Vol.27 「こんにちは!山Tこと山本周平です!」

投稿日: 2018/07/10 0:40:09

こんにちは!山Tこと山本周平です。

これから、定期的にTEAM YONEZAWAのページにて運動センス(運動神経)を高めていくための、コーディネーショントレーニングに関する情報をお届けしていきたいと思います。

と、コーディネーショントレーニングとは何か??を伝える前に、皆さん運動センスのいい人をみると、運動能力やら運動神経(運動という神経はありません。これは造語ですね)といった言葉を用いることがあると思うのですが、この二つに違いがあるのは知っていますか?

まず、運動能力とはなんでしょうか?

運動能力

これは、遺伝的要素が強い能力です。故に、身長の高い親からは身長の高い子どもが生まれる、両親が陸上の短距離選手だったら、子供も足は速い。というように、筋力、身長、視力、などの親から与えられたラッキーなプレゼントです。フィジカルが多く求められる陸上競技などで日本人が勝てない理由がここにあります。

ただ、絶望感を感じないでほしいのは、どの競技でも世界のトップアスリートがフィジカルモンスターか?と聞かれたら違います。

ここで重要なのが運動センス(運動神経)です!

運動センス

運動センスとは、反応、バランス感覚、身体を滑らかにリズムよくスムーズに動かす感覚というような運動能力を補佐する能力です。ボールを狙ったところに打てる、良いタイミングでボールを捉えることができる、試合を上空から見ているかのごとく試合を支配できるような能力を持っている選手いますよね?

そして、この運動センスですが、なんと遺伝的な要素を関係ないのです。やればやるだけ伸びます!!

要は、身体の中に沢山の運動動作の引き出しを作っておくことで、様々な動きや不規則な状況にも対応できるようになります。

テニスに例えてみると、リズム感が良くなれば、ボールを打つタイミングが良くなる、または独特のリズムで打つことができる。海外の選手の独特なリズム感は育ってきた環境に左右されていることもあります。左右前後にふられても、動きに対応できる能力が高くなれば、ボールに対する反応も良くなります。更に、強いショットを狙ったところに打てれば最高ですよね!

海外のテニスプレーヤーがふとした瞬間にサッカーのリフティングなんかしますね。幼少期にサッカーをやってきているのだと思います。サッカーや他競技で培った運動動作がテニス選手としての質を高めてくれています。

なので、子供の時に、ただ走り込んだり、指示されて動くだけのトレーニングだけではなく、不確定、不規則といった要素を含む脳の成長も促していくような最適なトレーニングを行う事で、子供達の運動センスはぐんぐん伸びていき、テニス選手としての才能が開花していきます。

つまり、子供!ゴールデンエイジの時期に運動センスを高めていく事が必要です!

次回は、なぜゴールデンエイジの時期が重要なのかを伝えていきます。

お楽しみに!

山T

プロフィール

山本周平、コードブック株式会社執行役員。1984年5月23日生まれ。出身地:静岡県浜松市

カナダの高校、アメリカの大学を卒業し、アスレチックトレーナーの資格を取得。現在はアイスホッケー男子日本代表のトレーナー、オリンピック医療強化スタッフを務める。テニス選手のパーソナルトレーニングやTeam Yonezawaでのトレーニング指導も行う。

埼玉県上福岡にてVEGA運動神経向上教室を開き、脳と運動神経を同時に向上させる独自のプログラムを開発し、提供している。