第4回応用可積分系若手セミナー


    • 日時:2018年9月8日(土)14:00–19:00
    • 会場:京都大学吉田キャンパス 総合研究8号館3階講義室3(会場へのアクセス

来場者への注意:当日は会場の建物が施錠されています.建物南側の扉まで解錠に参りますので,お越しの際は(できれば事前に)上岡 (kamioka.shuhei.3w at kyoto-u.ac.jp) までご連絡ください.

講演1 (14:00–15:30)

講演者

西慧(京都産業大学理学部)

題目

双安定反応拡散系のパルスダイナミクス

概要

反応拡散方程式には縞模様やラセン波、迷路状パターンなど、様々なパターンが解として現れるが、なかでもパルス波やスポット解のように空間的に局在化したパターンは多くの系で見られる。このような局在解はパラメータの値に応じて一定速度で進行したり、脈動したりといった自発的な運動を行うが、とりわけ媒質の非一様性と相互作用することで多様な振る舞いを見せる。本講演では局在解のダイナミクスを解析する手法として低次元力学系への縮約について紹介し、多様な振る舞いのメカニズムを分岐理論の観点から考察する。

講演2 (16:00–17:30)

講演者

田端亮(有明工業高等専門学校一般教育科)

題目

Immanantとその組合せ論

概要

Immanantとは,determinantやpermanentを対称群の表現の視点から一般化する関数であり,ヤング図形でラベル付けすることができる.本講演では,1918年のSchurの不等式を起源とする半正定値エルミート行列のimmanantに関するいくつかの結果を,Littlewood-Richardsonによって指摘された組合せ論的性質をまじえて紹介する.

フリーディスカッション (18:00–19:00)


世話人

    • 赤岩香苗(京都産業大学情報理工学部)
    • 上岡修平(京都大学大学院情報学研究科)