1. 内容語 vs 機能語
内容語には必ず1つ以上長母音がありますが、機能語にはありません。
機能語の語末は基本的に子音ですが、母音の場合はほとんどが e か u です。
特に、語末の u は機能語以外で出てきません。(eは副詞でもでてきます)
2. 名詞 vs 形容詞 vs 動詞 vs 副詞
内容語はさらに、名詞(体言)、形容詞(体言修飾用言)、動詞(述部用言)、副詞(用言修飾用言)に分かれ、それぞれは語尾が統一的に異なります。
名詞(体言): 主格は必ず i で終わり、これを基本として、他の格は膠着によって表される。
形容詞(体言修飾用言): 原則 a で終わるが、格の一致などによりその限りではない。
動詞(述部用言): 必ず o で終わる。
副詞(用言修飾用言): 必ず e で終わる。しかし、機能語の一部も e で終わるので、必要十分条件ではない。
3. 体言 vs 用言
内容語は、体言と用言の2つに分けることもできます。
# フェーズィ/フェージ (fēzi)
xaana palaadi には、フェージという種類の語があります。
フェージは形態論的にはおおよそ機能語ですが、語末にくる e が長母音であることがあり、まっとうな機能語とは少し異なっています(副詞的な機能語くらいのニュアンス)。
フェージは後述しますが、内容語の直後につき、その内容語の意味を変えたり、意味を付加したりします。ですから、文法的振る舞いとしてはフェージは後置修飾語です(xaana palaadi は前置修飾ですが、フェージだけ後置修飾となり、この点でも他の語とは異なっています)。
代表的なフェージには、色フェージ、相フェージ、単複フェージがあります。