アメリカでの1年住むアパート探し

2015.9.12

アメリカで短期滞在者がアパートを探す方法を示す情報は少なく,時間と労力が必要であり,とても苦労しました.私の経験で学んだことが,新たに在外研究を開始する人に有益になると考えて下記に記載します.UCLAでは,Visiting Scholarへの大学所有住宅の貸し出しはしていませんので,自分で住宅を探す必要があります.

正攻法でアパートを探す方法には以下の方法があります.

自分の市場での値打ちを知った上で勝負しないと,不毛なやりとりをずっと続けることになりやすいです.

物件探し

  • まずは物件をWebで探すか,不動産屋さんに見せてもらいます.続いて見学のアポ取りです.基本的には見学しなければ,続いての入居申請をすることはできません.アパート内に複数同タイプのユニットがある場合は,見学しなくても申請できることがあります.
  • 不動産管理業者とは,あらゆる手段(電話,電話番号へのText,E-mail,直接面会,物件見学)を駆使して契約を進めるべきです.電話,Text,E-mailは無視されることがあります.直接面会する手段が一番強いです.
  • よい条件の物件は,1, 2日のレベルで決まっていきます.別の応募者との競争になるので,短期滞在者で信用がない場合,競り負けることが多いです.
  • 見ていると,人気がなく決まらない物件は,何か欠陥があるので,いつまでも決まらないです.
  • 小さい子どもがいる場合は,広いアパート,静かな場所,低層階を進められることがあります.

書類申請

  • よければ,書類(Application)を記入して申請を行います.入居申請には,30ドル/人(18歳以上)程度の費用が発生します.費用が戻る場合,戻らない場合があります.
  • 英語での収入の証明が必要です(家賃の3倍の給料があることの証明,銀行口座残高の証明,雇用証明など)
  • 申請にはIDが必要です(アメリカの運転免許証,パスポート,US VISAなど)

書類審査

  • 大家,不動産業者の中で,詳しくは何が行われているのかはわかりませんが,信用度が高く,金払いに問題がなく,アパートを綺麗に保ってくれる借り主がベストでしょう.そしてできるだけ長期間滞在するテナント(借り主)を好んでいます.
  • アメリカのSSNとCredit History(具体的にはFICO Scoreの値が600以上など)がないと,借りれないことが多いです.借りられたとしても,Security Depositを増やすように(例:家賃の2ヶ月分)要求される場合があります.

Tips

  • 不動産管理業者は,直近の入居可能物件のリストを持っています.Webに公開になる前に決められれば,競争率を下げることができます.
  • Lease Termsの多くは12month Leaseであり,短いTermの物件は少ないです.短い期間のものは,何かの理由があって短くしています.その理由とは,家賃が高い,住宅に問題があることです.
  • 自力で探すだけが方法ではないです.研究室のメンバーに聞くのもいい方法です.
  • 自分がプラスにできた材料は,有効なUS VISA,銀行の残高証明(VISA取得時に使ったもの),DS-2019(UCLAにポジションがあること)です.大家と不動産管理業者が納得できるように,使える証明が多い方がいいです.
  • 土地勘や当てがない場合,最初の1〜2週間は一時住居に住むことを覚悟した方がよいです.一時的な住居には,Hotel/Motel,Airbnb,Subletなどが使用できます.もしいれば,知り合いや親族を頼る方法もできるかもしれません.