# 母音
※ e, o は半広・半狭を区別しません。
# 子音
※ L音は歯茎側面接近音のことで、R音は歯茎ふるえ音のことです。
※ x, j は後部歯茎摩擦音なので、実際は日本語の「シャ」「ジャ」よりも舌が口の奥側にあります。
※ c の有声はありません。
※ n は基本的に歯茎鼻音で、ところにより軟口蓋鼻音です。
※ 語末にくる h は無声軟口蓋摩擦音になります。
# わたり音
# 長母音
xaana palaadi には長母音があり、ふつうはマクロン付き(ā, ē, ī, ō, ū)であらわしますが、
パソコンだと打ちにくいので、aa, ee, ii, oo, uu のように表すことが多いです。
# 文字
最も由緒ある文字体系がこれです。
この文字は、xaana palaadi に記載されている魔法術の中でも最もポピュラーな「輪花式」という魔法陣の構成に使われます。また、公式文書でもこの文字が使われているようです。
# 書き方に関する簡単な注釈
① 子音には書き始めと書き終わりが下から上(↑)か、上から下か(↓)があります。書き終わりと次の文字の書き始めが同じかどうかで、微妙に書き方(続け方)が異なります。
↑↑ : pbfvkgxj
↓↑ : tdszmlnrc
↓↓ : h
方向が揃うときは、少し重ねて書きます。つまり、少しだけ二重線ができるように書きます。
方向が逆のときは、後ろの文字を少し詰めます。 xaana の x と n を見れば分かるかと思います。
② 単語の間には中黒(・)を打ちます。また、文の書き始めと書き終わりは双葉にし、さらに書き終わりのところでは、その双葉のすぐ下にドットを打ちます。
また、中黒の代わりに、花の記号を用いることもありますが、手間もかかるため、特別重要な文章(たとえば、文書のタイトルにはしばしば)に限って使われます。もちろん、花の記号を積極的に使うフォントもあります。
# 普及体
しかしながら、前述の文字は実用性に乏しく、儀式用の文字という認識が強く、実際に人々が用いていた文字はこれを簡略したもので、普及体と呼ばれています。
文字が2つあるものについては、当初は左が使われていましたが、最近では一筆書きが好まれる傾向が強くなったため、右が主流となっています。しかしながら、母音については子音に比べるとそこまで顕著に一筆書きの波は来ていないようです。暫定的に子音の左側の文字を「旧字」と呼ぶことにします。
しかしながら、sとzについては、書き分けが微妙だという声もあり、sかzのどちらかは旧字を使おうとする空気もあります。どちらを旧字にするかはコミュニティごとにまちまちですが、形が簡素な s を旧字化する立場がおそらくメジャーです。その立場では z の書き終わりは下に降ろさずに、右を向けて止めるようです。
# 新書体(若者文字)
※ 青は普及体と異なる字形のもの
新書体はあまり大人受けが良くなく、しばしば「はしたない」とか「子供っぽい」と言われていますが、sz問題に対するひとつの解決案として注目している人もいます。
もちろん、新書体に対する肯定的な意見もあります。たとえば、uuは正書体への字形の回帰(実際はaaに近いですが、字形が葉の形をしているという意味で)だとして称賛する声もあります。
若者が新書体を使うときはすべての字を新書体にするわけではなく、一部だけをそう書くという人がほとんどです。それでも、新書体を使っているならtdszあたりはほぼ新書体化する傾向があります。