目的
Cで扱われる変数・データには特性の「型」(かた)があります。
代表的なデータ型を理解しよう。
データがどのようにメモリに格納されるのかイメージを持とう。これは方によって違います。
予習: テキスト「新・明解C言語 入門編」第7章
その1: ソースコードの拡張子が .cpp 。
Cのソースコードの拡張子は ".c" です。.cpp は C++ の拡張子。 C と C++ は似ているけれども文法レベルでも異なった言語です。多くのC コンパイラはC、C++ 両方のプログラムをコンパイルできますが、どちらの文法を使ってコンパイルするかは拡張子で決めます。ですので、C のプログラムを .cpp ファイルに保存してコンパイルすると、(多少長いプログラムになると)エラーがでてコンパイルできません。
その2: インデント(tabbing)していない。
間違っていないことときちんと出来ていることは違います。C のソースコードがコンパイルされるときには、改行やスペース、タブのほとんどは無視されます。ただし、改行やスペース、タブのないプログラムは、人間にはほぼ読めません。カッコやコードブロックの階層にあわせて適切な数のタブを行頭にいれましょう。デバッグが格段に楽になります。(プログラミングにかかる時間のほとんどはコーディングではなく、テストとデバッグについやされます)
その3: bcc.exe じゃなく、bcpad.exe や cpad.exe など他のファイルからプログラミング環境を立ち上げている。
きゃつらは全部同じアイコンで素知らぬ顔をしていますが、ちゃんと動くのは bcc.exe を立ち上げた時です。(他のプログラムは bcc.exe から間接的に呼び出されます。)これを間違えると「ファイルがありません」とかなんとかごねられます。
C の授業を担当しておいてなんですが、プログラムを書いていてもっと知的刺激をうける言語はたくさんあります。特に、"Python" はオープンソースのプログラム環境であり、C のようにメモリ管理などの下位実装を意識することなく、アルゴリズムやソフトウェアアーキテクチャに集中してプログラムを欠くことができます。(将来、卒論の実験データを処理する環境としてもお勧めです。)興味のある人はこういう言語に挑戦してみるというのはどうでしょうか。
また、C の授業を担当しておいてなんですが、いまどきプログラミング言語を身につけるには、オンライン学習が一番効率的です。もし英語がある程度できるのであれば、世界のド定番は code academy です。日本語であれば ドットインストールというのもあるようです(使ったことないですが)。ただ、両方ともに、 Python や Ruby などモダンな言語には対応していますが、残念なことに C には対応していないようです。ただ、 どのような言語でも、プログラムを実装するパターンのようなものが有ります(これを「デザインパターン」といいます)。ですので、たとえば、Python を学習すると、C でプログラムを書く力も上がると思いますよ。
ほかにもいろいろオンライン学習サイトが有ります。たとえば、以下のページにレビューがまとめられています。http://edtech.jp/40/