今年度、学生大会を開催する意義は、一言で言うならば、創価大学における「根本精神」の「永遠性」の確立にあります。
そもそも学生大会とは、学生が主体者となって「大学の方向性」を決定する場です。開学からこれまでも、社会や創大のその時の状況に合わせ、より良い創価大学を目指した議案が取り上げられ、議論されてきました。
この出発点には、創立者が示された「学生参加の原則」があります。学生参加の原則とは、「学生第一」「学生主体」の大学を実現するために創立者が開学以前に語られた理念の1つです。すなわち、学生大会とは創立者の理念すなわち「創立者の精神」を学生が具体的な形にするために作り上げた創価大学の伝統なのです。
昨年11月に創立者がご逝去された今、創立者の精神が未来に継承されるか否かは、現役の学生及び教職員の手にかかっています。
建学の精神をはじめとする創価大学の様々な構想・理念も形だけになってしまえばその本来の意味を失います。また、形では残らない創大生に対する創立者の計り知れない期待と信頼、そして慈愛の心は、私たちが創立者の代わりとなって伝え残していく以外にありません。
このことから今年度、学生大会を開催する意義は、創価大学をより良くしていくために具体的な議案の内容について話し合うこととともに、創立者がご逝去されてもなお「学生参加の原則」という創立者の精神を、学生が継承し形にしていくということにあるのではないでしょうか。
学生大会を今年度開催することそれ自体が、創価大学はこれからも永遠に「創立者の精神」を根本として進んでいくんだという誓いを歴史に刻み込むことになるのです。
したがって、今年度も、そしてこれからも学生自治会は一人でも多くの創大生が何かしらの形で学生大会に関わることができるよう、最善の努力を尽くします。
創大生一人ひとりが大学建設の主役である「若き創立者」です。学生大会で、創立100周年を目指して、今ここから共に創大建設を開始してまいりましょう!