3月15日(火) Subject MeetingとReview Paper執筆開始

Post date: 2016/03/17 0:46:32

Subject Meeting

金曜日の午後4時からはGroup Meetingがあり,本日(火曜日)の午前10時からSubject Meetingである.ということで研究の進展を報告しようにも,正直な所,実験的な面ではあまり差分がない.1日,2日の時間では,意味のある差分を作るのは難しい.

ここで知恵の出しどころである.Group Meetingで質問があったところに深く対応することにした.この質問は「新しく提案する手法に対しての利点は何か?」である.そのときは明確にポイントを返答できなかった.

ここで従来手法と現手法を理解すれば,利点を明確にすることができる.ということで,この作業を行うのには,一塊の実験は必要ではない.昨日まで考えたのだが,いくつかの利点はあるけれども,何を一番のウリにするかが,自分の中でははっきりしていなかった.頭が整理されていないのはよくないのだが,「寝て起きたらなんとかなる精神」で寝ることにした.

当日の朝に資料を作る.資料を作る過程で,昔作成した資料を見返すし,参考文献で読んだ従来技術の限界も調べ直す.そうこうしている内に,従来技術の限界が今の技術で突破できると気がついた.そこでこの従来技術の限界を突破することが一番のウリになると発見した.この突破する実現可能性は,今のデータでもまあまあ示せているのではないか.

一番のウリが分かれば説明も容易になり,取るデータもはっきりしてくる.将来的にはこのウリを証明するために,データを集めることにフォーカスできる.なので特許や論文を書くことがより短期間で出来るようになる.

たとえ実験データがなくても,なんとか知恵を絞り出すのが大事である.そうすると,何か少しでも前進するのである.毎週,前進していれば,それなりの位置に到達できる.

Review Paperの執筆依頼と開始

Review Paper(総説)の執筆依頼がある.締切は今年の7月末である.結論から言えば,この依頼を受けることにした.

執筆してもよい理由は次の3点である.

  • 理由1:目に見える研究成果を確実に出すには,有効である.
  • 理由2:読んだ人に,整理された形で内容が届くとすれば,価値がある.
  • 理由3:書く上で内容の勉強にもなる.書いて理解することは楽しい.
  • 理由4:ある程度幅広く勉強することで,自分の研究の位置づけもはっきりできる.

ということで,優先順位を高くして取り組んでも損はない.

1日1時間でも当てれば,少しずつでも進められる.そのような日々の執筆にしないと,進まないものでもある.

ここで単純に負荷を増やすと,今と同じやり方では回らなくなることは目に見えている.他の価値あるものを削りたくないという所もあり,どのように達成事項を減らさずに,総説の執筆も達成できるかは悩みどころである.

とはいえ,今までのやり方(時間配分)は変えられるものである.色々と慣れてきたところでもあり,意志力と空き時間の確保は,UCLAに来たときと比べると容易になっているので.

さて,生産力を高くして,この執筆も乗り切ろう.早速,少し書き出したり,調べることにした.