スキャナーの読み取り~線画の清書まで

1.KABURAGIには現在、スキャナーから直接読み取る機能はありません。

従って、他のソフト(大抵の場合、スキャナー本体に付いてくる)

でJPEG等の形式で保存して下さい。

スキャナー中…

私の場合はEPSONのスキャナーです。

2.保存したファイルを開きます。

「ファイル」メニューの「キャンバスを開く」で

スキャンしたファイルを選択するか

キャンバスを開く(メニュー)
フォルダ選択

え? 狙いのフォルダに行きにくい? GTK+の仕様です・・・

またはドラッグ&ドロップで開いて下さい。

Drag & Drop

対応形式はJPEG、PNGあとはTIFFとかも対応してるっぽい。

作者が把握しきれてないのはオカシイって?

GTK+が親切にも勝手に対応してくれてるために全てテスト

出来ていないのです。ハイ。

開いたら拡大率を変更して全体を表示してみましょう。

・・・はい、とっても汚い画像ですね。

汚ねぇ線画だ・・・

迷い線だらけ・・・ でもペン入れとか失敗した時のこと

考えると恐ろしくてできねぇ って私と同じ思考と前提して進めます。

3.清書前の下準備

私は清書を始める前に描き忘れが無いよう、線の色を変更してます。

やり方はまず、レイヤーを追加。

レイヤー追加

レイヤ追加ボタン(↑の赤丸で囲まれたボタン)を

クリックしてレイヤーを追加。

レイヤーを追加したら好みの色を選択して(私は赤にしてます。)

「レイヤー」メニューの「描画色で塗り潰す」を選択。

レイヤーを塗り潰す

塗り潰したらレイヤーの合成モードを「スクリーン」に変更。

スクリーンモード

下側のレイヤーを選択して不透明度を落として好みの濃さに変更。

下準備終了

上側のレイヤーを選択してベクトルレイヤーを追加。

ベクトルレイヤー追加

4.曲線ツール・折線ツール・フリーハンドツールで清書

色を黒に変更(忘れやすいので注意!!)してから

曲線ツールを選択。線の太さを決める。

曲線ツール選択

下絵の線に乗るように線を引いていきます。

キャンバスの移動、拡大・縮小の変更は

ナビゲーションを使うと便利です。

線を描画

線を確定したい時は右クリックかEnterキーを押して下さい。

線がズレてしまったらCtrlキーを押しながら制御点を移動することで

修正出来ます。

線修正

髪の毛など、先端だけ細くしたい場合は

「制御点」ツールの「筆圧変更」で一部だけ細く出来ます。

筆圧変更1
筆圧変更2

一部だけ線の太さを変更できます。

長い直線を引くときや角ばった物の線を引くときは

折線ツールを使うと便利です。

使い方は曲線ツールとほぼ同じです。

折線ツール

私の場合、前景・人物・背景でベクトルレイヤーを分けて(新規作成して)

清書します。また、人物の髪・目・それ以外を分けると後で便利かも。

下絵のレイヤーを非表示にして清書終了です。

線画終了

イラストによっては鼻と口は清書で描かない時があります。

============= ベクトルレイヤーでの清書終わり ==========

ここから下はもともと綺麗に下絵を描いて取り込んだ方向け。

綺麗な下絵を用意出来る場合は

白色部分を透明にすることが出来ます。

「フィルタ」メニューの「明るさ・コントラスト」を選択して

明るさ・コントラスト

線がはっきりするように調整。

明るさ・コントラスト調整

明るさ・コントラストを調整したら「フィルタ」メニューの

「輝度を透明度に」を選択。

輝度を透明度に

見た目は変わってないように見えるかも知れませんが、

下にレイヤーを作って着色してみると黒い部分以外は

透明になっていることがわかります。

透明確認

次は着色! ・・・と言いたいところですが、

その前に下準備をします。

着色準備