10月29日(木)2015年

Post date: 2015/10/29 20:11:15

KLayout

KLayoutというCADソフトを本格的に使用し始めた.第一の理解が難しかった点は,図形編集の機能がデフォルトでは隠れていることにある.Preferences>Application>Editing Modeにて,Use Editing Mode by Defaultをチェックすると,図形が編集できるようになる.

その後,University of WashingtonのNanofabrication Facilityに,チュートリアルを見つけた.このサイトの方が必要最低限の説明で分かりやすい.

https://ebeam.mff.uw.edu/ebeamweb/training/cad_tut_main/cad_tutorial_main.html

次のポイントは,セルで基本図形を作成し,インスタンスでアレイ化するところにある.これが使えれば,繰り返し作業が少なくて済む.論理関係が構築できていれば,極めてスムーズに作成が可能である.

問題なのは,不安定なことであり,結構,強制終了してしまう.自動回復は望めないので,こまめな保存が求められる.

UCLAの静かな研究室環境

基本的にUCLAの研究室は,あまり妨げがなくて,本業に集中しやすい.

1)研究室全体への電話は殆どない.1週間に2, 3回程度である.大体は研究室メンバーが取るので,自分が取る必要もない.電話を使っての事務的な確認,到着,作業終了の連絡をしないのだと思われる.やるとしても,各自の携帯電話を使用している.2)研究室に出入りする業者は,皆無である.2ヶ月に渡り滞在するが,一度も見たことがない.従って商品をすすめられることもない.3)荷物の受け取りも基本的には必要ない.サインは不要?勝手に置いていく.

研究室に人が来るとしても,別にこちらが対応しなくてもよいことが多い.部屋の設備についても,施設の人が入ってきて,勝手に測定してメンテナンスしてくれる.メンテナンス時には,誰かが立ち会う必要がない.定期的にメンテナンスされるものは,エアコンだったり,ドラフトチャンバー,緊急用洗眼器、緊急用シャワーがある.また2Fから水漏れしたときも,施設の人が出入りして,天井パネルの交換,設備へのカバーをしたりして,勝手に直していった.日本基準での完璧とは言えないが,大体のものはメンテナンスしてくれている.それで十中八九問題はない.

意外に多いのが,共同研究者と友達(パートナーも含む)であるが,当事者間でやり取りしているので,別に自分が応対する必要もない.