきたいと思いました。
(放送大学 小林祐紀 准教授の講演会より抜粋)
【稲成小学校の研究のあゆみ】※教師の探究心を核として
○6月
授業ストラテジーを作り出す時期
授業中に離席を促す・学びの方向性を開示
○10月
授業ストラテジーを確立する時期
学年を超えて、学びの方向性の開示
他者から学び考える児童の育成
学習の個性化・指導の個別化
○12月
授業ストラテジーを確立する時期
どの学習でも個別最適・協働的な学習環境に
教師の役割について考える
○本日
授業ストラテジーの充実期
デジタルの力でリアルの学びを支える
紙とノートではできない学びの実践