Post date: 2020/02/16
Keywords: 知的Gifted、親の会、居場所支援
佐賀県に異動してからギフテッド応援隊の九州地区の方々と学習会を始めました。
7月から保護者の方と会うようになり、11月から学習会の形になりました。月に一度集まって保護者の疑問や悩みを一緒に学び、考える会に成長していければと考えています。学習会では、1時間、保護者だけで1つのテーマについて話したり、議論しています。その間、子ども達は託児という形式です。
2月の学習会では、恩師のM橋先生とK泉先生が遊びに、もとい、講演に来て下さいました。
午前には、現在僕が中心になって進めている知的GiftedのOverexcitabilities(OE、過度激動、過興奮性等)を評価する質問紙研究について、大学生を対象にした予備データの検討を行いました。
午後からは、親の会学習会でK泉先生に、臨床ケースとして関わっている知的Gifedの認知的アンバランスの問題と、札幌での活動について紹介して頂きました。講演の後の質疑応答も面白く、その認知特性のディスクレパンシーが生じる領域数によって、客観的困難さが変わるのか(主観的には、どのお子さん・保護者も大変さは比較できないものです)、その困難に対する支援方法の予測・確立ができるか、といった内容でした。この点は居場所支援ではなく、個別の心理支援や学習支援になるので、療育や心理療法、特別支援教育といった実践と合わせて検討していく必要がありそうです。
講演の後は、僕らと子ども達・保護者で交流会を行いました。11月から始まった時は子ども達同士、お互いに意識しながらもおっかなびっくりな感じでしたが、今回は自然な感じでお話ししていたり、一緒にゲームをしたりと緩い居場所になりつつあるように思いました。
以上