社会・労働資料の整理ワークショップ開催のお知らせ→終了しました。
2018.7.10更新:ワークショップ盛況裡に終了しました! 当日の様子を写真で紹介します。参加者は講師を含めて25名でした。
清水善仁氏の講義に熱心に耳を傾ける参加者一同
ワークショップでは、エル・ライブラリー(大阪産業労働資料館)所蔵の資料を使って、アーカイブズの構造について考え、その図を書いてみた。ファイル単位での目録も記述した。上の四枚の写真は、JAMオムロン労組資料の構造分析図。同じ資料を使ってアーカイブズの構造を分析したのに、その結果は4つの班でまったく違うものが出来上がった。これには講師もびっくり。
続いて、平野泉さんによる講評と解説。「アーカイブズの出所原則」だとか「原秩序尊重」とか言っても、「原秩序がなかった!」という資料だって多いはず。日々それを実感する資料群を受け入れている機関が多いのが、労働資料協の特徴。
質疑応答では、日々の業務で感じている悩み・疑問が次々と飛び出し、深い議論ができた。時間が足りずに続きは懇親会で。労働資料協の30年を超える歴史の中でも初めての試みだったこのワークショップ、「大変好かったので続けていきたい」という代表幹事の挨拶で締めくくられた。(文責:谷合佳代子)
<以下、イベント告知案内文>
アーカイブズ資料ってなに? どうやって目録を採るの?
図書館の中の文書資料、本や雑誌以外の雑多なコレクションの扱いに困っている図書館員は多いことでしょう。
文書資料整理の専門家であるアーキビストによる、アーカイブズ資料(文書資料・記録資料)の考え方、目録の取りかたを勉強するワークショップを開催します。
アーカイブズ資料を使い、少人数でみっちり資料整理を体験していただきます。
非会員も参加していただけます。文書資料整理の実際を知りたい方、歓迎です!
<概要>
日時:7月9日(月)13:00-16:45
場所:連合会館205会議室 東京都千代田区神田駿河台3丁目2−11
アクセス:http://rengokaikan.jp/access/
内容:アーカイブズの構造と記述について学び、目録を書いてみる
講師:清水善仁氏(法政大学大原社会問題研究所准教授)
コメンテーター:平野泉氏(立教大学共生社会研究センター・アーキビスト)
参加費:会員無料、非会員3000円
定員:25名(定員になり次第締切)
申込:非会員のお申込みは lib@shaunkyo.jp(エル・ライブラリー)まで
※会員の年会費は機関5000円、個人1000円です。
当日までに入会手続きがおすみの場合は参加費無料です。
入会申し込みはこちら。