「映画のイコノロジー@神戸」シリーズ 第1〜3回


人造人間時代


◆第1回◆

『メトロポリスとルドルフ2世の自動機械』

フリッツ・ラング作品「メトロポリス」

2020年6月7日(日)

14時~17時



◆第2回◆

『フランケンシュタインをめぐる物語』

パウル・ヴェゲナー作品「ゴーレム」ジェームズ・ホエール作品「フランケンシュタイン」

2020年12月5日

17時~20時

※神戸に緊急事態宣言が出てしまった場合は延期を予定



◆第3回◆

『19世紀と20世紀の空想科学』

マルセル・レルビエ作品「人でなしの女」カレル・ゼマン作品「悪魔の発明」

2020年12月6日

13時~16時

※神戸に緊急事態宣言が出てしまった場合は延期を予定



◆各回予約制◆

参加費:一般3,000円・学生1500円




【主催】空想藝術商會

【会場】兵庫県神戸市中央区元町通6丁目8-10山端ビル2階 203号室

【アクセス】

・神戸高速鉄道「西元町駅」西改札口宇治川/神戸地方裁判所方面出口…徒歩1分

・JR「神戸駅」中央改札口…徒歩8分

・阪急電鉄「花隈駅」西口…徒歩10分 ・神戸市営地下鉄「大倉山駅」…徒歩10分





メールでの予約、お問合せも受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください。

cinema.musica.n.m@gmail.com





「映画のイコノロジー」とは、映画の解説や作品分析ではなく、映画の細部に着目して、その作品全体との連関や映画の成立に至った時代背景を探ろうとする試みである。

例えば宮崎駿の『風立ちぬ』で、主人公の堀越二郎がドイツで泊まるホテルの部屋に掛けてある絵が一瞬見える。それはベックリンの作品『死の島』であり、戦間期ドイツで複製画が流行したが、その意味するものと『風立ちぬ』のテーマの関係を探求するといった手法である。「神は細部に宿る」と云われるが、一瞬の画面の片隅にも作品全体を読み解く鍵が隠されているとすれば、これ程面白い探偵術もないだろう。

講師 : 松本夏樹