配ったプラスミドは、4つの遺伝子(cdc2+, cdc10+, cdc25, cut14+, cut9+)のうち、どれかがひとつが、
Rep1NベクタープラスミドのNdeI-NotIサイトを利用して挿入されたものです。
各遺伝子の配列情報は、分裂酵母の遺伝子データベースであるPombaseからダウンロード可能です。
また、Rep1Nプラスミド自体の塩基配列は、このページの下の方からダウンロード可能です。
Pombaseからダウンロードできる配列にはありませんが、実際には挿入されている遺伝子には、最上流(5' 末端)には制限酵素NdeIの認識配列CATATGが、
末尾(3' 末端)にはNotIの認識配列GCGGCCGCがあります。この2種類の配列は、本来の遺伝子には含まれないものですが、プラスミド作製のために、
人工的に導入されたものです。これらの制限酵素認識配列を利用して各遺伝子をNdeIとNotIで切断し、同様にNdeIとNotIで切断されたRep1NへDNA ligaseを
用いて挿入したものが、今回、配布されたプラスミドです。
下のRep1Nの配列をダウンロードし、どこにNdeIとNotIサイトがあるか、まず探してみましょう。
それができたら、各遺伝子が挿入されたプラスミドはどのような配列になるか、考えてみましょう。