ローマの知られざるイタリアンアート
お奨めスポット(2)
カンポ マルツイオ地区
カンポ マルツイオは非常に大きな地区です。古代ローマ共和国時代、軍の演習が行われていた場所であったことから、軍神マルスのカンポという名前があります。今回は特にナボナ広場界隈の素敵なスポットを紹介しましょう。
サンタ マリア デッラ パーチェ教会:
教会ファッサードは、1600年代ピエトロ ダ コルトーナによるものです。素敵でしょう?左隣には、展覧会会場としても使われている、ブラマンテの回廊がありますから、そちらも是非。
ラッファエッロ作シビッレ巫女たち:
教会に入ってすぐ右にあるキジ礼拝堂にあります。2020年ラッファエッロ没500年記念で修復が終わったばかりです。
サンテイーボ アッラ サピエンツア:
1500年代終わり、もともとローマ大学の建物として作られたのが、パラッツオ デッラ サピエンツアです。現在は古文書館として使われています。奥には1600年代初め、ボッロミーニにより作られた幾何学的な教会、サンテイ-ボ教会が入っています。
パラッツオ アルテンプス:国立考古学博物館のひとつになります。ナボナ広場の近くなのに、あまり人も入らないのが、グッドです。建物自体が素敵、1500年代枢機卿アルテンプスがリアリオ家から買い取ったもの。ここには、ルドヴィジ家のコレクションを始めとした、古代ローマ時代の彫刻作品が沢山入っています。
ロッジアも素敵なフレスコ画で装飾されています。
おそらくここで一番の見物が、ルドヴィジ家の玉座と言われる浮彫彫刻でしょう。そのほか、ルドヴィジのアレス(軍神)やガラテアもお見逃しなく。
サンタゴステイーノ教会: ナボナ広場近くにある、カラヴァッジョの3枚の聖マタイの絵がある、フランス人の聖ルイ教会は有名ですが、すぐその近くにある、聖アウグスティヌス教会も、良かったらお寄りください。カラバッジョにラッファエッロと、楽しめます。ただし、教会は開くお時間がありますから、お気を付けください。