まず、「折り図集投稿マニュアル」には必ず目を通しましょう。
このページの内容は、探偵団コンベンション2016で山口真さんが講演された「折り図投稿について 良い図の例と悪い例」(2016.08.13)をベースにまとめなおしたものです。
折り紙探偵団コンベンションの折り図集(以下、折り図集)にはたくさんの投稿があるそうです。作品をできるだけ多く掲載するため1つの図を小さく、1ページに配置する図の数も多くしているそうです(スカスカなものは編集で詰めているとのこと)。
コンベンション折り図集に特有のポイントは以下の3つです。
1つの図のサイズは30mm四方が目安(10%ほど小さめ)。
1ページに配置する図は多めに(ガレージブックシリーズは10~12ですが、折り図集では15くらい)。
工程数が多い作品は他を圧迫しているという一面がある。まったくの初心者が折り図集を手に取ることは考えにくいので、簡単な基本形からスタートしても良い。蛇腹作品ならば「n等分から始める」でOK。
なお、レイアウトはグリッドレイアウト、背景線を使うフリーレイアウトのいずれもOKとのこと。
工程ごとにオブジェクトをグループ化する(編集でレイアウト修正することがあるので、取り扱いやすいようにしておく)。
当たり前のことですが、投稿前に折り図にミスがないかチェックしておきましょう。ときおりゴミが残っていることがあるそうです。
折り図集では、印刷したときの品質が保証しにくい(しかも編集で修正することも難しい)という理由から、写真の折り図は推奨していないようです。図におこしにくい立体行程で写真を使うことは許容する、とのことですが、印刷されることを前提に注意すべき点がいくつかあります。
黒っぽい紙を使うと、印刷で陰影が潰れて見えなくなる場合があります。明るい色の紙を使用しましょう(たとえ作品がカラスやパンダであっても、「折り図の読みやすさ」を優先してください)。
「マニュアル」にもありますが、カラー不可です。印刷はモノクロなので、カラー情報は不要だし、モノクロに変換されると見にくいケースも多いと思います。(これは写真に限った話ではないですが)
写真を使う場合は、元画像も一緒に送りましょう(元画像はカラー可、jpeg, png形式で圧縮を推奨)。編集時に画像処理が必要な場合、大きめの画像でないと画質が劣化する可能性があります。(データがひじょうに大きい場合には、事前に問い合わせる方が良いかもしれません)
【TIPS】埋め込む画像には、あらかじめ画像処理ソフトでシャープフィルタをかけておくと見やすくなります。