総会・研修会2015
総会議案書はこのページ下部の添付ファイルをご覧ください。
総会には13機関7個人会員が出席、総会後は公開シンポジウム「社会労働資料活用の可能性と未来」を開催しました。参加者約80名。
懇親会には約40名が参加しました。
下の写真はシンポジウムに先立ち、事務局長谷合佳代子が「労働資料協30年を振り返る」をパワーポイントで報告しているところです。(写真提供:金子良事さん)
下の写真はパネル討論の様子。「労働者文化や生活者の文化が存在するという認識が必要なこと。しかし、この20~30年で「文化」は弱まっているのではないか」といった指摘がなされました(以下の写真はすべて谷合佳代子撮影)
公開シンポジウムの詳細はエル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)のブログに掲載しています。
第2日目は法政大学大原社会問題研究所と同環境アーカイブズの見学会を持ちました。下の写真は、見学に先立って環境アーカイブズの説明を受けているところです。
環境アーカイブズでは資料をどのように整理・登録しているのか、その過程をわかりやすく解説する展示を行っていただきました。
午後からは「市民アーカイブズ多摩」にお邪魔して、沿革などの説明会と館内見学を行いました。ここは、東京都立多摩社会教育会館市民活動サービスコーナー事業が2002 年に廃止となり、そこで収集された市民活動資料ダンボール500 箱を散逸させてはいけないという運動から始まった小さな資料館です。市民の寄付とボランティアによって運営され、民家を改造した書庫と閲覧室がある、小ぢんまりした、しかしとても居心地のいいところです。多摩の雑木林が広がる庭も素晴らしく、晴天のもと、玉川上水沿いを歩く楽しみも堪能しました。
書架にはびっしりとミニコミ誌1200タイトルが整理されています。この日は開館日ではなかったのですが、無理を言って見学会のために開館していただきました。丁寧な説明を受けた後の見学では、このアーカイブを支える方々の熱意をしっかりと感じることができました。閲覧室は資料を読むだけではなく、最近では市民交流にも活用してもらっているとのことでした。大量の資料がきちんと整理され、目録も作成されていることに感動します。これらのタイトル一覧は市民アーカイブ多摩のWebサイトに公開されています。(文責:谷合佳代子)
2015年度(第30回)定期総会・研修会のご案内
今回は第30回を迎えた記念として、第1回総会を開いた法政大学大原社会問題研究所を会場に、大原社研との共催で公開シンポジウム「社会労働資料活用の可能性と未来」を開催します。労働研究の大家・熊沢誠氏を講師としてお迎えし、第一線で活躍されている研究者とアーキビストにパネリストとして登壇していただく、貴重な機会です。シンポジウム後は公式行事として懇親会を持ちますので、みなさまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください。
2日目は大原社研と環境アーカイブズの見学と、午後からは市民アーカイブ多摩にお邪魔して市民活動の資料収集の実態を見学・研修させていただきます。
30回記念総会にふさわしいものになるよう、役員一同尽力してまいりますので、みなさまのご参加をお願いいたします。お目にかかれることを楽しみにしています。
<総会・研修会開催要項並びに事務連絡>
1. 日時:2015年11月26日(木)~ 11月27日(金)
2. 場所: 法政大学多摩キャンパス 百周年記念館
〒194-0298 東京都町田市相原4342
電話 042-783-2305(大原社研の番号)
3. スケジュール
<第1日>11月26日(木)会場:百周年記念館第三会議室
13:00~14:30 総会・会員近況報告
15:00~17:30 公開シンポジウム「社会労働資料活用の可能性と未来」
18:00~19:30 懇親会(百周年記念館内にて)
<2日目>11月27日(金)会場:大原社会問題研究所会議室
9:30~12:00 見学会:法政大学大原社会問題研究所・環境アーカイブズ
12:00~14:00 昼食・移動(京王線 高幡不動駅周辺で各自ランチ)
14:00~15:30 見学会:市民アーカイブ多摩 http://homepage3.nifty.com/simin-siryo/
4. 参加費:無料(懇親会も会員は無料)。ただし、2日目の昼食代は自己負担。
【申し込み・お問い合せ先】
社会・労働関係資料センター連絡協議会・事務局 担当:谷合佳代子
住所 〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)気付
Tel 06-6947-7722 Fax 06-6809-2299
E-mail lib@shaunkyo.jp