以下、常に工事中ですが、分属時の参考にしてください。
私個人のページを参照してください。
オープンキャンパスのポスターも参考になるかもしれません。
以前に分属予定者に書いたメールの内容を抜粋して、下記に転載します。参考にしてください。
研究テーマの決め方はいろいろです。
自身である程度目星がついていれば、それを元に相談しながら具体的な研究方法を決めていくこともできます。新たなテーマを作り出すことになるので、大学院の期間も含めた長期間にわたって真剣に研究に取り組まないと、良い研究にはならない可能性が高いです。思いもよらなかった問題があって、最初に考えたテーマを捨てて、新たなテーマを1から考え直すこともよくあります。その反面、うまく実行できれば全く新しいことがわかる可能性は高く、研究の面白みは大きいと思います。
上記の方法は、4回生で卒業する場合にはあまり勧められません。単純に期間が短い上に、就活のためにさらに研究時間が確保できないので、試行錯誤の余裕はあまりないからです。最初のテーマを捨てて、他のテーマの研究をやり直すことはまず無理です。そのため、方法や結果がある程度予想できる範囲での研究を行う必要があります。
そのようなテーマの選び方として、先輩のテーマの引き継ぎがあります。何がわかっていて、何がまだわからないのかがはっきりしていますし、研究方法もだいたいわかっていますから、短い期間でも結果を出しやすいです。もちろん、先輩がこれまでに研究していたテーマでも、今後の発展の余地は十分ありますので、大学院に行くつもりの人にも取り組み甲斐があるはずです。
原則として、平日は毎日研究室に来てください。
就活などの事情は考慮しますが、「どこで何をやっているか分からない」状態は許容しません。
卒業論文はもちろん、セミナーのレジュメもしっかり作成してもらいます。
文書作成は、将来どのような仕事に就こうとも、必ず必要になるスキルです。
私の研究室に所属するのは1年かそこらでしかないと思いますが、可能な限り作文能力を向上させて出て行ってください。
研究・勉強については自主性・積極性を重んじます。
学生さんは研究室を構成するメンバーであって、お客様ではありません。セミナーでは最低一つは発言することを求めます。
研究(調査や実験)を進めるのも、自身で考え工夫してもらいます。
テーマや材料を与えられ言われた通りに黙々と作業をこなすのは、研究ではありません。単純労働です。
最初の頃は分からないことも多いはずですが、自分なりによく考えて仕事を進めることを学生さんには期待します。
私の研究室では、どうしても野外の生き物相手の仕事になることが多いです。
「指示を待ってぼーっとしているうちに季節が過ぎ去ってしまった」などという事態は、非常に致命的ですが、実はかなり現実的なリスクです。
分属希望学生が定員を超えた場合、GPAで決めます。
生物の研究をするのに生物マニアである必要はありません。
知識は武器にも足かせにもなりますから、「マニアである=研究に向いている」とはいえない場合もまた多いのです。
しかし、逆説的ですが、生物に興味を持っていることは必須です。
私の研究室に所属する学生さんについても、生物、特に生態現象への興味を必須条件として挙げたいと思います。
また、上記の通り、できるだけ学生さんの自主性・積極性を活かしてほしいと考えています。
その一環として、研究の材料やテーマを選ぶ際にも、一定の自主性と積極性を要求したいと思います。
研究の材料やテーマを決めるのはとても難しいことですので、実際には配属後に(さらには研究を進めながら)相談して決めることになります。
それでも、自主性・積極性の指標として、学生さん自身で考えた研究の材料やテーマは参考になると考えています。
大学院ですることは、勉強ではなく研究です。
研究をしたくない人に大学院進学はおすすめできません。
とはいえ、研究室に入る前から(あるいは、入ってからもしばらくは)研究生活がどんなものか見当がつかないかもしれません。
そういう方は、ぜひ院生室(大学院生の居室、談話室2の下にあります)を訪ねて下さい。
大学院生というのはどういうものか、ある程度わかるかもしれません。
大学院入試を受験する予定の方は、私の講義(動物生態学と害虫管理学) を受講しておくことを勧めます。
必須条件ではありませんが、それらの勉強をしていないと入試の専門問題で点数を取れないはずです。