大阪で高校生だったときに,阪神淡路大震災が起きて,じぶんの生活に直接大きな影響は感じなかったのですが,身近なところで,基本的な生活が崩れてしまうということが起きるということに驚き,まだまだいろいろな仕事が必要だろうとおもい大学の建設分野に進みました.
土木は,緻密な部分と荒っぽい部分がミックスされている部分が,他の工学分野や理学分野とことなる点だと思います.
あまり良い学生ではなかったと思いますが,物理的なモノづくりとプログラミングは好きで,それが活かせる仕事として研究者となりました.
土木工学は,インフラと言ったモノづくりがベースではありますが,防災・環境保全などを流域などの大きなスケールでとらえる必要があります.いろいろな興味や知識を活かすことができる分野だと思います.
神戸大学は,様々な分野をカバーする総合大学で,工学部も教員・設備が充実しています.山と海の近くで三宮も近く学生生活を送る上で便利です(坂の上り下りが必要ですが).
(作成中)
Q. どんな数学や物理の知識が必要ですか?
A. 幾何学・微分積分・確率統計,物理では力学などを利用します.河川工学では,水質や生態を扱うこともあり,その場合は化学や生物の知識も使います.河川工学では地形も扱うので地学なども使います.いろいろ使いではありますが,入学時点で,全部得意でなくても,必要になったときにその都度復習していけばよいと思います.
Q. 女子でも大丈夫ですか?
A. 大学でも職場(公務員・建設・設計等々)でも多くの女子が活躍しています.
Q. 建築と土木ってどう違う?
A. 建物とその中を作るのが建築で,そこから外を作るのが土木です.家だけ有っても,道路・電気・水道などがないと暮らせないですよね.両方があって,生活や社会的な活動が成り立ちます.土木は自然を扱うという点も大きく異なる点かもしれません.自然は,理学部などでも扱うのですが,自然と生活とどう折り合いを付けるかというのは,土木で扱うことが多いです.