投稿日: 2018/09/27 23:08:25
こんにちは!山Tこと山本周平です。
定期的にTEAM YONEZAWAのページにて運動センス(運動神経)を高めていくための、コーディネーショントレーニングに関する情報をお届けしていきたいと思います。
第2回目から少し時間がたってしまいました。こちらのコラムを楽しみにしていただいた方達申し訳ございませんでした!!
さて、前回のコラムでは、「ゴールデンエイジ」に関してお伝えしました。そして、ゴールデンエイジに最も適したトレーニング。それがコーディネーショントレーニングです。というところで終わりましたね。今回はいよいよ本題であるコーディネーショントレーニングとはいったいなんなのか?というところをお伝えしたいと思います。
コーディネーショントレーニングとは、脳へのインプットから身体の動作に対するアウトプットまでの神経回路を作ることです。
体が動く前、まず最初に体性感覚(全身の筋肉や関節の状態と、皮膚に接触する物体の情報)や特殊感覚(視覚、聴覚、平衡感覚など外界から入ってくる情報)の二つの情報が脳へインプットされるところから始まります。そこから、運動出力(動くという行為)に至るまで、脳内で情報をものすごい速さで伝達していきます。
ということは、運動神経を成長させるためには、常に新しい情報を脳にインプットし、動作をどれだけ速く正確に行えるかをトレーニングしていかなければいけないのです。テニスの試合を想定したときに、自身ですべてをコントロールできれば最高ですが、そんなことはありません。試合環境、相手のレベル、試合当日の天候、すべてが変化します。
試合を想定して、どんな状況にも対応できるように、常に脳を刺激し続けるようなコーディネーショントレーニングを行いましょう。そうすることで、ただ強い、うまいだけの優等生選手ではなく、オリジナリティーあふれる、何か代名詞を持っているようなオンリーワンな選手に成長していきます。
以上、コーディネーショントレーニングとは?に関してお伝えしました。次回はコーディネーショントレーニングのメニュー紹介と、培われる能力に関してお伝えします。
山T
プロフィール
山本周平、コードブック株式会社執行役員。1984年5月23日生まれ。出身地:静岡県浜松市
カナダの高校、アメリカの大学を卒業し、アスレチックトレーナーの資格を取得。現在はアイスホッケー男子日本代表のトレーナー、オリンピック医療強化スタッフを務める。テニス選手のパーソナルトレーニングやTeam Yonezawaでのトレーニング指導も行う。
埼玉県上福岡にてVEGA運動神経向上教室を開き、脳と運動神経を同時に向上させる独自のプログラムを開発し、提供している。