明治学院大学国際学部での講義、演習の際、コメントの書き方、レポートや書評レポートに関して伝えたいことをまとめます。
担当講義:比較政治学、演習1~3、基礎演習A、特別演習1、現代史、国際学特講
講義の後のコメントカード、リアクションペーパー。演習での文献にコメント、報告者にコメント…。
大学ではしばしば「意見を述べる」ことが求められます。しかし、意見を述べるとはどういうことでしょう。どうすればうまく意見を述べることができるのでしょうか。
研究者は意見を述べるのが仕事ですが、実は毎回苦労しています。学会、研究会などで意見を述べたいと思っていても、考えをまとめる前にタイミングを逃してしまうこともしばしばです。
コメントのコツを学び、いざというとき、意見を述べられるように練習をしておきましょう。
コメント力は大学生活だけではなく、就活、社会に出てからもいろいろな場面で役に立ちます。
大学での講義や演習は、時事問題にも目を向けていくことで、ずっと内容もわかりやすくなりますし、勉強したことが、現実を理解することに役に立つことを実感することもできます。新聞記事をぜひ読んでください。ウェブでもニュースは見ることができると考えているかもしれませんが、スマホで見られるのはニュースのほんの一部分だけです。新聞記事を読むと、多くの背景や要因、様々な事例に触れ、よりよく時事問題を理解することができるでしょう。
明治学院大学のアカデミック・ライティングの基礎となっているのが、『アカデミック・ライティング ハンドブック』です。←入学時に配布されたA5判の白地にピンクの模様のハンドブックです。初歩から卒論まで、すべてのアカデミックライティングに対応できる、内容の濃いハンドブックです。手元に置いて活用しましょう。
国際学科では、基礎演習Aや演習で、本や雑誌から信頼性の高い情報や解釈にアクセスする方法を学ぶことになっています。単にネットで検索すると、どの情報が信頼できるものなのか、判断が難しいので、まず出発点として、これらの情報源にあたることが望ましいのです。
大学図書館に実際に行かなくても、図書館が契約している様々なデータベースは学外から使うことができます。そのための方法はこちらを参照してください。
明治学院大学図書館にアクセスし、My Libraryにログインして「蔵書・情報検索」を見てみましょう。ページの下のほうに、新聞、ニュースや辞書、統計へのアクセスがでてきます。新聞、ニュースのページからは、日本の主要新聞や関連雑誌のバックナンバーにもアクセスできますし、米英の新聞も読むことができます。辞書、事典のページにあるJapanknowledgeからは、多くの事典、辞書にアクセスすることができます。
これらのデータベースは、同時アクセス数に制限があります。自分の検索が終わったら、ログアウトするのもわすれずに!
皆さん、様々な科目のレポート課題に悩むことは多いのではないでしょうか。
明治学院大学には、大学院生がレポートの相談にのってくれるライティング支援カウンターがあります。
対面の相談とTeamsのオンライン相談のどちらも選べます。気楽な相談の場で、何から始めたらよいかわからない、どうやって資料を集めたらよいかわからないという相談にものってくれますので、ぜひ空き時間に予約して活用してください。利用は何度でもできますが、学期末の締め切り近くになると混みあうので早めがおすすめです。相談までにここまで書いておこうというようなタイムマネージメントにも使えます。ぜひ利用してみてください。
サブページにリンクがあります。
明治学院大学の図書館の図書、雑誌、データーベースを活用して、資料をさがし、報告やレポートの準備をするためのとても詳しいハンドブックです。図書館のサイトからウェブ上でアクセスできます。一年生から卒論を書くまで、いろいろな場面でお世話になります。
見やすく、分かりやすいプレゼンの仕方、レポートの書き方についての説明です。ビジュアルで具体的なので、一年生から学べます。
レポートの問いの立て方、剽窃について、情報の探し方など、個別のトピックについて、よく練られたとても分かりやすい10分ほどの動画が公開されています。
アカデミックなアプローチで、入門から中級までの様々なアカデミック・スキルズを解説してくれています。しっかり論理的に理解したい人におすすめです。
特にわかりにくい、引用の方法や剽窃とは何かについては、英語圏の多くの大学が詳しいサイトを作っているので、参考にしてみてください。これはイェール大学の教育学習センターのサイトで、学部生向けの様々なレポートの書き方についての説明も含まれています。Writing Adviceは特に参考になるので、ぜひ。