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<竹刀の点検と手入れ方法 >
■なぜ竹刀の点検が必要なのか?
剣道は、相手と剣を交え勝負を決する武道です。
しかし、闇雲に勝負にこだわったり、勝ったからといって相手を侮辱する様な行為は
剣道の理念に反します。
剣道では、よく「礼に始まり礼に終わる」といわれますが、相手に敬意をもって敬う精神が重要であり、それを身に付けることこそが剣道の目的であるともいえます。
この精神は、相手と稽古・試合をする上でも常に気に留めておく必要があります。
これは、竹刀の手入れにも通じるもので、ささくれなどがある竹刀で稽古をすることは礼に反するとともに、万が一相手に怪我などをさせては元も子もありません。
稽古前には、必ず竹刀を点検し、ささくれがあったり壊れているものは稽古に使わない様心がけましょう。
■竹刀の点検方法
・竹のささくれはないか?
→ささくれが相手の目に入ったり、防具がない所に刺さったりするかもしれません!
・竹が割れていたり、ひびが入っていないか?
→割れた竹が相手の顔に刺さるかもしれません!
・先革に穴が開いていたり破れそうになっていないか?
→先革から竹が飛び出すかもしれません!
・中結が緩んだり、切れそうになっていないか?
→中結は、竹刀の竹がバラバラになるのを防いでいます。
中結が緩んでいたり、切れてしまうと竹がバラバラになってしなりやすくなり、先革が外れてしまうかもしれません!
・弦が緩んでいないか?
→竹刀は思った以上にしなっています。弦が緩んでいると竹刀がしなったときに先革がはずれ、相手を傷つけるかもしれません!
・柄革が緩んでいないか?
→柄革が緩んで簡単に回るようだと、しっかりした打ちが出来ません!
■竹刀の手入れ方法
・竹のささくれ
→小さなささくれは竹刀を分解せずに、竹刀削りやサンドペーパーでささくれを取り除きます。 ささくれが大きいときは、竹刀を分解して、表からは見えない部分もチェックしましょう。
※ささくれを点検するときは、縦になぞるとささくれが手に刺さってしまいます。
竹の目をほぐすように横から確認しましょ う!
※竹刀を削った後は、油を布につけ軽くなじませるように拭いておきます。油は竹 と同じ植物性のものが良いでしょう。私の経験からは、オリーブオイル、胡桃油なんかがお勧めです。(その他の植物性油でもかまいません)
ろうそくを塗る方もいますが、ろうは表面に厚く付いてしまうため、稽古中に相手の目に入ったり、床に落ちて滑りやすくなったりします。ま た、相手の防具に付着して取れにくくなったりもしますのでお勧めできません。
※竹は乾燥すると割れやすくなるので、定期的に油で拭いておくと良いでしょう。
・割れた竹
→使用厳禁!即交換
・先革や中結の破れや緩み
→破れたり穴が開いていたら即交換!
→中結の緩みはしっかり締め付けます。
→先革の緩みは、竹のサイズにあったものへ交換しましょう!
・弦の緩み
→柄革が伸びたり、弦自体も多少伸びるので、定期的にまし締めしましょう!
・柄革の緩み
→竹に合ったサイズへ交換しましょう。
→試合には使えませんが、竹にテープなどをまいて、その上から柄革をかぶせる。
→柄革に熱湯をかけて、革を収縮させる。(かけすぎに注意!)
乾いた後、革がカサカサになり、多少滑りやすくなるので、革をしごいたりして少しなじませます。
■最後に
竹刀は昔の刀と同様、武士(剣士)の魂であり、一心同体の関係にあります。
常に手入れをして大事に使うことが剣道の上達にもつながります。
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