ペアプロの応用による地域に根差した里親支援実現の可能性
近年、我が国では子ども虐待の増加を背景として数多くの子ども達が保護され、社会的養護がなされています。
身体的虐待、心理的虐待、性的虐待の他、胎児期及び出産直後にドラッグやタバコ、ネグレクト等を含む
不適切な養育環境に晒された可能性が高い保護児童の発達障害リスクは決して低くないものと考えられます。
そのため、社会的養護を担う支援者には高い専門的な知識と技術が必要とされています。
現在、より家庭的な養育環境への転換が積極的に図られようとしていますが、
里親等の家庭養護を担う支援者を育成支援する体制構築は未だ不十分な状況にあります。
そこで、弊会では、地域の子育て支援の中での里親支援をも展開していく可能性を提案すべく、
2015年に東海地区の児童相談所等へ広く案内告知を行う形で里親及び養育者を対象としたペアプロを実施しました。
その結果、参加者の満足度において高い評価が得られました(公益財団法人俱進会助成事業報告会要旨集2016年版参照)。
特別養子縁組を含む里親をも広く視野に入れた間口の広い支援体制を、身近な地域の子育て支援の中で展開していけることは重要です。
こうした体制構築の実現に有効なツールとしてペアプロの活用を提案していきたいと思います。
※ 2018年度の実施日程(予定)は、以下の通りです。(詳細は添付のPDFをご覧下さい。)
2018年度 積水ハウスマッチングプログラム助成事業
里親対象 ペアレント・プログラム in東岡崎:(午前中)①9/5 ②9/19 ③10/3 ④10/17 ⑤11/7 ⑥11/21
里親対象 ペアレント・プログラム in海部津島:(午前中)①9/18 ②9/25 ③10/16 ④10/30 ⑤11/6 ⑥11/27