定期学生大会とは…
年に一度、創大全創大生が一堂に会し、大学の方向性を決定する 大会です。
一人ひとりが“若き創立者”としての自覚を持ち、
学生参加を実現し、主体的に大学の課題や改善について深く考えるイベントです。
当日に向けて、議案説明の実施、全学対話会・各団体との対話会を設け、理解を深めています。
1972年10月に大学の理事会から、全学生にパンフレットが配布され、一方的に理事会から来年度以降に入学する学生の学費を値上げするといった通告を受けました。当時、大学紛争の最中にあり、創価大学の経営困難により、理事会としても苦渋の決断でした。
在校生にとっては直接関係するものではなかったものの、創立者のご構想である「学生参加の原則」に反し、「学費」という大学運営の根幹をなす問題に対して理事会だけで最終段階まで案を練ったことに対して、学生たち自らが声を挙げました。その後、自治会が中心的に動いたことにより、白紙撤回が決まりました。しかし、大学の経営が困難であることは変わらず、実態を正しく把握するため、開学3年目の秋、学生による「学費審議委員会」が設置されました。
最終答申の結果、創立者からの寄付金が毎年かなりの額に上っていることが分かりました。これをきっかけに、臨時学生大会が開催され、学生と理事会による「学費対策委員会」が発足。アンケート調査の実施、クラス・ゼミ討論といった“学生参加”の原則を重ね、大多数の賛成をもって、学費改定が正式に可決承認されました。
創立者は、開学前より学生中心の大学の設立を構想しており、「創価大学は、学生のための、学生中心の大学なんだ。だから、“自分たちが主体者である。主役である”と決めて、すべての問題に、積極果敢に取り組んでいくんだよ。」と指導されました。(新・人間革命第15巻 創価大学の章)学費問題から50年以上経った今でも、この“学生参加”の波を止めることなく、「何のための“学生参加”か」を問い続け、創大の発展を遂げています。
身近に存在する問題に目を向け、未来の創大生のために行動してきた先輩方の思いやロマンを受け継ぎ、今にいたります。これまで脈々と受け継がれてきた「学生参加」の原則を理解し、学生一人ひとりが大学建設の主体者なのだとの精神を受け継ぎ、実践していくことが求められています。
1971年度 6月11日開催 全学集会
ー自治会設立について
1月19日開催 全学集会
ー「学生自治会大綱」草案 (可決)
ー執行委員長選出について (可決)
1982年度 第12回定期学生大会
ー創価大学学生平和宣言の承認(否決)
ー一部バス運行の改善要求の件(否決)
1991年度 第20回定期学生大会
ー講義レポートの実施について(可決)
2000年度 第29回定期学生大会
ー学生自治会会則改正の件 (可決)
ー学生による「教育改革」 (修正・可決)
2009年度 第38回定期学生大会
ー創立40周年記念年間設置
ー社会貢献委員会の設置
2015年度 第44回定期学生大会
ーグランドデザインについて(可決)
2016年度 第45回定期学生大会
ーキャンパス分煙化 (否決)
2019年度 第48回定期学生大会
ー愛唱歌作成について (可決)
2020年度 第49回定期学生大会
ー大学運営学習委員会を設立するべきか否か (可決)
2021年度 第50回定期学生大会
ー『学内の組織運営におけるジェンダー平等のための方針』を作成するか否か(可決)
2022年度 第51回定期学生大会
ー2023年度以降の学費を値上げするか否か (可決)
2023年度 第52回定期学生大会
ー文化推進を行う記念週間制定について (可決)
2024年度 第53回定期学生大会
ー「創立者の日」制定に向けて (可決)
ー創価大学のさらなるグローバル化を目指して (可決)
2025年度 第54回定期学生大会
ー「学生参加の原則」に関する提言について (可決)
ー創大生の経済的課題の解決に向けて (可決)