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<剣道具(防具)について >
■まずはその歴史から..
剣道は、竹刀を使って互いに有効打突を競う武道です。
昔の合戦などでは、生死を賭けた真剣勝負で、刀から身体を守るために鎧兜を装着していました。
剣の練習も木刀などを使っていましたので、相手と稽古する時などは、今とは比べ 物にならない緊張感があったと思います。
しかし、明治時代になって剣道が一般に普及するにつれ、竹刀と現在の防具の原型が出来、戦後、より競技化が進むにつれ、ほぼ今の防具の形となってきました。
■剣道具(防具)に求められるものは?
まず、剣道具=防具は、呼んで字のごとく体を守る道具であり、衝撃吸収性や動きやすさが求められる。
また、その逆に見た目の美しさ(強そうに見える)も重要なポイントとなる。
機能性:一般的には2分(6mm)刺しが衝撃吸収性に優れ、装着感や動きやすさに
優れているといわれている。
その逆に、刺し目が細かくなると、布団も薄く硬くなり、衝撃吸収性が損なわれる。
美しさ:1分(3mm)刺しの防具は見た目が美しく、鹿革やその他装飾も手伝って、
いかにも強そうに見える。
逆に刺し目が大きくなると、見た目が野暮ったく、装飾などはあまりされて いないため、美しさに劣る。
※相手を威圧するという意味からも見た目は大事。
上記を勘案すると、1分5厘(4.5mm)刺しか、1分2厘(3.6mm)位が妥当では ないかと思います。
理想としては、2分刺しを稽古用に、1分、1分2厘を試合や審査用に使い分けたいものです。
■手刺しとミシン刺しについて
手刺しは、職人が一針一針手で刺していく作り方で、ミシン刺しに比べて厚い布団を
刺す事が出来ます。
大体、6~7cm位の厚さの材料を6~7mm位に圧縮しながら刺していきます。
(一般的に柔らかい)
ミシン刺しは、機械で刺すため手刺しに比べて材料が薄く、フエルトなど、針が通り
やすい材料が使われるようになってきました。
(ミシン目が細かいと硬くなる)
最近は、安い手刺し防具もありますが、人件費削減のため、布団は国外で作成している様で、熟練の職人でなくても刺せる様に、材料もフエルト等が使われるようになってきました。
※高級な手刺し防具は、芯材に緋毛氈や真綿を使っています。
■革について
剣道具で一番使われているのは鹿革で、その特徴は、柔らかく吸水性や発汗性に 優れていて丈夫な点です。
小手頭や、面、垂れの装飾(補強部)には紺鹿革が使われていますが、廉価版の 防具の場合はクラリーノ(人口革)が使われています。
また、胴には牛革が使われていてその上に漆を重ね塗りして強度を上げています。
高級な胴には、鮫革(サメガワ)なども使われていますが、実はエイ革です。
エイ革は、エナメル質の硬い粒があり、大きい親粒がアクセントになっていて、その風合いはかなりしぶくかっこいい。
■最後に
剣道具は高いものです。
最近ではインターネットなどで、かなり安い防具もあります。
選択肢が増えているので経験がない方はかなり迷うかもしれませんが、材質や柔らかさなども十分考慮し使いやすい防具を選択する様心がけましょう。
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