臨床薬物動態情報局について

全身適用を目的として投与された薬物は、目標となる標的組織に全身循環血によって運ばれ、効果・作用発現の引き金となる構造体と結合する。組織中では蛋白と結合した結合形薬物と蛋白と結合していない非結合形薬物が平衡状態にあり、そのうち、効果・作用発現のための構造体と結合するのは非結合形薬物である。組織中の非結合形薬物濃度は血中非結合形薬物濃度と速やかに平衡に達するため、血中非結合形薬物濃度が効果および副作用の発現の指標とすることができる。

血中非結合形薬物濃度の変化をとらえるためには、臨床薬物動態情報を活用する必要がある。臨床薬物動態の基本パラメータはバイオアベイラビリティ、分布容積、全身クリアランスであり、更に、分布容積とクリアランスを決定している因子を特定するために、未変化体尿中排泄率、血漿中非結合形分率、全血中薬物濃度/血漿中薬物濃度比が必要となる。薬物動態の情報は血中総薬物濃度で提供されることが殆どであるが、これらパラメータ値及び測定値により、効果・作用の源となっている血中非結合形薬物濃度の変動を引き起こす要因を特定することができる。

しかし、医薬品添付文書やインタビューフォームに掲載されている情報だけではこれらのパラメータ値と測定値を収集することができない場合が多く、それらの情報を収集することに困難を伴う場合が多い。

そこで、臨床薬物動態情報局では、薬物治療の適正化のため、臨床薬物動態情報を利用可能な環境を作り上げていくことを目的に、このホームページを立ち上げた。

臨床薬物動態学情報局 


■免責事項■

このwebページ上のデータならびに情報は、細心の注意をもって作成・掲載されておりますが、万一掲載内容に誤った表記や、事実と異なる記載があった場合、記載された情報に基づいて読者が実施した結果、何ら損害を生じたとしても、臨床薬物動態学情報局はその結果に対し何ら責任を負いません。

The authors of this work have checked with sources believed to be reliable in their efforts to provide information. However, in view of the possibility of human error or changing, we do not take responsibility for any errors or for the results obtained from use of the information contained in this work.