meeting20091028

H21年度STEL研究集会

「STEシミュレーション研究会:粒子加速と波動粒子相互作用」

「宇宙プラズマ波動研究会」合同研究集会

主催 名古屋大学太陽地球環境研究所

東北大学グローバルCOE「変動地球惑星学の統合教育研究拠点」

共催 SGEPSS波動分科会

SGEPSS太陽地球惑星系科学シミュレーション分科会

世話人 東北大学大学院理学研究科 加藤雄人、寺田直樹

九州大学総合理工学研究院 羽田亨

名古屋大学太陽地球環境研究所 荻野竜樹、三好由純、梅田隆行

期日: 2009年10月28日(水)~30日(金)

会場: 仙台市戦災復興記念館

<http://www.stks.city.sendai.jp/hito/WebPages/sisetu/sensai/index.html>

<研究集会の趣旨>

太陽地球系は様々な領域や物理過程が結合した非線形的システムであり、これを総合的に理解するために計算機シミュレーションが果たしてきた役割はきわめて大きい。計算機性能の向上を背景に、シミュレーション研究の重要性は今後さらに高まることが予想される。例年「STEシミュレーション研究会」では、太陽地球環境研究所の計算機共同利用研究の成果発表の場として、太陽地球系科学・プラズマ科学に関するシミュレーション全般、領域間/スケール間結合モデル、宇宙天気シミュレーション、3次元可視化技術などの最新の研究成果を議論してきている。今回はこれらに加えて、「宇宙プラズマ波動研究会」と共催し、粒子加速過程及び関連する波動粒子相互作用についてのシミュレーション研究の進展と今後の展望に注目した議論も行いたい。太陽地球環境での粒子加速及び波動粒子相互作用に関するシミュレーション研究の議論の場を提供すると共に、現在進行中の計画を含む直接観測との比較・検証の方向性について議論する。比較的長い講演時間を割当てての数件のチュートリアル講演も企画している。本研究集会は周辺研究領域との交流を図ることも目的としており、太陽地球惑星系研究に関連する招待講演も予定する。研究集会では、各分野での最新の研究成果の報告と同時に、シミュレーションおよび波動研究の融合について議論し、今後の共同研究の方向性を見出すことを目的とする。講演者には、研究成果の発表に加えて、該当分野の未解決問題や今後の展望についても言及していただくことを期待する。