このページを見ているあなたは、生き物が好きで、生き物の勉強ができる大学・研究室を探しているのかもしれません。
将来は、生き物に関わることができる職業につきたいと考えているかもしれません。
確かに、生き物の世界はとても魅力的です。
勉強はあまり得意じゃなくても、好きな生き物(たとえば昆虫、たとえば魚)が対象であれば、勉強したり卒業研究に取り組んだりするのも苦ではないかもしれません。
仕事として生き物に関わっていけたら、とても充実した日々になるような気がします。
そんな学生生活・人生は、生き物が好きな人にとっては夢のように思えるかもしれません。
その夢の少なくとも一部は叶うでしょう。
滋賀県立大学の環境科学部・生物資源管理学科に入学し、高倉研究室に分属されれば、卒業研究のテーマは野生生物に関するものになることはほぼ間違いありません。
私自身、昆虫、鳥類、魚類、植物などについての研究をしてきましたし、これを書いている現在(2019年3月)の学生の研究対象も、昆虫、魚類、鳥類など多彩です。
(研究室についてはの詳細は、こちらを御覧ください。)
専門的な知識を活かした職業につくことは、決して容易ではない厳しい道のりです。運も必要でしょう。しかし、大学院に進学すればその可能性は少し高まります。
大学院では研究中心の生活になりますので、卒業研究のときよりもはるかに深く、勉強や研究をすることができます。生き物が好きな人にとっては、それ自体が楽しくて、夢のような生活になるかもしれません。
もちろん、卒業研究だけであっても、生き物の世界を知ることにワクワク感を感じる人にとっては楽しいことに違いないでしょう。
また、4回生になって研究室に配属される以前でも、自由に研究室に遊びに来て、そのような生活の片鱗を感じてもらえます。
私たちは、生き物に興味を持つ方に対し、できるだけ広く研究室の門戸を開きたいと考えています。
研究室に所属して研究をしたいという方には、いくつかお願いがあります。
一つ目のお願いは、積極的な興味を持ち続けてほしいということです。
大学での勉強、そして研究は、どこまでも積極的な行為です。言われたことをするだけでは、全く不十分です。
面白いことを探し、見つけ、深く掘り下げることを、自ら行うことが求められます。
大学に来る前から、自分の興味を可能な限り突き詰めることをしてください。実体験を積み重ねて下さい。
(ただし、全く独りで疑問を研究のレベルにまで突き詰めることは、とても難しいことです。大学に来てくれれば、研究のレベルにまで高めるお手伝いをします。)
二つ目のお願いは、決して視野を狭めないでほしいということです。たとえば、昆虫の研究に必要なのは、昆虫の知識だけではありません。餌(たとえば植物)や天敵(たとえば鳥)などの知識がないと、その生物の暮らしのうち、ほんのわずかな部分しか見えてきません。
他の分野、たとえば数学や化学、ITなどに、広い興味を持ち続けて下さい。全てではなくとも、そのうちの一つだけでもいいでしょう。
生き物以外にも自分の得意分野を持って、それを深めることが、生き物の研究を深く楽しむ上では(おそらく人生を楽しむ上でも)必要だと思います。
生き物とそれを取り巻く環境に興味を持ち、生き物の世界の不思議を解き明かしたいと考える人や、生き物に関わる問題を解決したいと考える人を、私たちの研究室は歓迎します。
皆さんなりの準備をして、どうぞ私たちの研究室に来てください。そして、一緒に生き物たちの不思議な世界を体験しましょう。
私たちは皆さんを待っています。
(研究室についてはの詳細は、こちらを御覧ください。)
お問い合わせ先:高倉耕一(滋賀県立大学・環境科学部)メール:takakura.k@ses.usp.ac.jp