11月7日(土)"Curiosity Driven"から"Problem Solving"へ

Post date: 2015/11/08 17:23:37

HarvardのG. M. Whitesidesのコメントやエッセイを読む(下記参照).

全体では「研究テーマを"Curiosity Driven"から"Problem Solving"にし,社会の問題を解決すべき」という主張には納得がいく.

工学部的な立場からすれば,自分の興味に基づいた「研究・技術開発」と「技術の底上げ」は許されている.そのシーズ技術は,将来的に使えるかもしれず悪いことではない.人類で知を蓄積することは必要なことである.ただ好奇心に基づいた研究を納税者や同僚に説明するのは,難しくなっている.

さらに大学の研究者は,産業界,政府とくらべて大きな足枷がない.自由に社会の問題に取り組めるので,それにフォーカスすべきという点も述べられている.この点も納得する.前者2つに比べると,大学は遥かに規模が小さく,大きなことはできないけど,重要な問題へのアプローチを自由に生み出すことはできる.

これまでアメリカで聞いてきた話とも整合性が取れている.アメリカ的な潮流の1つなのであろう.在米中,帰国後もこのような方向性で研究テーマを考えてみたい.

George M. Whitesides & John Deutch

"Let's get practical"

Nature, Vol. 469, pp. 21–22 (06 January 2011)

DOI:10.1038/469021a