創⽴者が弟⼦に⼀切を託すため、表舞台に⽴たれなくなったのは2010年5⽉のことであった。そこで当時39期⽣の中央執⾏委員⻑は「この創価⼤学に創⽴の精神を、なかんずく創⽴者の精神を永遠に伝え残さなければならない」と⽴ち上がり、全学規模の上映会が定期的に開催されていくこととなった。それが2012年に開催された『若き創⽴者の集い』の淵源である。
毎回、『若き創⽴者の集い』は池⽥記念講堂で⾏われているが、それも当たり前ではない。第1回⽬の開催当初から年を重ねるごとに『若き創⽴者の集い』の参加⼈数が減り、2018年に、このままでは池⽥記念講堂では開催できないとされた。しかし、当時の企画部上映会担当は、実際に創⽴者がスピーチされた池⽥記念講堂で聞くことに意味がある!と考え、結集⽬標を年間1万1千111⼈と定め、⼤結集を⽬指した。結果1万1千450⼈と⽬標を超え、過去最⾼の結集を成し遂げられ、池田記念講堂で行う意義を残した。
新型コロナウイルスの影響により、『若き創⽴者の集い』も約2年間、対⾯で開催することができなかった。その中でも『オンライン若き創⽴者の集い』を開催し、世界中が未曾有の時代になっても、創⽴者の声、想いを創⼤⽣・短⼤⽣に届け続けたのである。 何とかして、創⽴者の声を⼀⼈でも多くの創⼤⽣・短⼤⽣に届けようと、価値創造し続け、開催してきたのが『若き創⽴者の集い』である。 創⽴者池⽥先⽣は、2002年5⽉3⽇に寄せていただいた随筆「永遠に『学⽣のための⼤学』たれ」で 「若き創⽴者たれ!これが、後世に脈々と伝えるべき創価⼤学の精神だ。」 と仰っている。創⽴者の御名代として、創⽴者のスピーチ映像や⾃⾝の姿から、創⽴者の想いを⽬の前の⼀⼈に、そして一人でも多くの方々に届けていくことが⾃治会役員の使命である。